道路交通法

# 昭和三十五年法律第百五号 #
略称 : 道交法 

第百四条 # 意見の聴取

@ 施行日 : 令和六年五月二十四日 ( 2024年 5月24日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第三十四号による改正

1項

公安委員会は、第百三条第一項第五号の規定により免許を取り消し、若しくは免許の効力を九十日公安委員会が九十日を超えない範囲内においてこれと異なる期間を定めたときは、その期間。次条第一項において同じ。以上停止しようとするとき、第百三条第二項第一号から第四号までのいずれかの規定により免許を取り消そうとするとき、又は同条第三項同条第五項において準用する場合を含む。)の処分移送通知書(同条第一項第五号 又は第二項第一号から第四号までいずれかに係るものに限る)の送付を受けたときは、公開による意見の聴取を行わなければならない。


この場合において、公安委員会は、意見の聴取の期日の一週間前までに、当該処分に係る者に対し、処分をしようとする理由 並びに意見の聴取の期日 及び場所を通知し、かつ、意見の聴取の期日 及び場所を公示しなければならない。

2項

意見の聴取に際しては、当該処分に係る者 又はその代理人は、当該事案について意見を述べ、かつ、有利な証拠を提出することができる。

3項

意見の聴取を行う場合において、必要があると認めるときは、公安委員会は、道路交通に関する事項に関し専門的知識を有する参考人 又は当該事案の関係人の出頭を求め、これらの者からその意見 又は事情を聴くことができる。

4項

公安委員会は、当該処分に係る者 又はその代理人が正当な理由がなくて出頭しないとき、又は当該処分に係る者の所在が不明であるため第一項の通知をすることができず、かつ、同項後段の規定による公示をした日から三十日を経過しても その者の所在が判明しないときは、同項の規定にかかわらず、意見の聴取を行わないで第百三条第一項 若しくは第四項の規定による免許の取消し 若しくは効力の停止(同条第一項第五号に係るものに限る)又は同条第二項 若しくは第四項の規定による免許の取消し(同条第二項第一号から第四号までいずれかに係るものに限る)をすることができる。

5項

前各項に定めるもののほか、意見の聴取の実施について必要な事項は、政令で定める。