駐車場法

# 昭和三十二年法律第百六号 #

第五章 建築物における駐車施設の附置及び管理

分類 法律
カテゴリ   都市計画
@ 施行日 : 平成二十九年六月十五日
@ 最終更新 : 平成二十九年法律第二十六号による改正
最終編集日 : 2023年 07月22日 10時04分


1項

地方公共団体は、駐車場整備地区内 又は商業地域内 若しくは近隣商業地域内において、延べ面積が二千平方メートル以上で条例で定める規模以上の建築物を新築し、延べ面積が当該規模以上の建築物について増築をし、又は建築物の延べ面積が当該規模以上となる増築をしようとする者に対し、条例で、その建築物 又はその建築物の敷地内に自動車の駐車のための施設(以下「駐車施設」という。)を設けなければならない旨を定めることができる。


劇場、百貨店、事務所 その他の自動車の駐車需要を生じさせる程度の大きい用途で政令で定めるもの(以下「特定用途」という。)に供する部分のある建築物で特定用途に供する部分(以下「特定部分」という。)の延べ面積が当該駐車場整備地区内 又は商業地域内 若しくは近隣商業地域内の道路 及び自動車交通の状況を勘案して条例で定める規模以上のものを新築し、特定部分の延べ面積が当該規模以上の建築物について特定用途に係る増築をし、又は建築物の特定部分の延べ面積が当該規模以上となる増築をしようとする者に対しては、当該新築 又は増築後の当該建築物の延べ面積が二千平方メートル未満である場合においても、同様とする。

2項

地方公共団体は、駐車場整備地区 若しくは商業地域 若しくは近隣商業地域の周辺の都市計画区域内の地域(以下「周辺地域」という。)内で条例で定める地区内、又は周辺地域、駐車場整備地区 並びに商業地域 及び近隣商業地域以外の都市計画区域内の地域であつて自動車交通の状況が周辺地域に準ずる地域内 若しくは自動車交通がふくそうすることが予想される地域内で条例で定める地区内において、特定部分の延べ面積が二千平方メートル以上で条例で定める規模以上の建築物を新築し、特定部分の延べ面積が当該規模以上の建築物について特定用途に係る増築をし、又は建築物の特定部分の延べ面積が当該規模以上となる増築をしようとする者に対し、条例で、その建築物 又はその建築物の敷地内に駐車施設を設けなければならない旨を定めることができる。

3項

前二項の延べ面積の算定については、同一敷地内の二以上の建築物で用途上不可分であるものは、これを一の建築物とみなす。

1項

地方公共団体は、前条第一項の地区 若しくは地域内 又は同条第二項の地区内において、建築物の部分の用途の変更(以下「用途変更」という。)で、当該用途変更により特定部分の延べ面積が一定規模同条第一項の地区 又は地域内のものにあつては特定用途について同項に規定する条例で定める規模、同条第二項の地区内のものにあつては同項に規定する条例で定める規模をいう。以下同じ。以上となるもののために大規模の修繕 又は大規模の模様替(建築基準法第二条第十四号 又は第十五号に規定するものをいう。以下同じ。)をしようとする者 又は特定部分の延べ面積が一定規模以上の建築物の用途変更で、当該用途変更により特定部分の延べ面積が増加することとなるもののために大規模の修繕 又は大規模の模様替をしようとする者に対し、条例で、その建築物 又はその建築物の敷地内に駐車施設を設けなければならない旨を定めることができる。

2項

前条第三項の規定は、前項の延べ面積の算定について準用する。

1項

地方公共団体は、第二十条第一項 若しくは第二項 又は前条第一項の規定に基づく条例で定めるところにより設けられた駐車施設の所有者 又は管理者に対し、条例で当該駐車施設をその設置の目的に適合するように管理しなければならない旨を定めることができる。