破産法

# 平成十六年法律第七十五号 #

第百六十三条 # 手形債務支払の場合等の例外

@ 施行日 : 令和六年五月二十四日 ( 2024年 5月24日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第三十三号

1項

前条第一項第一号の規定は、破産者から手形の支払を受けた者がその支払を受けなければ手形上の債務者の一人 又は数人に対する手形上の権利を失う場合には、適用しない

2項

前項の場合において、最終の償還義務者 又は手形の振出しを委託した者が振出しの当時支払の停止等があったことを知り、又は過失によって知らなかったときは、破産管財人は、これらの者に破産者が支払った金額を償還させることができる。

3項

前条第一項の規定は、破産者が租税等の請求権(共助対象外国租税の請求権を除く)又は罰金等の請求権につき、その徴収の権限を有する者に対してした担保の供与 又は債務の消滅に関する行為には、適用しない