道路法

# 昭和二十七年法律第百八十号 #

第四十八条の二 # 自動車専用道路の指定

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和三年法律第九号による改正

1項

道路管理者は、交通が著しくふくそうして道路における車両の能率的な運行に支障のある市街地 及び その周辺の地域において、交通の円滑を図るために必要があると認めるときは、まだ供用の開始(他の道路と交差する部分について第十八条第二項ただし書の規定によりあつたものとみなされる供用の開始 及び自動車のみの一般交通の用に供する供用の開始を除く次項において同じ。)がない道路(高速自動車国道を除く)について、自動車のみの一般交通の用に供する道路を指定することができる。


この場合において、当該道路に二以上の道路管理者(当該道路と交差する道路の道路管理者を除く)があるときは、それらの道路管理者が共同して当該指定をするものとする。

2項

道路管理者は、交通が著しくふくそうし、又はふくそうすることが見込まれることにより、車両の能率的な運行に支障があり、若しくは道路交通騒音により生ずる障害があり、又はそれらのおそれがある道路(高速自動車国道 及び前項の規定により指定された道路を除く。以下 この項において同じ。)の区間内において、交通の円滑 又は道路交通騒音により生ずる障害の防止を図るために必要があると認めるときは、当該道路(まだ供用の開始がないものに限る)又は道路の部分について、区域を定めて、自動車のみの一般交通の用に供する道路 又は道路の部分を指定することができる。


ただし、通常他に道路の通行の方法があつて、自動車以外の方法による通行に支障のない場合に限る

3項

道路管理者は、第一項 又は前項の規定による指定をしようとする場合においては、一般自動車道(道路運送法第二条第八項に規定する一般自動車道をいう。次条において同じ。)との調整について特に考慮を払わなければならない。

4項

道路管理者は、第一項 又は第二項の規定による指定をしようとする場合においては、国土交通省令で定めるところにより、あらかじめ、その旨を公示しなければならない。


その指定を解除しようとする場合においても、同様とする。