道路交通法

# 昭和三十五年法律第百五号 #
略称 : 道交法 

第百条の二 # 再試験

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第六十三号による改正

1項

公安委員会は、準中型免許、普通免許、大型二輪免許、普通二輪免許 又は原付免許を受けた者で、当該免許を受けた日から当該免許を受けていた期間(当該免許の効力が停止されていた期間を除く)が通算して一年に達することとなる日までの間(以下「初心運転者期間」という。)に当該免許に係る免許自動車等の運転に関しこの法律 若しくはこの法律に基づく命令の規定 又はこの法律の規定に基づく処分に違反する行為をし、当該行為が当該免許について政令で定める基準に該当することとなつたもの(以下「基準該当初心運転者」という。)に対し、その者が当該免許に係る免許自動車等を安全に運転するために必要な能力を現に有するかどうかを確認するための試験(以下「再試験」という。)を行うものとする。


ただし、次に掲げる者については、この限りでない。

一 号

当該免許を受けた日前六月以内に当該免許に係る上位免許を受けていたことがある者

二 号

当該免許を受けた日前六月以内に当該免許と同一の種類の免許(当該免許と同等の免許として政令で定めるものを含み、第百四条の二の二第一項第二項 又は第四項の規定により取り消された免許 及びこれに準ずるものとして政令で定める免許を除く)を受けていたことがあり、かつ、その免許を受けていた期間(その免許の効力が停止されていた期間を除く)が通算して一年以上である者

三 号

当該免許を受けた日以後に当該免許に係る上位免許を受けた者

四 号

第百八条の二第一項第十号に掲げる講習を終了した者(当該講習を終了した後初心運転者期間が経過することとなるまでの間に当該免許に係る免許自動車等の運転に関しこの法律 若しくはこの法律に基づく命令の規定 又はこの法律の規定に基づく処分に違反する行為をし、当該行為が当該講習に係る免許について政令で定める基準に該当することとなる者を除く

五 号

当該免許が準中型免許である場合において、普通免許を現に受けており、かつ、当該準中型免許を受けた日前に当該普通免許を受けていた期間(当該免許の効力が停止されていた期間を除く)が通算して二年以上である者

2項

再試験は、基準該当初心運転者の当該免許に係る初心運転者期間が経過した時におけるその者の住所地を管轄する公安委員会が、当該期間が経過した後、免許の種類ごとに自動車等の運転について必要な技能 及び知識(原付免許にあつては必要な知識に限る)について行う。

3項

第九十七条第二項から第四項までの規定は、公安委員会が行う再試験について準用する。

4項

公安委員会は、第一項の規定に基づき再試験を行おうとする場合には、内閣府令で定めるところにより、基準該当初心運転者の当該免許に係る初心運転者期間が経過した後速やかに、再試験を行う旨 及びその理由 その他必要な事項を基準該当初心運転者に書面で通知しなければならない。

5項

基準該当初心運転者は、公安委員会から再試験の通知(前項の規定による通知をいう。以下同じ。)を受けたときは、当該通知を受けた日の翌日から起算した期間(再試験を受けないことについて政令で定めるやむを得ない理由のある者にあつては、当該期間から当該事情の存する期間を除いた期間)が通算して一月を超えることとなるまでに、当該公安委員会に内閣府令で定める再試験受験申込書を提出して、再試験を受けなければならない。


第九十二条の二第四項の規定は、この場合について準用する。