意匠法

# 昭和三十四年法律第百二十五号 #

第四十八条 # 意匠登録無効審判

@ 施行日 : 令和六年一月一日 ( 2024年 1月1日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第五十一号

1項

意匠登録が次の各号いずれかに該当するときは、その意匠登録を無効にすることについて意匠登録無効審判を請求することができる。

一 号

その意匠登録が第三条第三条の二第五条第九条第一項 若しくは第二項第十条第六項第十五条第一項において準用する特許法第三十八条 又は第六十八条第三項において準用する同法第二十五条の規定に違反してされたとき(その意匠登録が第十五条第一項において準用する同法第三十八条の規定に違反してされた場合にあつては、第二十六条の二第一項の規定による請求に基づき、その意匠登録に係る意匠権の移転の登録があつたときを除く)。

二 号
その意匠登録が条約に違反してされたとき。
三 号

その意匠登録がその意匠について意匠登録を受ける権利を有しない者の意匠登録出願に対してされたとき(第二十六条の二第一項の規定による請求に基づき、その意匠登録に係る意匠権の移転の登録があつたときを除く)。

四 号

意匠登録がされた後において、その意匠権者が第六十八条第三項において準用する特許法第二十五条の規定により意匠権を享有することができない者になつたとき、又はその意匠登録が条約に違反することとなつたとき。

2項

意匠登録無効審判は、何人も請求することができる。


ただし、意匠登録が前項第一号に該当すること(その意匠登録が第十五条第一項において準用する特許法第三十八条の規定に違反してされたときに限る)又は前項第三号に該当することを理由とするものは、当該意匠登録に係る意匠について意匠登録を受ける権利を有する者に限り請求することができる。

3項
意匠登録無効審判は、意匠権の消滅後においても、請求することができる。
4項

審判長は、意匠登録無効審判の請求があつたときは、その旨を当該意匠権についての専用実施権者 その他その意匠登録に関し登録した権利を有する者に通知しなければならない。