郵便法

# 昭和二十二年法律第百六十五号 #

第四十一条 # 還付不能の郵便物

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号による改正

1項

差出人に還付すべき郵便物で、 差出人不明 その他の事由により還付することができないものは、会社において、これを開くことができる。

○2項

前項の規定により開いても、なお配達することも還付することもできない郵便物は、会社において、これを保管する。

○3項

前項の規定により保管した郵便物で有価物でないものは、その保管を開始した日から三箇月以内にその交付を請求する者がないときは、これを棄却し、有価物で滅失 若しくはき損のおそれがあるもの 又はその保管に過分の費用を要するものは、直ちにこれを売却し、その売却代金の一割に相当する金額をもつて売却手数料に充てた上 その残額を保管する。

○4項

前項の規定により売却された有価物以外の有価物 及び同項の規定により保管される売却代金は、当該郵便物の保管を開始した日から一年以内にその交付を請求する者がないときは、会社に帰属する。