道路法

# 昭和二十七年法律第百八十号 #

第四十七条の二 # 限度超過車両の通行の許可等

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第三十四号による改正

1項

道路管理者は、車両の構造 又は車両に積載する貨物が特殊であるためやむを得ないと認めるときは、前条第二項の規定 又は同条第三項の規定による禁止 若しくは制限にかかわらず、当該車両を通行させようとする者の申請に基づいて、通行経路、通行時間等について、道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止するため必要な条件を付して、同条第一項の政令で定める最高限度 又は同条第三項に規定する限度を超える車両(以下「限度超過車両」という。)の通行を許可することができる。

2項

前項の申請が道路管理者を異にする二以上の道路に係るものであるとき(国土交通省令で定める場合を除く)は、同項の許可に関する権限は、政令で定めるところにより、一の道路の道路管理者が行うものとする。


この場合において、当該一の道路の道路管理者が同項の許可をしようとするときは、他の道路の道路管理者に協議し、その同意を得なければならない。

3項

前項の規定により二以上の道路について一の道路の道路管理者が行う第一項の許可を受けようとする者は、手数料を道路管理者(当該許可に関する権限を行う者が国土交通大臣である場合にあつては、国)に納めなければならない。

4項

前項の手数料の額は、実費を勘案して、当該許可に関する権限を行う者が国土交通大臣である場合にあつては政令で、


その他の者である場合にあつては当該道路管理者である地方公共団体の条例で定める。

5項

道路管理者は、第一項の許可をしたときは、許可証を交付しなければならない。

6項

前項の規定により許可証の交付を受けた者は、当該許可に係る通行中、当該許可証を当該車両に備え付けていなければならない。

7項

第一項の許可の申請の方法、第五項の許可証の様式 その他第一項の許可の手続について必要な事項は、国土交通省令で定める。