消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律

# 平成二十五年法律第百十号 #
略称 : 消防団充実強化法 

第十条 # 公務員の消防団員との兼職に関する特例


1項

一般職の国家公務員 又は一般職の地方公務員から報酬を得て非常勤の消防団員と兼職することを認めるよう求められた場合には、任命権者(法令に基づき国家公務員法昭和二十二年法律第百二十号第百四条の許可 又は地方公務員法昭和二十五年法律第二百六十一号第三十八条第一項の許可の権限を有する者をいう。第三項において同じ。)は、職務の遂行に著しい支障があるときを除き、これを認めなければならない。

2項

前項の規定により消防団員との兼職が認められた場合には、国家公務員法第百四条の許可 又は地方公務員法第三十八条第一項の許可を要しない。

3項

国 及び地方公共団体は、第一項の求め 又は同項の規定により認められた消防団員との兼職に係る職務に専念する義務の免除に関し、消防団の活動の充実強化を図る観点からその任命権者等(任命権者 及び職務に専念する義務の免除に関する権限を有する者をいう。)により柔軟かつ弾力的な取扱いがなされるよう、必要な措置を講ずるものとする。