道路交通法

# 昭和三十五年法律第百五号 #
略称 : 道交法 

第七十二条の二

@ 施行日 : 令和六年五月二十四日 ( 2024年 5月24日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第三十四号による改正

1項

前条第三項の場合において、当該車両等の運転者等が負傷 その他の理由により直ちに同項の規定による指示に従うことが困難であると認められるときは、現場にある警察官は、道路における交通の危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため必要な限度において、当該交通事故において損壊した物 及び当該交通事故に係る車両等の積載物(以下この条において「損壊物等」という。)の移動 その他応急の措置をとることができる。

2項

前項の規定による措置をとつた場合において、当該損壊物等を移動したときは、警察官は、当該損壊物等を当該損壊物等の在つた場所を管轄する警察署長に差し出さなければならない。


この場合において、警察署長は、当該損壊物等を保管しなければならない。

3項

第五十一条第七項 及び第九項から第二十一項まで 並びに第五十一条の二の規定は、前二項の規定による措置に係る損壊物等について準用する。


この場合において、

第五十一条第七項
使用者」とあるのは
「所有者、占有者 その他当該損壊物等について権原を有する者(以下 この条 及び次条において「所有者等」という。)」と、

同条第九項
前項」とあるのは
第七十二条の二第三項において読み替えて準用する第七項」と、

知ることができない」とあるのは
「知ることができず、かつ、当該損壊物等の所有者以外の者に当該損壊物等を返還することが困難であると認められる」と、

同条第十一項
第七項から前項まで」とあるのは
第七十二条の二第三項において読み替えて準用する第七項 及び前二項」と、

同条第十二項
第八項の規定による告知の日 又は」とあるのは
「腐敗し、若しくは変質するおそれがあるとき、又は第七十二条の二第三項において読み替えて準用する第七項の規定による当該損壊物等の所有者に対する告知の日 若しくは」と、

費用」とあるのは
「費用 若しくは手数」と、

同条第十五項
運転者等 又は使用者 若しくは所有者(以下 この条 及び次条において「使用者等」という。)」とあるのは
「所有者等」と、

同条第十六項
運転者等 又は使用者等」とあるのは
「所有者等」と、

同条第二十項
第八項の規定による」とあるのは
第七十二条の二第三項において読み替えて準用する第七項の規定による当該損壊物等の所有者に対する」と、

第五十一条の二第一項
同条第六項の規定により保管した車両の使用者等 その他の関係者 又は同条第二十二項において準用する同条第六項の規定により保管した積載物の所有者、占有者 その他当該積載物について権原を有する者」とあるのは
第七十二条の二第二項後段の規定により保管した損壊物等の所有者等」と

読み替えるものとする。