公職選挙法

# 昭和二十五年法律第百号 #

第九十八条 # 被選挙権の喪失と当選人の決定等

@ 施行日 : 令和六年四月一日 ( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第五十二号による改正

1項

前三条の場合において、第九十五条第一項ただし書の規定による得票者、同条第二項の規定の適用を受けた得票者、衆議院名簿登載者 又は参議院名簿登載者で、当選人とならなかつたものが、その選挙の期日後において被選挙権を有しなくなつたとき 又は第二百五十一条の二 若しくは第二百五十一条の三の規定により当該選挙に係る第二百五十一条の二第一項各号に掲げる者 若しくは第二百五十一条の三第一項に規定する組織的選挙運動管理者等の選挙に関する犯罪によつて当該選挙に係る選挙区(選挙区がないときは、選挙の行われる区域)において行われる当該公職に係る選挙において公職の候補者となり 若しくは公職の候補者であることができない者となつたときは、これを当選人と定めることができない


衆議院名簿登載者で当選人とならなかつたものが、第二百五十一条の二 又は第二百五十一条の三の規定により当該選挙と同時に行われた衆議院(小選挙区選出)議員の選挙に係る第二百五十一条の二第一項各号に掲げる者 又は第二百五十一条の三第一項に規定する組織的選挙運動管理者等の選挙に関する犯罪によつて当該衆議院(小選挙区選出)議員の選挙に係る選挙区において行われる当該衆議院(小選挙区選出)議員の選挙において公職の候補者となり 又は公職の候補者であることができない者となつたときも、また同様とする。

2項

衆議院(小選挙区選出)議員の選挙に係る第九十六条 又は第九十七条の場合において、 候補者届出政党が届け出た候補者であつた者のうち、第九十五条第一項ただし書の規定による得票者 又は同条第二項の規定の適用を受けた得票者で当選人とならなかつたものにつき除名、離党 その他の事由により当該候補者届出政党に所属する者でなくなつた旨の届出が、文書で、第九十六条 又は第九十七条に規定する事由が生じた日の前日までに選挙長にされているときは、 これを当選人と定めることができない

3項

衆議院(比例代表選出)議員 又は参議院(比例代表選出)議員の選挙に係る第九十六条 又は前条の場合において、衆議院名簿登載者 又は参議院名簿登載者で、当選人とならなかつたものにつき除名、離党 その他の事由により当該衆議院名簿届出政党等 又は参議院名簿届出政党等に所属する者でなくなつた旨の届出が、文書で、これらの条に規定する事由が生じた日の前日までに選挙長にされているときは、これを当選人と定めることができない


衆議院名簿 又は参議院名簿を取り下げる旨の届出が、文書で、これらの条に規定する事由が生じた日の前日までに選挙長にされている場合の当該衆議院名簿の衆議院名簿登載者 又は参議院名簿の参議院名簿登載者で、当選人とならなかつたものについても、また同様とする。

4項

第八十六条第十項の規定は第二項の届出について、第八十六条の二第八項 及び第十項後段(これらの規定を第八十六条の三第二項において準用する場合を含む。)の規定は前項の届出について準用する。