道路交通法

# 昭和三十五年法律第百五号 #
略称 : 道交法 

第九十九条の二 # 技能検定員

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第六十三号による改正

1項

指定自動車教習所を管理する者は、技能検定を行わせるため、技能検定員を選任しなければならない。

2項

第四項の技能検定員資格者証の交付を受けていない者は、技能検定員となることができない

3項

技能検定員は、刑法 その他の罰則の適用については、法令により公務に従事する職員とみなす。

4項

公安委員会は、次の各号いずれにも該当する者に対し、技能検定員資格者証を交付する。

一 号

次のいずれかに該当する者

公安委員会が国家公安委員会規則で定めるところにより技能検定に関する技能 及び知識に関して行う審査に合格した者

自動車安全運転センターが行う自動車の運転に関する研修の課程であつて国家公安委員会が指定するものを修了した者

公安委員会が国家公安委員会規則で定めるところにより技能検定に関し 又はに掲げる者と同等以上の技能 及び知識を有すると認める者

二 号

次のいずれにも該当しない者

二十五歳未満の者

過去三年以内第九十九条の五第五項に規定する卒業証明書 又は修了証明書の発行に関し不正な行為をした者

第百十七条の二の二第一項第九号の罪を犯し罰金以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して三年を経過していない者

自動車等の運転に関し自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律第二条から第六条までの罪 又はこの法律に規定する罪(第百十七条の二の二第一項第九号の罪を除く)を犯し禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して三年を経過していない者

次項第二号 又は第三号に該当して同項の規定によ 技能検定員資格者証の返納を命ぜられ、その返納の日から起算して三年を経過していない者

5項

公安委員会は、前項の技能検定員資格者証の交付を受けた者が次の各号いずれかに該当すると認めるときは、国家公安委員会規則で定めるところにより、その者に係る技能検定員資格者証の返納を命ずることができる。

一 号

前項第二号ロからニまでに掲げる者のいずれかに該当するに至つたとき。

二 号

偽りその他不正の手段により技能検定員資格者証の交付を受けたとき。

三 号

技能検定員の業務に関し不正な行為をし、その情状が技能検定員として不適当であると認められるとき。

6項

前二項に定めるもののほか第四項の技能検定員資格者証に関し必要な事項は、国家公安委員会規則で定める。