新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための雇用保険法の臨時特例等に関する法律

令和二年法律第五十四号
分類 法律
カテゴリ   労働
@ 施行日 : 令和四年四月一日 ( 2022年 4月1日 )
@ 最終更新 : 令和四年法律第十二号による改正
最終編集日 : 2024年 11月23日 19時25分

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1項

この法律は、新型コロナウイルス感染症 及び そのまん延防止のための措置が労働者 及び事業主に及ぼす影響の緩和を図るため、昭和四十九年法律第百十六号)の特例等を定めるものとする。

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1項

この法律において「新型コロナウイルス感染症」とは、病原体がベータコロナウイルス属のコロナウイルス(令和二年一月に、中華人民共和国から世界保健機関に対して、人に伝染する能力を有することが新たに報告されたものに限る)である感染症をいう。

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1項

に規定する受給資格者(以下この条において「受給資格者」という。)であって、に規定する就職が困難な受給資格者以外のもの(に規定する個別延長給付 又はの規定による基本手当の支給を受けることができるものを除く)のうち、次の各号に掲げる場合の区分に応じ当該各号に定める者については、公共職業安定所長が、その地域における雇用機会の状況 及び新型コロナウイルス感染症についての新型インフルエンザ等対策特別措置法平成二十四年法律第三十一号に規定する新型インフルエンザ等緊急事態措置の実施の状況 その他の事情を勘案し、に規定する指導基準に照らして再就職を促進するために必要な職業指導を行うことが適当であると認めた場合においては、第四項の規定による期間内の失業している日(に規定する失業の認定を受けた日に限る)について、の規定による所定給付日数を超えて基本手当を支給することができる。

一 号

受給資格(に規定する受給資格をいう。次号 及び第三号において同じ。)に係る離職の日が、その居住する地域における緊急事態措置実施期間(新型コロナウイルス感染症についてのに掲げる期間をいう。以下この条において同じ。)前である場合

当該緊急事態措置実施期間の初日の前日において現に受給資格者である者

二 号

受給資格に係る離職の日が、その居住する地域における緊急事態措置実施期間中である場合(前号に該当する場合を除く

特定理由離職者(に規定する特定理由離職者をいう。次号において同じ。)又は特定受給資格者(に規定する特定受給資格者をいう。同号において同じ。)である者

三 号

受給資格に係る離職の日が、その居住する地域における緊急事態措置実施期間後である場合(前二号に該当する場合を除く

特定理由離職者(に規定するものに限る)又は特定受給資格者であって、新型コロナウイルス感染症 及び そのまん延防止のための措置の影響( 及びにおいて「新型コロナウイルス感染症等の影響」という。)により離職を余儀なくされた者

2項

前項の場合において、所定給付日数を超えて基本手当を支給する日数は、六十日 又はに該当する受給資格者にあっては、三十日)を限度とするものとする。

3項

所定給付日数に相当する日数分の基本手当の支給を受け終わった日が、その居住する地域における緊急事態措置実施期間の末日(当該緊急事態措置実施期間が複数あるときは、その末日が直近のものとする。)の翌日から起算して一年を経過した日後である受給資格者には、第一項の規定にかかわらず同項の規定による基本手当は、支給しない。

4項

第一項の規定による基本手当の支給を受ける受給資格者の受給期間は、 及びの規定にかかわらず、これらの規定による期間に第二項に規定する日数を加えた期間とする。

5項

第一項の規定の適用がある場合における 及びの規定の適用については、


個別延長給付を」とあるのは
「個別延長給付 又は新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための雇用保険法の臨時特例等に関する法律令和二年法律第五十四号。以下「臨時特例法」という。第三条第一項の規定による基本手当の支給(以下「特例延長給付」という。)を」と、

個別延長給付が」とあるのは
「個別延長給付 又は特例延長給付が」と、


個別延長給付、」とあるのは
「個別延長給付、特例延長給付、」と、

個別延長給付 又は」とあるのは
「個別延長給付、特例延長給付 又は」と、

個別延長給付が」とあるのは
「個別延長給付 又は特例延長給付が」と、

及び
個別延長給付」とあるのは
「個別延長給付、特例延長給付」と、


並びに第五十九条第一項」とあるのは
「、 並びに臨時特例法第三条第一項」と

する。

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1項

政府は、新型コロナウイルス感染症等の影響による労働者の失業の予防を図るため、の雇用安定事業として、新型コロナウイルス感染症等の影響により事業主が休業させ、その休業させられている期間(令和五年三月三十一日までの期間に限る)の全部 又は一部について賃金の支払を受けることができなかったに規定する被保険者(において「被保険者」という。)に対して、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金を支給する事業を実施することができる。

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1項

政府は、新型コロナウイルス感染症等の影響による労働者の失業の予防を図るため、新型コロナウイルス感染症等の影響により事業主が休業させ、その休業させられている期間(令和五年三月三十一日までの期間に限る)の全部 又は一部について賃金の支払を受けることができなかった被保険者でない労働者(厚生労働省令で定める者を除く)に対して、予算の範囲内において、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金に準じて特別の給付金を支給することができる。

2項

及び除く)、除く)及びの規定は、前項の規定による給付金の支給について準用する。


この場合において、


被保険者 若しくは受給資格者、高年齢受給資格者、特例受給資格者 若しくは日雇受給資格者(以下「受給資格者等」という。)若しくは教育訓練給付対象者」とあるのは
「被保険者でない労働者」と、

、若しくは」とあるのは
「、又は」と、

事業主 又は労働保険事務組合 若しくは労働保険事務組合であつた団体」とあるのは
「事業主」と、

この法律の施行」とあるのは
新型コロナウイルス感染症等の影響に対応するための雇用保険法の臨時特例等に関する法律令和二年法律第五十四号。以下「臨時特例法」という。第五条第一項の規定による給付金の支給」と、


被保険者、受給資格者等、教育訓練給付対象者 又は未支給の失業等給付等」とあるのは
臨時特例法第五条第一項の給付金」と、

この法律の施行」とあるのは
同項の規定による給付金の支給」と、


この法律の施行」とあるのは
「臨時特例法第五条第一項の規定による給付金の支給」と、


この法律の施行」とあるのは
臨時特例法第五条第一項の規定による給付金の支給」と、

被保険者、受給資格者等 若しくは教育訓練給付対象者」とあるのは
「被保険者でない労働者」と、

、若しくは」とあるのは
「、又は」と、

事業所 又は労働保険事務組合 若しくは労働保険事務組合であつた団体の事務所」とあるのは
「事業所」と、


被保険者、受給資格者等、教育訓練給付対象者 又は未支給の失業等給付等」とあるのは
臨時特例法第五条第一項の給付金」と、


法人(法人でない労働保険事務組合を含む。以下 この項において同じ。)」とあるのは
「法人」と、

前三条」とあるのは
又は」と

する。

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1項

新型コロナウイルス感染症対応休業支援金 及びの給付金を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押えることができない。

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1項

租税 その他の公課は、新型コロナウイルス感染症対応休業支援金 及びの給付金として支給を受けた金銭を標準として課することができない。

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1項

この法律に規定するもののほか、この法律の実施のため必要な手続 その他の事項は、厚生労働省令で定める。

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