著作権法

# 昭和四十五年法律第四十八号 #

附 則

平成一四年六月一九日法律第七二号

分類 法律
カテゴリ   文化
@ 施行日 : 令和六年一月一日 ( 2024年 1月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第三十三号による改正
最終編集日 : 2024年 04月16日 09時49分


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@ 施行期日

1項

この法律の規定は、次の各号に掲げる区分に従い、当該各号に定める日から施行する。

一 号

第七条の改正規定、第八条の改正規定、第九十五条の改正規定、第九十五条の三の改正規定、第九十七条の改正規定、第九十七条の三の改正規定 並びに附則第二項から第四項まで、第六項、第七項 及び第九項の規定

実演 及びレコードに関する世界知的所有権機関条約(以下「実演・レコード条約」という。)が日本国について効力を生ずる日

二 号

目次の改正規定(第百条の四」を「第百条の五」に改める部分に限る)、第八十九条第四項の改正規定、第九十九条の次に一条を加える改正規定、第四章第五節中第百条の四を第百条の五とし、第百条の三の次に一条を加える改正規定 及び第百三条の改正規定平成十五年一月一日

三 号

前二号に掲げる規定以外の規定

実演・レコード条約が日本国について効力を生ずる日 又は平成十五年一月一日のうちいずれか早い日

@ 著作隣接権に関する規定の適用

2項

改正後の著作権法(以下「新法」という。) 第七条第四号に掲げる実演(同条第一号から第三号までに掲げる実演に該当するものを除く)で次に掲げるもの又は同条第五号に掲げる実演で次に掲げるものに対する新法中著作隣接権に関する規定(第九十五条 並びに第九十五条の三第三項 及び第四項の規定を含む。)の適用については、著作権法の一部を改正する法律(昭和六十一年法律第六十四号) 附則第三項、著作権法の一部を改正する法律(平成元年法律第四十三号。以下「平成元年改正法」という。) 附則第二項 及び著作権法の一部を改正する法律(平成三年法律第六十三号。以下「平成三年改正法」という。) 附則第二項の規定は、適用しない

一 号
実演・レコード条約の締約国において行われた実演
二 号
次に掲げるレコードに固定された実演

実演・レコード条約の締約国の国民(当該締約国の法令に基づいて設立された法人 及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ。)をレコード製作者とするレコード

レコードでこれに固定されている音が最初に実演・レコード条約の締約国において固定されたもの

3項

前項各号に掲げる実演に係る実演家で当該実演が行われた際国内に常居所を有しない外国人であったものに対する新法中著作隣接権に関する規定(第九十五条 並びに第九十五条の三第三項 及び第四項の規定を含む。)の適用については、平成元年改正法附則第四項の規定は、適用しない

4項

次に掲げるレコードに対する新法中著作隣接権に関する規定(第九十七条 及び第九十七条の三第三項から第五項までの規定を含む。)の適用については、平成元年改正法附則第二項 及び第三項 並びに平成三年改正法附則第三項の規定は、適用しない

一 号
新法第八条第三号に掲げるレコードで次に掲げるもの

実演・レコード条約の締約国の国民をレコード製作者とするレコード

レコードでこれに固定されている音が最初に実演・レコード条約の締約国において固定されたもの

二 号

新法第八条第四号に掲げるレコードで許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の保護に関する条約により我が国が保護の義務を負うもの

@ 実演家人格権についての経過措置

5項

この法律の施行前にその実演家の許諾を得て作成された録音物 又は録画物に固定されている実演については、新法第九十条の二第一項の規定 及び第九十条の三第一項の規定は、適用しないただし、この法律の施行後、当該実演に表示されていた当該実演に係る実演家名の表示を削除し、若しくは改変した場合 若しくは当該実演に新たに実演家名を表示した場合 又は当該実演を改変した場合には、この限りでない。

@ 商業用レコードの二次使用についての経過措置

6項

実演家、レコード製作者 及び放送機関の保護に関する国際条約(以下 この項 及び次項において「実演家等保護条約」という。)の締約国であり、かつ実演・レコード条約の締約国である国の国民をレコード製作者とするレコードに固定されている実演であって、実演家等保護条約が日本国について効力を生じた日より前に当該固定がされた実演に係る実演家についての新法第九十五条第一項の規定の適用については、同条第二項の規定にかかわらず、同条第四項の規定の例による。

7項

実演家等保護条約の締約国であり、かつ実演・レコード条約の締約国である国の国民をレコード製作者とするレコードであって、実演家等保護条約が日本国について効力を生じた日より前にその音が最初に固定されたレコードに係るレコード製作者についての新法第九十七条第一項の規定の適用については、同条第二項の規定において準用する新法第九十五条第二項の規定にかかわらず、新法第九十七条第二項の規定において準用する新法第九十五条第四項の規定の例による。

@ レコードの保護期間についての経過措置

8項

新法第百一条第二項第二号の規定は、この法律の施行の際現に改正前の著作権法による著作隣接権が存するレコードについて適用し、この法律の施行の際現に改正前の著作権法による著作隣接権が消滅しているレコードについては、なお従前の例による。