裁判所法

# 昭和二十二年法律第五十九号 #

第三十三条 # 裁判権

@ 施行日 : 令和五年六月十四日 ( 2023年 6月14日 )
@ 最終更新 : 令和五年法律第五十三号による改正

1項

簡易裁判所は、次の事項について第一審の裁判権を有する。

一 号

訴訟の目的の価額が百四十万円を超えない請求(行政事件訴訟に係る請求を除く

二 号

罰金以下の刑に当たる罪、選択刑として罰金が定められている罪 又は刑法第百八十六条第二百五十二条 若しくは第二百五十六条の罪に係る訴訟

○2項

簡易裁判所は、禁錮以上の刑を科することができない。


ただし刑法第百三十条の罪 若しくはその未遂罪、同法第百八十六条の罪、同法第二百三十五条の罪 若しくはその未遂罪、同法第二百五十二条第二百五十四条 若しくは第二百五十六条の罪、古物営業法昭和二十四年法律第百八号第三十一条から第三十三条までの罪 若しくは質屋営業法昭和二十五年法律第百五十八号第三十条から第三十二条までの罪に係る事件 又はこれらの罪と他の罪とにつき刑法第五十四条第一項の規定によりこれらの罪の刑をもつて処断すべき事件においては、三年以下の懲役を科することができる。

○3項

簡易裁判所は、前項の制限を超える刑を科するのを相当と認めるときは、訴訟法の定めるところにより事件を地方裁判所に移さなければならない。