特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律

令和五年法律第二十五号
略称 : フリーランス・事業者間取引適正化等法 
分類 法律
カテゴリ   労働
最終編集日 : 2026年 09月22日 10時39分

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  • 第一章 総則

  • 第二章 特定受託事業者に係る取引の適正化

  • 第三章 特定受託業務従事者の就業環境の整備

  • 第四章 雑則

  • 第五章 罰則

第一章 総則

1項

この法律は、我が国における働き方の多様化の進展に鑑み、個人が事業者として受託した業務に安定的に従事することができる環境を整備するため、特定受託事業者業務委託をする事業者について、特定受託事業者の給付の内容 その他の事項の明示を義務付ける等の措置を講ずることにより、特定受託事業者に係る取引の適正化 及び特定受託業務従事者の就業環境の整備を図り、もって国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

1項

この法律において「特定受託事業者」とは、業務委託の相手方である事業者であって、次の各号いずれかに該当するものをいう。

一 号
個人であって、従業員を使用しないもの
二 号

法人であって、一の代表者以外に他の役員(理事、取締役、執行役、業務を執行する社員、監事 若しくは監査役 又はこれらに準ずる者をいう。第六項第二号において同じ。)がなく、かつ、従業員を使用しないもの

2項

この法律において「特定受託業務従事者」とは、特定受託事業者である前項第一号に掲げる個人 及び特定受託事業者である同項第二号に掲げる法人の代表者をいう。

3項

この法律において「業務委託」とは、次に掲げる行為をいう。

一 号

事業者がその事業のために他の事業者に物品の製造(加工を含む。)又は情報成果物の作成を委託すること。

二 号

事業者がその事業のために他の事業者に役務の提供を委託すること(他の事業者をして自らに役務の提供をさせることを含む。)。

4項

前項第一号の「情報成果物」とは、次に掲げるものをいう。

一 号

プログラム(電子計算機に対する指令であって、一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。

二 号
映画、放送番組 その他影像 又は音声 その他の音響により構成されるもの
三 号
文字、図形 若しくは記号 若しくはこれらの結合 又はこれらと色彩との結合により構成されるもの
四 号

前三号に掲げるもののほか、これらに類するもので政令で定めるもの

5項

この法律において「業務委託事業者」とは、特定受託事業者業務委託をする事業者をいう。

6項

この法律において「特定業務委託事業者」とは、業務委託事業者であって、次の各号いずれかに該当するものをいう。

一 号
個人であって、従業員を使用するもの
二 号

法人であって、二以上の役員があり、又は従業員を使用するもの

7項

この法律において「報酬」とは、業務委託事業者が業務委託をした場合に特定受託事業者の給付(第三項第二号に該当する業務委託をした場合にあっては、当該役務の提供をすること。第五条第一項第一号 及び第三号 並びに第八条第三項 及び第四項除き、以下同じ。)に対し支払うべき代金をいう。

第二章 特定受託事業者に係る取引の適正化

1項

業務委託事業者は、特定受託事業者に対し業務委託をした場合は、直ちに、公正取引委員会規則で定めるところにより、特定受託事業者の給付の内容、報酬の額、支払期日 その他の事項を、書面 又は電磁的方法(電子情報処理組織を使用する方法 その他の情報通信の技術を利用する方法であって公正取引委員会規則で定めるものをいう。以下この条において同じ。)により特定受託事業者に対し明示しなければならない。


ただし、これらの事項のうちその内容が定められないことにつき正当な理由があるものについては、その明示を要しないものとし、この場合には、業務委託事業者は、当該事項の内容が定められた後直ちに、当該事項を書面 又は電磁的方法により特定受託事業者に対し明示しなければならない。

2項

業務委託事業者は、前項の規定により同項に規定する事項を電磁的方法により明示した場合において、特定受託事業者から当該事項を記載した書面の交付を求められたときは、遅滞なく、公正取引委員会規則で定めるところにより、これを交付しなければならない。


