簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律

# 平成十八年法律第四十七号 #
略称 : 行革推進法  行政改革推進法 

第二十条 # 道路整備特別会計等の見直し

@ 施行日 : 令和四年四月一日 ( 2022年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第七号による改正

1項

道路整備特別会計、治水特別会計、港湾整備特別会計、空港整備特別会計 及び都市開発資金融通特別会計は、平成二十年度までに統合するものとする。


この場合において、これらの特別会計において経理されていた事務 及び事業については、その合理化 及び効率化を図るものとする。

2項

空港整備特別会計において経理されている事務 及び事業については、将来において、独立行政法人 その他の国以外の者に行わせることについて検討するものとする。

3項

特定の税の収入額(これに相当する額を含む。以下 この項において同じ。)の全部 又は一部を道路に関する費用の財源に充てる制度(以下 この項において「特定財源制度」という。)については、国の財政状況の悪化をもたらさないよう十分に配慮しつつ、特定財源制度に係る税の収入額の使途の在り方について、納税者の理解を得られるよう、次の基本方針により、見直しを行うものとする。

一 号

道路の整備は、これに対する需要を踏まえ、その必要性を見極めつつ、計画的に進めるものとする。


この場合において、道路の整備に係る歳出については、一層の重点化 及び効率化を図るものとする。

二 号

特定財源制度に係る税については、厳しい財政状況にかんがみ、及び環境への影響に配慮し、平成十七年十二月における税率の水準を維持するものとする。

三 号

特定財源制度に係る税の収入額については、一般財源化を図ることを前提とし、平成十九年度以降の歳出 及び歳入の在り方に関する検討と併せて、納税者の理解を得つつ、具体的な改正の案を作成するものとする。

4項

空港整備特別会計法昭和四十五年法律第二十五号)附則第十一項の規定による措置については、第一項の統合の後においても、空港の整備に係る歳出 及び借入金を抑制するよう努めつつ、これを実施するものとし、将来において、空港の整備の進捗状況を踏まえ、その廃止について検討するものとする。