海底電信線保護万国連合条約ニ依ル海底電信線ヲ損壊シテ通信ヲ障碍シ 又ハ障碍スヘキ危険ヲ生セシメタル者ハ五年以下ノ懲役 又ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス
但シ海底電信線ヲ布設 又ハ修繕スルニ付已ムコトヲ得サルニ出テタル者ハ此ノ限ニ在ラス
海底電信線保護万国連合条約ニ依ル海底電信線ヲ損壊シテ通信ヲ障碍シ 又ハ障碍スヘキ危険ヲ生セシメタル者ハ五年以下ノ懲役 又ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス
但シ海底電信線ヲ布設 又ハ修繕スルニ付已ムコトヲ得サルニ出テタル者ハ此ノ限ニ在ラス
前項ノ未遂罪ハ 之ヲ罰ス
過失ニ因リ第一項ノ行為ヲ為シタル者ハ五十万円以下ノ罰金ニ処ス
自己ノ生命 若ハ船舶ヲ保護スル為 又ハ海底電信線ヲ布設 若ハ修繕スルニ付已ムコトヲ得スシテ海底電信線ヲ損壊シタル者ハ直ニ無線電信ニ依リ 電信官署 又ハ帝国領事館ニ届出ツヘシ無線電信ニ依ルコトヲ得サルトキハ最初ニ著船シタル時ヨリ二十四時間内ニ 其ノ地ノ電信官署 又ハ帝国領事館ニ届出ツヘシ
前項ノ規定ニ違反シタル者ハ五千円以下ノ罰金ニ処ス
海底電信線保護万国連合条約第五条第一項乃至第三項 又ハ第六条ノ規定ニ違反シタル者ハ一万円以下ノ罰金ニ処ス
海底電信線保護万国連合条約第十条第二項ノ場合ニ於テ公書ノ呈示ヲ拒ミタル者ハ一万円以下ノ罰金ニ処ス
暴行 又ハ脅迫ヲ以テ前項ノ呈示ヲ拒ミタル者ハ三年以下ノ懲役ニ処ス