ただし、特定受託事業者の保護に支障を生ずることがない場合として公正取引委員会規則で定める場合は、この限りでない。

1項

特定業務委託事業者特定受託事業者に対し業務委託をした場合における報酬の支払期日は、当該特定業務委託事業者が特定受託事業者の給付の内容について検査をするかどうかを問わず、当該特定業務委託事業者が特定受託事業者の給付を受領した日(第二条第三項第二号に該当する業務委託をした場合にあっては、特定受託事業者から当該役務の提供を受けた日。次項において同じ。)から起算して六十日の期間内において、かつ、できる限り短い期間内において、定められなければならない。

2項

前項の場合において、報酬支払期日が定められなかったときは特定業務委託事業者特定受託事業者の給付を受領した日が、同項の規定に違反して報酬の支払期日が定められたときは特定業務委託事業者が特定受託事業者の給付を受領した日から起算して六十日を経過する日が、それぞれ報酬の支払期日と定められたものとみなす。

3項

前二項の規定にかかわらず、他の事業者(以下この項 及び第六項において「元委託者」という。)から業務委託を受けた特定業務委託事業者が、当該業務委託に係る業務(以下この項 及び第六項において「元委託業務」という。)の全部 又は一部について特定受託事業者に再委託をした場合(前条第一項の規定により再委託である旨、元委託者の氏名 又は名称、元委託業務の対価の支払期日(以下この項 及び次項において「元委託支払期日」という。)その他の公正取引委員会規則で定める事項を特定受託事業者に対し明示した場合に限る)には、当該再委託に係る報酬の支払期日は、元委託支払期日から起算して三十日の期間内において、かつ、できる限り短い期間内において、定められなければならない。

4項

前項の場合において、報酬の支払期日が定められなかったときは元委託支払期日が、同項の規定に違反して報酬の支払期日が定められたときは元委託支払期日から起算して三十日を経過する日が、それぞれ報酬の支払期日と定められたものとみなす。

5項

特定業務委託事業者は、第一項 若しくは第三項の規定により定められた支払期日 又は第二項 若しくは前項支払期日までに報酬を支払わなければならない。


ただし特定受託事業者の責めに帰すべき事由により支払うことができなかったときは、当該事由が消滅した日から起算して六十日第三項の場合にあっては、三十日)以内に報酬を支払わなければならない。

6項

第三項の場合において、特定業務委託事業者は、元委託者から前払金の支払を受けたときは、元委託業務の全部 又は一部について再委託をした特定受託事業者に対して、資材の調達 その他の業務委託に係る業務の着手に必要な費用を前払金として支払うよう適切な配慮をしなければならない。

1項

特定業務委託事業者は、特定受託事業者に対し業務委託(政令で定める期間以上の期間行うもの(当該業務委託に係る契約の更新により当該政令で定める期間以上継続して行うこととなるものを含む。)に限る。以下この条において同じ。)をした場合は、次に掲げる行為(第二条第三項第二号に該当する業務委託をした場合にあっては、第一号 及び第三号に掲げる行為を除く)をしてはならない。

一 号
特定受託事業者の責めに帰すべき事由がないのに、特定受託事業者の給付の受領を拒むこと。
二 号
特定受託事業者の責めに帰すべき事由がないのに、報酬の額を減ずること。
三 号
特定受託事業者の責めに帰すべき事由がないのに、特定受託事業者の給付を受領した後、特定受託事業者にその給付に係る物を引き取らせること。
四 号
特定受託事業者の給付の内容と同種 又は類似の内容の給付に対し通常支払われる対価に比し著しく低い報酬の額を不当に定めること。
五 号
特定受託事業者の給付の内容を均質にし、又はその改善を図るため必要がある場合 その他正当な理由がある場合を除き、自己の指定する物を強制して購入させ、又は役務を強制して利用させること。
2項

