特定商取引に関する法律

# 昭和五十一年法律第五十七号 #
略称 : 特定商取引法 

第五十六条 # 指示等

@ 施行日 : 令和四年十一月一日 ( 2022年 11月1日 )
@ 最終更新 : 令和二年法律第三十三号による改正

1項

主務大臣は、業務提供誘引販売業を行う者が第五十一条の二第五十二条第五十三条第五十四条第五十四条の三第五項除く)若しくは前条の規定に違反し、又は次に掲げる行為をした場合において、業務提供誘引販売取引の公正 及び業務提供誘引販売取引の相手方の利益が害されるおそれがあると認めるときは、その業務提供誘引販売業を行う者に対し、当該違反 又は当該行為の是正のための措置、業務提供誘引販売取引の相手方の利益の保護を図るための措置 その他の必要な措置をとるべきことを指示することができる。

一 号

その業務提供誘引販売業に係る業務提供誘引販売契約に基づく債務又は その解除によつて生ずる債務の全部 又は一部の履行を拒否し、又は不当に遅延させること。

二 号

その業務提供誘引販売業に係る業務提供誘引販売取引につき利益を生ずることが確実であると誤解させるべき 断定的判断を提供してその業務提供誘引販売業に係る業務提供誘引販売契約(その業務提供誘引販売業に関して提供され、又はあつせんされる業務を事業所等によらないで行う個人との契約に限る。次号において同じ。)の締結について勧誘をすること。

三 号

その業務提供誘引販売業に係る業務提供誘引販売契約を締結しない旨の意思を表示している者に対し、当該業務提供誘引販売契約の締結について迷惑を覚えさせるような仕方で勧誘をすること。

四 号

前三号に掲げるもののほか、その業務提供誘引販売業に係る業務提供誘引販売契約に関する行為であつて、業務提供誘引販売取引の公正 及び業務提供誘引販売取引の相手方の利益を害するおそれがあるものとして主務省令で定めるもの

2項

主務大臣は、業務提供誘引販売取引電子メール広告受託事業者が第五十四条の四第一項 又は同条第二項において準用する第五十四条の三第二項から 第四項までの規定に違反した場合において、業務提供誘引販売取引の公正 及び業務提供誘引販売取引の相手方の利益が害されるおそれがあると認めるときは、その業務提供誘引販売取引電子メール広告受託事業者に対し、 必要な措置をとるべきことを指示することができる。

3項

主務大臣は、第一項の規定による指示をしたときは、その旨を公表しなければならない。

4項

主務大臣は、第二項の規定による指示をしたときは、その旨を公表しなければならない。