現場において捜査を行うに当たつては、現場鑑識 その他の科学的合理的な方法により、次に掲げる事項を明らかにするよう努め、犯行の過程を全般的に把握するようにしなければならない。
(1)
号
時の関係
イ
(2)
号
犯行の日時 及びこれを推定し得る状況
ロ
発覚の日時 及び状況
ハ
犯行当時における気象の状況
ニ
その他時に関し参考となる事項
場所の関係
イ
ロ
ハ
(3)
号
現場に通ずる道路 及びその状況
家屋 その他現場附近にある物件 及びその状況
現場の間取等の状況
ニ
現場における器具 その他物品の状況
ホ
指掌紋、足跡 その他のこん跡 並びに遺留物件の位置 及び状況
ヘ
その他場所に関し参考となる事項
被害者の関係
イ
(4)
号
犯人に対する応接 その他被害前の状況
ロ
被害時における抵抗、姿勢等の状況
ハ
傷害の部位 及び程度、被害金品の種別 及び数量等被害の程度
ニ
死体の位置 及び創傷、流血 その他の状況
ホ
その他被害者に関し参考となる事項
被疑者の関係
イ
現場についての侵入 及び逃走の経路
ロ
被疑者の数 及び性別
ハ
犯罪の手段、方法 その他犯罪実行の状況
ニ
被疑者の犯行の動機 並びに被害者との面識 及び現場についての知識の有無を推定し得る状況
ホ
被疑者の人相、風体、特徴、習癖 その他特異な言動等
ヘ
凶器の種類、形状 及び加害の方法 その他加害の状況
ト
その他被疑者に関し参考となる事項