港則法

# 昭和二十三年法律第百七十四号 #

第三章 航路及び航法

分類 法律
カテゴリ   海運
@ 施行日 : 令和七年六月一日
@ 最終更新 : 令和四年法律第六十八号
最終編集日 : 2026年 09月09日 19時03分


1項

汽艇等以外の船舶は、特定港に出入し、又は特定港を通過するには、国土交通省令で定める航路次条から第三十九条まで 及び第四十一条において単に「航路」という。)によらなければならない。


ただし、海難を避けようとする場合 その他やむを得ない事由のある場合は、この限りでない。

1項

船舶は、航路内においては、次に掲げる場合を除いては、投びようし、又はえい航している船舶を放してはならない。

一 号
海難を避けようとするとき。
二 号
運転の自由を失つたとき。
三 号
人命 又は急迫した危険のある船舶の救助に従事するとき。
四 号

第三十一条の規定による港長の許可を受けて工事 又は作業に従事するとき。

1項

航路外から航路に入り、又は航路から航路外に出ようとする船舶は、航路を航行する他の船舶の進路を避けなければならない。

2項

船舶は、航路内においては、並列して航行してはならない。

3項

船舶は、航路内において、他の船舶と行き会うときは、右側を航行しなければならない。

4項

船舶は、航路内においては、他の船舶を追い越してはならない。

1項

港長は、地形、潮流 その他の自然的条件 及び船舶交通の状況を勘案して、航路を航行する船舶の航行に危険を生ずるおそれのあるものとして航路ごとに国土交通省令で定める場合において、航路を航行し、又は航行しようとする船舶の危険を防止するため必要があると認めるときは、当該船舶に対し、国土交通省令で定めるところにより、当該危険を防止するため必要な間航路外で待機すべき旨を指示することができる。

1項

汽船が港の防波堤の入口 又は入口附近で他の汽船と出会う虞のあるときは、入航する汽船は、防波堤の外で出航する汽船の進路を避けなければならない。

1項

船舶は、港内 及び港の境界附近においては、他の船舶に危険を及ぼさないような速力で航行しなければならない。

2項

帆船は、港内では、帆を減じ 又は引船を用いて航行しなければならない。

1項

船舶は、港内においては、防波堤、ふとう その他の工作物の突端 又は停泊船舶を右げんに見て航行するときは、できるだけこれに近寄り、左げんに見て航行するときは、できるだけこれに遠ざかつて航行しなければならない。

1項

汽艇等は、港内においては、汽艇等以外の船舶の進路を避けなければならない。

2項

総トン数が五百トンを超えない範囲内において国土交通省令で定めるトン数以下である船舶であつて汽艇等以外のもの(以下「小型船」という。)は、国土交通省令で定める船舶交通が著しく混雑する特定港内においては、小型船 及び汽艇等以外の船舶の進路を避けなければならない。

3項

小型船 及び汽艇等以外の船舶は、前項の特定港内を航行するときは、国土交通省令で定める様式の標識をマストに見やすいように掲げなければならない。

1項

国土交通大臣は、港内における地形、潮流 その他の自然的条件により第十三条第三項 若しくは第四項第十五条 又は第十七条の規定によることが船舶交通の安全上著しい支障があると認めるときは、これらの規定にかかわらず、国土交通省令で当該港における航法に関して特別の定めをすることができる。

2項

第十三条から前条までに定めるもののほか国土交通大臣は、国土交通省令で一定の港における航法に関して特別の定めをすることができる。