建築基準法

# 昭和二十五年法律第二百一号 #
略称 : 建基法 

第八十五条 # 仮設建築物に対する制限の緩和

@ 施行日 : 令和六年六月十九日 ( 2024年 6月19日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第五十三号による改正

1項

非常災害があつた場合において、非常災害区域等(非常災害が発生した区域 又はこれに隣接する区域で特定行政庁が指定するものをいう。において同じ。)内においては、災害により破損した建築物の応急の修繕 又は次の各号いずれかに該当する応急仮設建築物の建築でその災害が発生した日から一月以内にその工事に着手するものについては、建築基準法令の規定は、適用しない


ただし、防火地域内に建築する場合については、この限りでない。

一 号
国、地方公共団体 又は日本赤十字社が災害救助のために建築するもの
二 号

被災者が自ら使用するために建築するもので延べ面積が三十平方メートル以内のもの

2項

災害があつた場合において建築する停車場、官公署 その他これらに類する公益上必要な用途に供する応急仮設建築物 又は工事を施工するために現場に設ける事務所、下小屋、材料置場 その他これらに類する仮設建築物については、除く)、 及びに係る部分に限る)、 及びの規定 並びにの規定は、適用しない


ただし、防火地域 又は準防火地域内にある延べ面積が五十平方メートルを超えるものについては、の規定の適用があるものとする。

3項

前二項の応急仮設建築物を建築した者は、その建築工事を完了した後三月を超えて当該建築物を存続させようとする場合においては、その超えることとなる日前に、特定行政庁の許可を受けなければならない。


ただし、当該許可の申請をした場合において、その超えることとなる日前に当該申請に対する処分がされないときは、当該処分がされるまでの間は、なお当該建築物を存続させることができる。

4項

特定行政庁は、前項の許可の申請があつた場合において、安全上、防火上 及び衛生上支障がないと認めるときは、二年以内の期間を限つて、その許可をすることができる。

5項

特定行政庁は、被災者の需要に応ずるに足りる適当な建築物が不足すること その他の理由により前項に規定する期間を超えて使用する特別の必要がある応急仮設建築物について、安全上、防火上 及び衛生上支障がなく、かつ、公益上やむを得ないと認める場合においては、同項の規定にかかわらず、更に一年を超えない範囲内において同項の規定による許可の期間を延長することができる。


被災者の需要に応ずるに足りる適当な建築物が不足すること その他の理由により当該延長に係る期間を超えて使用する特別の必要がある応急仮設建築物についても、同様とする。

6項

特定行政庁は、仮設興行場、博覧会建築物、仮設店舗 その他これらに類する仮設建築物(次項 及びにおいて「仮設興行場等」という。)について安全上、防火上 及び衛生上支障がないと認める場合においては、一年以内の期間(建築物の工事を施工するためその工事期間中当該従前の建築物に代えて必要となる仮設店舗 その他の仮設建築物については、特定行政庁が当該工事の施工上必要と認める期間)を定めてその建築を許可することができる。


この場合においては、 及びの規定 並びにの規定は、適用しない

7項

特定行政庁は、国際的な規模の会議 又は競技会の用に供すること その他の理由により一年を超えて使用する特別の必要がある仮設興行場等について、安全上、防火上 及び衛生上支障がなく、かつ、公益上やむを得ないと認める場合においては、前項の規定にかかわらず、当該仮設興行場等の使用上必要と認める期間を定めてその建築を許可することができる。


この場合においては、同項後段の規定を準用する。

8項

特定行政庁は、第五項の規定により許可の期間を延長する場合 又は前項の規定による許可をする場合においては、あらかじめ、建築審査会の同意を得なければならない。


ただし、官公署、病院、学校 その他の公益上特に必要なものとして国土交通省令で定める用途に供する応急仮設建築物について第五項の規定により許可の期間を延長する場合は、この限りでない。