貨物自動車運送事業法

# 平成元年法律第八十三号 #

第十七条 # 輸送の安全

@ 施行日 : 令和六年八月一日 ( 2024年 8月1日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第二十三号

1項

一般貨物自動車運送事業者は、次に掲げる事項に関し国土交通省令で定める基準を遵守しなければならない。

一 号
事業用自動車の数、荷役 その他の事業用自動車の運転に附帯する作業の状況等に応じて必要となる員数の運転者 及びその他の従業員の確保、事業用自動車の運転者がその休憩 又は睡眠のために利用することができる施設の整備 及び管理、事業用自動車の運転者の適切な勤務時間 及び乗務時間の設定 その他事業用自動車の運転者の過労運転を防止するために必要な事項
二 号
事業用自動車の定期的な点検 及び整備 その他事業用自動車の安全性を確保するために必要な事項
2項
一般貨物自動車運送事業者は、事業用自動車の運転者が疾病により安全な運転ができないおそれがある状態で事業用自動車を運転することを防止するために必要な医学的知見に基づく措置を講じなければならない。
3項

一般貨物自動車運送事業者は、事業用自動車の最大積載量を超える積載をすることとなる運送(以下「過積載による運送」という。)の引受け、過積載による運送を前提とする事業用自動車の運行計画の作成 及び事業用自動車の運転者 その他の従業員に対する過積載による運送の指示をしてはならない。

4項

前三項に規定するもののほか、一般貨物自動車運送事業者は、輸送の安全を確保するため、国土交通省令で定める事項を遵守しなければならない。

5項

事業用自動車の運転者 及び運転の補助に従事する従業員は、運行の安全を確保するため、国土交通省令で定める事項を遵守しなければならない。