災害対策基本法

# 昭和三十六年法律第二百二十三号 #

第七十六条 # 災害時における交通の規制等

@ 施行日 : 令和四年六月十七日 ( 2022年 6月17日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号による改正

1項

都道府県公安委員会は、当該都道府県 又はこれに隣接し若しくは近接する都道府県の地域に係る災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、災害応急対策が的確かつ円滑に行われるようにするため緊急の必要があると認めるときは、政令で定めるところにより、道路の区間(災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場所 及び これらの周辺の地域にあつては、区域 又は道路の区間)を指定して、緊急通行車両(道路交通法昭和三十五年法律第百五号第三十九条第一項の緊急自動車 その他の車両で災害応急対策の的確かつ円滑な実施のためその通行を確保することが特に必要なものとして政令で定めるものをいう。以下同じ。以外の車両の道路における通行を禁止し、又は制限することができる。

2項

前項の規定による通行の禁止 又は制限(以下「通行禁止等」という。)が行われたときは、当該通行禁止等を行つた都道府県公安委員会 及び当該都道府県公安委員会と管轄区域が隣接し又は近接する都道府県公安委員会は、直ちに、それぞれの都道府県の区域内に在る者に対し、通行禁止等に係る区域 又は道路の区間(次条第四項 及び第七十六条の三第一項において「通行禁止区域等」という。)その他必要な事項を周知させる措置をとらなければならない。