裁判員の参加する刑事裁判に関する法律

# 平成十六年法律第六十三号 #
略称 : 裁判員法 

第四十一条 # 請求による裁判員等の解任

@ 施行日 : 令和六年二月十五日 ( 2024年 2月15日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第二十八号による改正

1項

検察官被告人 又は弁護人は、裁判所に対し、次の各号いずれかに該当することを理由として裁判員 又は補充裁判員の解任を請求することができる。


ただし第七号に該当することを理由とする請求は、当該裁判員 又は補充裁判員についてその選任の決定がされた後に知り、又は生じた原因を理由とするものに限る

一 号

裁判員 又は補充裁判員が、第三十九条第二項の宣誓をしないとき。

二 号

裁判員が、第五十二条 若しくは第六十三条第一項に定める出頭義務 又は第六十六条第二項に定める評議に出席する義務に違反し、引き続きその職務を行わせることが適当でないとき。

三 号

補充裁判員が、第五十二条に定める出頭義務に違反し、引き続きその職務を行わせることが適当でないとき。

四 号

裁判員が、第九条第六十六条第四項 若しくは第七十条第一項に定める義務 又は第六十六条第二項に定める意見を述べる義務に違反し、引き続きその職務を行わせることが適当でないとき。

五 号

補充裁判員が、第十条第四項において準用する第九条に定める義務 又は第七十条第一項に定める義務に違反し、引き続きその職務を行わせることが適当でないとき。

六 号

裁判員 又は補充裁判員が、第十三条第十九条において準用する場合を含む。)に規定する者に該当しないとき、第十四条第十九条において準用する場合を含む。)の規定により裁判員 若しくは補充裁判員となることができない者であるとき 又は第十五条第一項各号 若しくは第二項各号 若しくは第十七条各号これらの規定を第十九条において準用する場合を含む。)に掲げる者に該当するとき。

七 号

裁判員 又は補充裁判員が、不公平な裁判をするおそれがあるとき。

八 号

裁判員 又は補充裁判員が、裁判員候補者であったときに、質問票に虚偽の記載をし、又は裁判員等選任手続における質問に対して正当な理由なく陳述を拒み、若しくは虚偽の陳述をしていたことが明らかとなり、引き続きその職務を行わせることが適当でないとき。

九 号

裁判員 又は補充裁判員が、公判廷において、裁判長が命じた事項に従わず 又は暴言 その他の不穏当な言動をすることによって公判手続の進行を妨げたとき。

2項

裁判所は、前項請求を受けたときは、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に規定する決定をし、その余の場合には、構成裁判官の所属する地方裁判所に当該請求に係る事件を送付しなければならない。

一 号

請求に理由がないことが明らかなとき 又は請求が前項ただし書の規定に違反してされたものであるとき

当該請求を却下する決定

二 号

前項第一号から第三号まで第六号 又は第九号に該当すると認めるとき

当該裁判員 又は補充裁判員を解任する決定

3項

前項の規定により事件の送付を受けた地方裁判所は、第一項各号いずれかに該当すると認めるときは、当該裁判員 又は補充裁判員を解任する決定をする。

4項

前項地方裁判所による第一項の請求についての決定は、合議体でしなければならない。


ただし同項の請求を受けた裁判所構成裁判官は、その決定に関与することはできない

5項

第一項の請求についての決定をするには、最高裁判所規則で定めるところにより、あらかじめ検察官 及び被告人 又は弁護人の意見を聴かなければならない。

6項

第二項第二号 又は第三項の規定により裁判員 又は補充裁判員を解任する決定をするには、当該裁判員 又は補充裁判員に陳述の機会を与えなければならない。


ただし第一項第一号から第三号まで 又は第九号に該当することを理由として解任する決定をするときは、この限りでない。

7項

第一項の請求を却下する決定には、理由を付さなければならない。