日本国民で年齢満十八年以上の者は、衆議院議員 及び参議院議員の選挙権を有する。
公職選挙法
第二章 選挙権及び被選挙権
日本国民たる年齢満十八年以上の者で引き続き三箇月以上市町村の区域内に住所を有する者は、その属する地方公共団体の議会の議員 及び長の選挙権を有する。
日本国民たる年齢満十八年以上の者でその属する市町村を包括する都道府県の区域内の一の市町村の区域内に引き続き三箇月以上住所を有していたことがあり、かつ、その後も引き続き当該都道府県の区域内に住所を有するものは、前項に規定する住所に関する要件にかかわらず、当該都道府県の議会の議員 及び長の選挙権を有する。
前二項の市町村には、その区域の全部 又は一部が廃置分合により当該市町村の区域の全部 又は一部となつた市町村であつて、当該廃置分合により消滅した市町村(この項の規定により当該消滅した市町村に含むものとされた市町村を含む。)を含むものとする。
第二項 及び第三項の三箇月の期間は、市町村の廃置分合 又は境界変更のため中断されることがない。
日本国民は、左の各号の区分に従い、それぞれ当該議員 又は長の被選挙権を有する。
衆議院議員については年齢満二十五年以上の者
参議院議員については年齢満三十年以上の者
都道府県の議会の議員についてはその選挙権を有する者で年齢満二十五年以上のもの
都道府県知事については年齢満三十年以上の者
市町村の議会の議員についてはその選挙権を有する者で年齢満二十五年以上のもの
市町村長については年齢満二十五年以上の者
前項各号の年齢は、選挙の期日により算定する。
次に掲げる者は、選挙権 及び被選挙権を有しない。
禁錮以上の刑に処せられその執行を終わるまでの者
禁錮以上の刑に処せられその執行を受けることがなくなるまでの者(刑の執行猶予中の者を除く。)
公職にある間に犯した刑法(明治四十年法律第四十五号)第百九十七条から第百九十七条の四までの罪 又は公職にある者等のあっせん行為による利得等の処罰に関する法律(平成十二年法律第百三十号)第一条の罪により刑に処せられ、その執行を終わり 若しくはその執行の免除を受けた者でその執行を終わり 若しくはその執行の免除を受けた日から五年を経過しないもの 又はその刑の執行猶予中の者
法律で定めるところにより行われる選挙、投票 及び国民審査に関する犯罪により禁錮以上の刑に処せられその刑の執行猶予中の者
この法律の定める選挙に関する犯罪に因り選挙権 及び被選挙権を有しない者については、第二百五十二条の定めるところによる。
市町村長は、その市町村に本籍を有する者で他の市町村に住所を有するもの 又は他の市町村において第三十条の六の規定による在外選挙人名簿の登録がされているものについて、第一項 又は第二百五十二条の規定により選挙権 及び被選挙権を有しなくなるべき事由が生じたこと 又はその事由がなくなつたことを知つたときは、遅滞なくその旨を当該他の市町村の選挙管理委員会に通知しなければならない。
公職にある間に犯した前条第一項第四号に規定する罪により刑に処せられ、その執行を終わり 又はその執行の免除を受けた者でその執行を終わり 又はその執行の免除を受けた日から五年を経過したものは、当該五年を経過した日から五年間、被選挙権を有しない。