民法

# 明治二十九年法律第八十九号 #

第二節 贈与

分類 法律
カテゴリ   民事
@ 施行日 : 令和六年五月二十四日 ( 2024年 5月24日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第三十三号による改正
最終編集日 : 2024年 10月25日 21時20分


1項

贈与は、当事者の一方がある財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる。

1項

書面によらない贈与は、各当事者が解除をすることができる。


ただし、履行の終わった部分については、この限りでない。

1項

贈与者は、贈与の目的である物 又は権利を、贈与の目的として特定した時の状態で引き渡し、又は移転することを約したものと推定する。

2項

負担付贈与については、贈与者は、その負担の限度において、売主と同じく担保の責任を負う。

1項

定期の給付を目的とする贈与は、贈与者 又は受贈者の死亡によって、その効力を失う。

1項

負担付贈与については、この節に定めるもののほか、その性質に反しない限り、双務契約に関する規定を準用する。

1項

贈与者の死亡によって効力を生ずる贈与については、その性質に反しない限り、遺贈に関する規定を準用する。