刑法第二十五条の二第二項 又は第二十七条の三第二項(薬物使用等の罪を犯した者に対する刑の一部の執行猶予に関する法律第四条第二項において準用する場合を含む。以下この条において同じ。)の規定による保護観察を仮に解除する処分は、保護観察所の長が、保護観察付執行猶予者について、遵守事項 及び生活行動指針の遵守状況 その他法務省令で定める事項を考慮し、現に健全な生活態度を保持しており、保護観察を仮に解除しても、当該生活態度を保持し、善良な社会の一員として自立し、改善更生することができると認めるときにするものとする。
更生保護法
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平成十九年法律第八十八号
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第八十一条 # 保護観察の仮解除
@ 施行日 : 令和六年四月一日
( 2024年 4月1日 )
@ 最終更新 :
令和四年法律第五十二号による改正
刑法第二十五条の二第二項 又は第二十七条の三第二項の規定により保護観察を仮に解除されている保護観察付執行猶予者については、第四十九条、第五十一条から第五十八条まで、第六十一条、第六十二条、第六十五条から第六十五条の四まで、第七十九条 及び前条の規定は、適用しない。
刑法第二十五条の二第二項 又は第二十七条の三第二項の規定により保護観察を仮に解除されている保護観察付執行猶予者に対する第五十条 及び第六十三条の規定の適用については、
第五十条第一項中
「以下「一般遵守事項」という」とあるのは
「第二号ロ 及びハ 並びに第三号に掲げる事項を除く」と、
同項第二号中
「守り、保護観察官 及び保護司による指導監督を誠実に受ける」とあるのは
「守る」と、
同項第五号中
「転居(第四十七条の二の決定 又は少年法第六十四条第二項の規定により定められた期間(以下「収容可能期間」という。)の満了により釈放された場合に前号の規定により居住することとされている住居に転居する場合を除く。)又は七日以上の旅行」とあるのは
「転居」と、
第六十三条第二項第二号中
「遵守事項」とあるのは
「第八十一条第三項の規定により読み替えて適用される第五十条第一項に掲げる事項」と
する。
第一項に規定する処分があったときは、その処分を受けた保護観察付執行猶予者について定められている特別遵守事項は、その処分と同時に取り消されたものとみなす。
保護観察所の長は、刑法第二十五条の二第二項 又は第二十七条の三第二項の規定により保護観察を仮に解除されている保護観察付執行猶予者について、その行状に鑑み再び保護観察を実施する必要があると認めるときは、これらの規定による処分を取り消さなければならない。