特定業務委託事業者は、特定受託事業者に対し業務委託をした場合は、次に掲げる行為をすることによって、特定受託事業者の利益を不当に害してはならない。

一 号
自己のために金銭、役務 その他の経済上の利益を提供させること。
二 号

特定受託事業者の責めに帰すべき事由がないのに、特定受託事業者の給付の内容を変更させ、又は特定受託事業者の給付を受領した後(第二条第三項第二号に該当する業務委託をした場合にあっては、特定受託事業者から当該役務の提供を受けた後)に給付をやり直させること。

1項

業務委託事業者から業務委託を受ける特定受託事業者は、この章の規定に違反する事実がある場合には、公正取引委員会 又は中小企業庁長官に対し、その旨を申し出て、適当な措置をとるべきことを求めることができる。

2項

公正取引委員会 又は中小企業庁長官は、前項の規定による申出があったときは、必要な調査を行い、その申出の内容が事実であると認めるときは、この法律に基づく措置 その他適当な措置をとらなければならない。

3項

業務委託事業者は、特定受託事業者が第一項の規定による申出をしたことを理由として、当該特定受託事業者に対し、取引の数量の削減、取引の停止 その他の不利益な取扱いをしてはならない。

1項

中小企業庁長官は、業務委託事業者について、第三条の規定に違反したかどうか 又は前条第三項の規定に違反しているかどうかを調査し、その事実があると認めるときは、公正取引委員会に対し、この法律の規定に従い適当な措置をとるべきことを求めることができる。

2項

中小企業庁長官は、特定業務委託事業者について、第四条第五項 若しくは第五条第一項第一号に係る部分を除く)若しくは第二項の規定に違反したかどうか 又は同条第一項同号に係る部分に限る)の規定に違反しているかどうかを調査し、その事実があると認めるときは、公正取引委員会に対し、この法律の規定に従い適当な措置をとるべきことを求めることができる。

1項

公正取引委員会は、業務委託事業者が第三条の規定に違反したと認めるときは、当該業務委託事業者に対し、速やかに同条第一項の規定による明示 又は同条第二項の規定による書面の交付をすべきこと その他必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

2項

公正取引委員会は、特定業務委託事業者が第四条第五項の規定に違反したと認めるときは、当該特定業務委託事業者に対し、速やかに報酬を支払うべきこと その他必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

3項

公正取引委員会は、特定業務委託事業者が第五条第一項第一号に係る部分に限る)の規定に違反していると認めるときは、当該特定業務委託事業者に対し、速やかに特定受託事業者の給付を受領すべきこと その他必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

4項

公正取引委員会は、特定業務委託事業者が第五条第一項第一号に係る部分を除く)の規定に違反したと認めるときは、当該特定業務委託事業者に対し、速やかにその報酬の額から減じた額を支払い、特定受託事業者の給付に係る物を再び引き取り、その報酬の額を引き上げ、又はその購入させた物を引き取るべきこと その他必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

5項

公正取引委員会は、特定業務委託事業者が第五条第二項の規定に違反したと認めるときは、当該特定業務委託事業者に対し、速やかに当該特定受託事業者の利益を保護するため必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

6項

公正取引委員会は、業務委託事業者が第六条第三項の規定に違反していると認めるときは、当該業務委託事業者に対し、速やかに不利益な取扱いをやめるべきこと その他必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

1項

公正取引委員会は、前条の規定による勧告を受けた者が、正当な理由がなく、当該勧告に係る措置をとらなかったときは、当該勧告を受けた者に対し、当該勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。

2項

公正取引委員会は、前項の規定による命令をした場合には、その旨を公表することができる。

1項

前条第一項の規定による命令をする場合については、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律昭和二十二年法律第五十四号第六十一条第六十五条第一項 及び第二項第六十六条第七十条の三第三項 及び第四項第七十条の六から第七十条の九まで第七十条の十二第七十六条第七十七条第八十五条第一号に係る部分に限る)、第八十六条第八十七条 並びに第八十八条の規定を準用する。

1項

中小企業庁長官は、第七条の規定の施行に必要な限度において、業務委託事業者特定業務委託事業者特定受託事業者 その他の関係者に対し、業務委託に関し報告をさせ、又はその職員に、これらの者の事務所 その他の事業場に立ち入り、帳簿書類 その他の物件を検査させることができる。

