犯罪被害者等給付金の支給等による犯罪被害者等の支援に関する法律

# 昭和五十五年法律第三十六号 #
略称 : 犯給法 

第五条 # 遺族の範囲及び順位

@ 施行日 : 令和三年九月一日 ( 2021年 9月1日 )
@ 最終更新 : 令和三年法律第三十六号による改正

1項

遺族給付金の支給を受けることができる遺族は、犯罪被害者の死亡の時において、次の各号いずれかに 該当する者とする。

一 号

犯罪被害者の配偶者(婚姻の届出をしていないが、事実上婚姻関係と同様の事情にあつた者を含む。

二 号

犯罪被害者の収入によつて生計を維持していた犯罪被害者の子、父母、孫、祖父母 及び兄弟姉妹

三 号

前号に該当しない犯罪被害者の子、父母、孫、祖父母 及び兄弟姉妹

2項

犯罪被害者の死亡の当時胎児であつた子が出生した場合においては、前項の規定の適用については、その子は、その母が犯罪被害者の死亡の当時犯罪被害者の収入によつて生計を維持していたときにあつては同項第二号の子と、その他のときにあつては同項第三号の子とみなす。

3項

遺族給付金の支給を受けるべき遺族の順位は、第一項各号の順序とし、同項第二号 及び第三号に掲げる者のうちにあつては、それぞれ当該各号に掲げる順序とし、父母については、養父母を先にし、実父母を後にする。

4項

犯罪被害者を故意に死亡させ、又は犯罪被害者の死亡前に、その者の死亡によつて遺族給付金の支給を受けることができる先順位 若しくは同順位の遺族となるべき者を故意に死亡させた者は、遺族給付金の支給を受けることができる遺族としない。


遺族給付金の支給を受けることができる先順位 又は同順位の遺族を故意に死亡させた者も、同様とする。