著作権法

# 昭和四十五年法律第四十八号 #

第百十六条 # 著作者又は実演家の死後における人格的利益の保護のための措置

@ 施行日 : 令和六年一月一日 ( 2024年 1月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第三十三号による改正

1項

著作者 又は実演家の死後においては、その遺族死亡した著作者 又は実演家の配偶者、子、父母、孫、祖父母 又は兄弟姉妹をいう。以下 この条において同じ。)は、当該著作者 又は実演家について第六十条 又は第百一条の三の規定に違反する行為をする者 又はするおそれがある者に対し第百十二条の請求を、故意 又は過失により著作者人格権 又は実演家人格権を侵害する行為 又は第六十条 若しくは第百一条の三の規定に違反する行為をした者に対し前条の請求をすることができる。

2項

前項の請求をすることができる遺族の順位は、同項に規定する順序とする。


ただし著作者 又は実演家遺言によりその順位を別に定めた場合は、その順序とする。

3項

著作者 又は実演家は、遺言により、遺族に代えて第一項請求をすることができる者を指定することができる。


この場合において、その指定を受けた者は、当該著作者 又は実演家の死亡の日の属する年の翌年から起算して七十年を経過した後(その経過する時に遺族が存する場合にあつては、その存しなくなつた後)においては、その請求をすることができない