2項

公正取引委員会は、第八条 及び第九条第一項の規定の施行に必要な限度において、業務委託事業者特定業務委託事業者特定受託事業者 その他の関係者に対し、業務委託に関し報告をさせ、又はその職員に、これらの者の事務所 その他の事業場に立ち入り、帳簿書類 その他の物件を検査させることができる。

3項

前二項の規定により職員が立ち入るときは、その身分を示す証明書を携帯し、関係人に提示しなければならない。

4項

第一項 及び第二項の規定による立入検査の権限は、犯罪捜査のために認められたものと解釈してはならない。

第三章 特定受託業務従事者の就業環境の整備

1項

特定業務委託事業者は、新聞、雑誌 その他の刊行物に掲載する広告、文書の掲出 又は頒布 その他厚生労働省令で定める方法(次項において「広告等」という。)により、その行う業務委託に係る特定受託事業者募集に関する情報業務の内容 その他の就業に関する事項として政令で定める事項に係るものに限る)を提供するときは、当該情報について虚偽の表示 又は誤解を生じさせる表示をしてはならない。

2項

特定業務委託事業者は、広告等により前項情報を提供するときは、正確かつ最新の内容に保たなければならない。

1項

特定業務委託事業者は、その行う業務委託(政令で定める期間以上の期間行うもの(当該業務委託に係る契約の更新により当該政令で定める期間以上継続して行うこととなるものを含む。)に限る。以下この条 及び第十六条第一項において「継続的業務委託」という。)の相手方である特定受託事業者からの申出に応じて、当該特定受託事業者(当該特定受託事業者が第二条第一項第二号に掲げる法人である場合にあっては、その代表者)が妊娠出産 若しくは育児 又は介護以下この条において「育児介護等」という。)と両立しつつ当該継続的業務委託に係る業務に従事することができるよう、その者育児介護等の状況に応じた必要な配慮をしなければならない。

2項

特定業務委託事業者は、その行う継続的業務委託以外の業務委託の相手方である特定受託事業者からの申出に応じて、当該特定受託事業者(当該特定受託事業者が第二条第一項第二号に掲げる法人である場合にあっては、その代表者)が育児介護等と両立しつつ当該業務委託に係る業務に従事することができるよう、その者の育児介護等の状況に応じた必要な配慮をするよう努めなければならない。

1項

特定業務委託事業者は、その行う業務委託に係る特定受託業務従事者に対し当該業務委託に関して行われる次の各号に規定する言動により、当該各号に掲げる状況に至ることのないよう、その者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備 その他の必要な措置を講じなければならない。

一 号

性的な言動に対する特定受託業務従事者の対応によりその者(その者が第二条第一項第二号に掲げる法人の代表者である場合にあっては、当該法人)に係る業務委託の条件について不利益を与え、又は性的な言動により特定受託業務従事者の就業環境を害すること。

二 号
特定受託業務従事者の妊娠 又は出産に関する事由であって厚生労働省令で定めるものに関する言動によりその者の就業環境を害すること。
三 号
取引上の優越的な関係を背景とした言動であって業務委託に係る業務を遂行する上で必要かつ相当な範囲を超えたものにより特定受託業務従事者の就業環境を害すること。
2項

特定業務委託事業者は、特定受託業務従事者前項の相談を行ったこと 又は特定業務委託事業者による当該相談への対応に協力した際に事実を述べたことを理由として、その者その者が第二条第一項第二号に掲げる法人の代表者である場合にあっては、当該法人)に対し、業務委託に係る契約の解除 その他の不利益な取扱いをしてはならない。

1項

厚生労働大臣は、前三条に定める事項に関し、特定業務委託事業者が適切に対処するために必要な指針を公表するものとする。

1項

特定業務委託事業者は、継続的業務委託に係る契約の解除契約期間の満了後に更新しない場合を含む。次項において同じ。)をしようとする場合には、当該契約の相手方である特定受託事業者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、少なくとも三十日前までに、その予告をしなければならない。


