職業安定法

# 昭和二十二年法律第百四十一号 #
略称 : 職安法 

第四条 # 定義

@ 施行日 : 令和四年十月一日 ( 2022年 10月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第十二号による改正

1項

この法律において「職業紹介」とは、求人 及び求職の申込みを受け、求人者と求職者との間における雇用関係の成立をあつせんすることをいう。

○2項

この法律において「無料の職業紹介」とは、職業紹介に関し、いかなる名義でも、その手数料 又は報酬を受けないで行う職業紹介をいう。

○3項

この法律において「有料の職業紹介」とは、無料の職業紹介以外の職業紹介をいう。

○4項

この法律において「職業指導」とは、職業に就こうとする者に対し、実習、講習、指示、助言、情報の提供 その他の方法により、その者の能力に適合する職業の選択を容易にさせ、及び その職業に対する適応性を増大させるために行う指導をいう。

○5項

この法律において「労働者の募集」とは、労働者を雇用しようとする者が、自ら 又は他人に委託して、労働者となろうとする者に対し、その被用者となることを勧誘することをいう。

○6項

この法律において「募集情報等提供」とは、次に掲げる行為をいう。

一 号

労働者の募集を行う者等(労働者の募集を行う者、募集受託者(第三十九条に規定する募集受託者をいう。第三号第五条の三第一項第五条の四第一項 及び第二項 並びに第五条の五第一項において同じ。)又は職業紹介事業者 その他厚生労働省令で定める者(以下 この項において「職業紹介事業者等」という。)をいう。第四号において同じ。)の依頼を受け、労働者の募集に関する情報を労働者になろうとする者 又は 他の職業紹介事業者等に提供すること。

二 号

前号に掲げるもののほか、労働者の募集に関する情報を、労働者になろうとする者の職業の選択を容易にすることを目的として収集し、労働者になろうとする者等(労働者になろうとする者 又は職業紹介事業者等をいう。次号において同じ。)に提供すること。

三 号

労働者になろうとする者等の依頼を受け、労働者になろうとする者に関する情報を労働者の募集を行う者、募集受託者 又は他の職業紹介事業者等に提供すること。

四 号

前号に掲げるもののほか、労働者になろうとする者に関する情報を、労働者の募集を行う者の必要とする労働力の確保を容易にすることを目的として収集し、労働者の募集を行う者等に提供すること。

○7項

この法律において「特定募集情報等提供」とは、労働者になろうとする者に関する情報を収集して行う募集情報等提供をいう。

○8項

この法律において「労働者供給」とは、供給契約に基づいて労働者を他人の指揮命令を受けて労働に従事させることをいい、労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律昭和六十年法律第八十八号。以下「労働者派遣法」という。第二条第一号に規定する労働者派遣に該当するものを含まないものとする。

○9項

この法律において「特定地方公共団体」とは、第二十九条第一項の規定により無料の職業紹介事業を行う地方公共団体をいう。

○10項

この法律において「職業紹介事業者」とは、第三十条第一項 若しくは第三十三条第一項の許可を受けて、又は第三十三条の二第一項 若しくは第三十三条の三第一項の規定による届出をして職業紹介事業を行う者をいう。

○11項

この法律において「特定募集情報等提供事業者」とは、第四十三条の二第一項の規定による届出をして特定募集情報等提供事業を行う者をいう。

12項

この法律において「労働者供給事業者」とは、第四十五条の規定により労働者供給事業を行う労働組合等(労働組合法による労働組合 その他これに準ずるものであつて厚生労働省令で定めるものをいう。以下同じ。)をいう。

13項

この法律において「個人情報」とは、個人に関する情報であつて、特定の個人を識別することができるもの(他の情報と照合することにより特定の個人を識別することができることとなるものを含む。)をいう。