公職の候補者(衆議院議員 又は参議院比例代表選出議員の候補者を除く。以下この条において同じ。)となろうとする者は、当該選挙の期日の公示 又は告示があつた日に、郵便等によることなく、文書でその旨を当該選挙長に届け出なければならない。
公職選挙法
第八十六条の四 # 衆議院議員又は参議院比例代表選出議員の選挙以外の選挙における候補者の立候補の届出等
選挙人名簿に登録された者が他人を公職の候補者としようとするときは、本人の承諾を得て、前項の公示 又は告示があつた日に、郵便等によることなく、文書でその推薦の届出をすることができる。
前二項の文書には、公職の候補者となるべき者の氏名、本籍、住所、生年月日、職業 及び所属する政党 その他の政治団体の名称(二以上の政党 その他の政治団体に所属するときは、いずれか一の政党 その他の政治団体の名称とし、次項に規定する証明書に係る政党 その他の政治団体の名称をいうものとする。)その他政令で定める事項を記載しなければならない。
第一項 及び第二項の文書には、次の各号に掲げる選挙の区分に応じ当該各号に定める宣誓書、所属する政党 その他の政治団体の名称を記載する場合にあつては当該記載に関する当該政党 その他の政治団体の証明書(参議院選挙区選出議員の候補者については、当該政党 その他の政治団体の代表者の証明書)その他政令で定める文書を添えなければならない。
参議院(選挙区選出)議員の選挙
第八十六条の八第一項、第八十七条第一項、第八十七条の二、第二百五十一条の二 又は第二百五十一条の三の規定により当該選挙において公職の候補者となることができない者でないことを当該公職の候補者となるべき者が誓う旨の宣誓書
都道府県の議会の議員の選挙
当該選挙の期日において第九条第二項 又は第三項に規定する住所に関する要件を満たす者であると見込まれること 及び第八十六条の八第一項、第八十七条第一項、第二百五十一条の二 又は第二百五十一条の三の規定により当該選挙において公職の候補者となることができない者でないことを当該公職の候補者となるべき者が誓う旨の宣誓書
市町村の議会の議員の選挙
当該選挙の期日において第九条第二項に規定する住所に関する要件を満たす者であると見込まれること 及び第八十六条の八第一項、第八十七条第一項、第二百五十一条の二 又は第二百五十一条の三の規定により当該選挙において公職の候補者となることができない者でないことを当該公職の候補者となるべき者が誓う旨の宣誓書
地方公共団体の長の選挙
第八十六条の八第一項、第八十七条第一項、第二百五十一条の二 又は第二百五十一条の三の規定により当該選挙において公職の候補者となることができない者でないことを当該公職の候補者となるべき者が誓う旨の宣誓書
参議院(選挙区選出)議員 又は地方公共団体の議会の議員の選挙については、第一項の公示 又は告示があつた日に届出のあつた公職の候補者が、その選挙における議員の定数を超える場合において、その日後、当該候補者が死亡し 又は公職の候補者たることを辞したものとみなされたときは、前各項の規定の例により、参議院(選挙区選出)議員 又は都道府県 若しくは市の議会の議員の選挙にあつてはその選挙の期日前三日までに、町村の議会の議員の選挙にあつてはその選挙の期日前二日までに、当該選挙における公職の候補者の届出をすることができる。
地方公共団体の長の選挙については、第一項の告示があつた日に届出のあつた候補者が二人以上ある場合において、その日後、当該候補者が死亡し 又は候補者たることを辞したものとみなされたときは、第一項から第四項までの規定の例により、都道府県知事 又は市長の選挙にあつてはその選挙の期日前三日までに、町村の長の選挙にあつてはその選挙の期日前二日までに、当該選挙における候補者の届出をすることができる。
地方公共団体の長の選挙について第一項、第二項 又は前項の規定により届出のあつた候補者が二人以上ある場合において、その選挙の期日の前日までに、当該候補者が死亡し 又は候補者たることを辞したものとみなされたため候補者が一人となつたときは、選挙の期日は、第三十三条第五項(第三十四条の二第五項において準用する場合を含む。)、第三十四条第六項 又は第百十九条第三項の規定により告示した期日後五日に当たる日に延期するものとする。
この場合においては、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会は、直ちにその旨を告示しなければならない。
前項 又は第百二十六条第二項の場合においては、その告示があつた日から当該選挙の期日前三日までに、第一項から第四項までの規定の例により、当該地方公共団体の長の候補者の届出をすることができる。
第一項、第二項、第五項、第六項 又は前項の規定により届出のあつた者が第八十六条の八第一項、第八十七条第一項、第八十七条の二、第八十八条、第二百五十一条の二 又は第二百五十一条の三の規定により当該選挙において公職の候補者となり、又は公職の候補者であることができない者であることを知つたときは、選挙長は、その届出を却下しなければならない。
公職の候補者は、第一項 又は第二項の規定により届出のあつた公職の候補者にあつては第一項の公示 又は告示があつた日に、第五項、第六項 又は第八項の規定により届出のあつた公職の候補者にあつては当該各項に定める日までに選挙長に届出をしなければ、その候補者たることを辞することができない。
第一項、第二項、第五項、第六項、第八項 若しくは前項の規定による届出があつたとき、第九項の規定により届出を却下したとき 又は公職の候補者が死亡し、若しくは第九十一条第二項 若しくは第百三条第四項の規定に該当するに至つたことを知つたときは、選挙長は、直ちにその旨を告示するとともに、当該選挙に関する事務を管理する選挙管理委員会(参議院合同選挙区選挙については、当該選挙に関する事務を管理する参議院合同選挙区選挙管理委員会)に報告しなければならない。