ただし、災害 その他やむを得ない事由により予告することが困難な場合 その他の厚生労働省令で定める場合は、この限りでない。

2項

特定受託事業者が、前項予告がされた日から同項の契約が満了する日までの間において、契約の解除の理由の開示を特定業務委託事業者に請求した場合には、当該特定業務委託事業者は、当該特定受託事業者に対し、厚生労働省令で定めるところにより、遅滞なくこれを開示しなければならない。


ただし第三者の利益を害するおそれがある場合 その他の厚生労働省令で定める場合は、この限りでない。

1項

特定業務委託事業者から業務委託を受け、又は受けようとする特定受託事業者は、この章の規定に違反する事実がある場合には、厚生労働大臣に対し、その旨を申し出て、適当な措置をとるべきことを求めることができる。

2項

厚生労働大臣は、前項の規定による申出があったときは、必要な調査を行い、その申出の内容が事実であると認めるときは、この法律に基づく措置 その他適当な措置をとらなければならない。

3項

第六条第三項の規定は、第一項の場合について準用する。

1項

厚生労働大臣は、特定業務委託事業者が第十二条第十四条第十六条 又は前条第三項において準用する第六条第三項の規定に違反していると認めるときは、当該特定業務委託事業者に対し、その違反を是正し、又は防止するために必要な措置をとるべきことを勧告することができる。

1項

厚生労働大臣は、前条の規定による勧告(第十四条に係るものを除く)を受けた者が、正当な理由がなく、当該勧告に係る措置をとらなかったときは、当該勧告を受けた者に対し、当該勧告に係る措置をとるべきことを命ずることができる。

2項

厚生労働大臣は、前項の規定による命令をした場合には、その旨を公表することができる。

3項

厚生労働大臣は、前条の規定による勧告第十四条に係るものに限る)を受けた者が、正当な理由がなく、当該勧告に係る措置をとらなかったときは、その旨を公表することができる。

1項

厚生労働大臣は、第十八条第十四条に係る部分を除く)及び前条第一項の規定の施行に必要な限度において、特定業務委託事業者特定受託事業者 その他の関係者に対し、業務委託に関し報告をさせ、又はその職員に、これらの者の事務所 その他の事業場に立ち入り、帳簿書類 その他の物件を検査させることができる。

2項

厚生労働大臣は、第十八条第十四条に係る部分に限る)及び前条第三項の規定の施行に必要な限度において、特定業務委託事業者に対し、業務委託に関し報告を求めることができる。

3項

第十一条第三項 及び第四項の規定は、第一項の規定による立入検査について準用する。

第四章 雑則

1項

は、特定受託事業者に係る取引の適正化 及び特定受託業務従事者の就業環境の整備に資するよう、特定受託事業者からの相談に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備 その他の必要な措置を講ずるものとする。

1項

公正取引委員会 及び中小企業庁長官 並びに厚生労働大臣は、この法律の施行に関し必要があると認めるときは、業務委託事業者に対し、指導 及び助言をすることができる。

1項

この法律に定める厚生労働大臣権限は、厚生労働省令で定めるところにより、その一部を都道府県労働局長委任することができる。

第五章 罰則

1項

次の各号いずれかに該当する場合には、当該違反行為をした者は、五十万円以下の罰金に処する。

一 号

第九条第一項 又は第十九条第一項の規定による命令に違反したとき。

二 号

第十一条第一項 若しくは第二項 又は第二十条第一項の規定による報告をせず、若しくは虚偽の報告をし、又はこれらの規定による検査を拒み、妨げ、若しくは忌避したとき。

1項

法人の代表者 又は法人 若しくは人の代理人、使用人 その他の従業者が、その法人 又は人の業務に関し、前条の違反行為をしたときは、行為者を罰するほか、その法人 又は人に対して同条の刑を科する。

1項

第二十条第二項の規定による報告をせず、又は虚偽の報告をした者は、二十万円以下の過料に処する。