道路交通法施行令

# 昭和三十五年政令第二百七十号 #
略称 : 道交法施行令 

第二十二条 # 自動車の乗車又は積載の制限

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和六年政令第四十三号による改正

1項

自動車の法第五十七条第一項の政令で定める乗車人員 又は積載物の重量、大きさ 若しくは積載の方法の制限は、次の各号に定めるところによる。

一 号

乗車人員(運転者を含む。次条において同じ。)は、自動車(普通自動車で内閣府令で定める大きさ以下の原動機を有するもの(以下この条において「ミニカー」という。)、普通自動車(ミニカーを除く)又は大型特殊自動車で車体の大きさ 及び構造を基準として内閣府令で定めるもの(以下この条において「特定普通自動車等」という。)、大型自動二輪車(側車付きのものを除く。以下この号次号 並びに第三号イ 及びにおいて同じ。)、普通自動二輪車(側車付きのものを除く。以下この号次号 並びに第三号イ 及びにおいて同じ。)並びに小型特殊自動車を除く)にあつては自動車検査証(道路運送車両法第六十条第一項の自動車検査証をいう。以下この条において同じ。)に記録され、又は保安基準適合標章(道路運送車両法第九十四条の五第一項の保安基準適合標章をいう。以下同じ。)若しくは軽自動車届出済証(道路運送車両法第三条の軽自動車の使用者が同法第九十七条の三第一項の規定により届け出たことを証する書類をいう。以下同じ。)に記載された乗車定員を、ミニカー、特定普通自動車等、大型自動二輪車、普通自動二輪車 及び小型特殊自動車にあつては一人特定普通自動車等、大型自動二輪車、普通自動二輪車 及び小型特殊自動車で運転者以外の者の用に供する乗車装置(以下この条において「乗車装置」という。)を備えるものにあつては二人)をそれぞれ超えないこと。


ただし道路交通に関する条約の実施に伴う道路運送車両法の特例等に関する法律昭和三十九年法律第百九号)第二条第二項に規定する締約国登録自動車にあつては、車両の保安基準に関する規定により定められる乗車定員を超えてはならないものとする。

二 号

積載物の重量は、自動車(ミニカー、特定普通自動車等 及び小型特殊自動車を除く)にあつては自動車検査証に記録され、又は保安基準適合標章 若しくは軽自動車届出済証に記載された最大積載重量(大型自動二輪車 及び普通自動二輪車で乗車装置 又は積載装置を備えるものにあつては六十キログラム第十二条第一項の内閣府令で定める大きさ以下の原動機を有する普通自動二輪車がリヤカーを牽引する場合におけるその牽引されるリヤカーについては百二十キログラム)を、ミニカーで積載装置を備えるものにあつては九十キログラムを、特定普通自動車等で積載装置を備えるものにあつては千五百キログラムを超えない範囲内において内閣府令で定める重量を、小型特殊自動車で積載装置を備えるものにあつては七百キログラムをそれぞれ超えないこと。


ただし前号の締約国登録自動車にあつては、車両の保安基準に関する規定により定められる最大積載重量を超えてはならないものとする。

三 号

積載物の長さ、幅 又は高さは、それぞれ次に掲げる長さ、幅 又は高さを超えないこと。

長さ

自動車の長さにその長さの十分の二の長さを加えたもの(大型自動二輪車 及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置 又は積載装置の長さに〇・三メートルを加えたもの

自動車の幅にその幅の十分の二の幅を加えたもの(大型自動二輪車 及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置 又は積載装置の幅に〇・三メートルを加えたもの

高さ

三・八メートル大型自動二輪車、普通自動二輪車 及び小型特殊自動車にあつては二メートル、三輪の普通自動車 並びにその他の普通自動車で車体 及び原動機の大きさを基準として内閣府令で定めるものにあつては二・五メートル、その他の自動車で公安委員会が道路 又は交通の状況により支障がないと認めて定めるものにあつては三・八メートル以上四・一メートルを超えない範囲内において公安委員会が定める高さ)からその自動車の積載をする場所の高さを減じたもの

四 号

積載物は、次に掲げる制限を超えることとなるような方法で積載しないこと。

自動車の車体の前後から自動車の長さの十分の一の長さ(大型自動二輪車 及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置 又は積載装置の前後から〇・三メートル)を超えてはみ出さないこと。

自動車の車体の左右から自動車の幅の十分の一の幅(大型自動二輪車 及び普通自動二輪車にあつては、その乗車装置 又は積載装置の左右から〇・一五メートルを超えてはみ出さないこと。)。