裁判所法

# 昭和二十二年法律第五十九号 #

第四十一条 # 最高裁判所の裁判官の任命資格

@ 施行日 : 令和五年六月十四日 ( 2023年 6月14日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第五十三号による改正

1項

最高裁判所の裁判官は、識見の高い、法律の素養のある年齢四十年以上の者の中からこれを任命し、そのうち少くとも十人は、十年以上第一号 及び第二号に掲げる職の 若しくはに在つた者 又は左の各号に掲げる職の 若しくは二以上に在つてその年数を通算して二十年以上になる者でなければならない。

一 号
高等裁判所長官
二 号
判事
三 号
簡易裁判所判事
四 号
検察官
五 号
弁護士
六 号

別に法律で定める大学の法律学の教授 又は准教授

○2項

五年以上前項第一号 及び第二号に掲げる職の一 若しくは二に在つた者 又は十年以上同項第一号から第六号までに掲げる職の若しくは二以上に在つた者が判事補、裁判所調査官、最高裁判所事務総長、裁判所事務官、司法研修所教官、裁判所職員総合研修所教官、法務省の事務次官、法務事務官 又は法務教官の職に在つたときは、その在職は、同項の規定の適用については、これを同項第三号から第六号までに掲げる職の在職とみなす。

○3項

前二項の規定の適用については、第一項第三号乃至第五号 及び前項に掲げる職に在つた年数は、司法修習生の修習を終えた後の年数に限り、これを当該職に在つた年数とする。

○4項

三年以上第一項第六号の大学の法律学の教授 又は准教授の職に在つた者が簡易裁判所判事、検察官 又は弁護士の職に就いた場合においては、その簡易裁判所判事、検察官(副検事を除く)又は弁護士の職に在つた年数については、前項の規定は、これを適用しない