著作権法

# 昭和四十五年法律第四十八号 #

第二節 適用範囲

分類 法律
カテゴリ   文化
@ 施行日 : 令和六年七月十九日 ( 2024年 7月19日 )
@ 最終更新 : 令和六年法律第五十五号による改正
最終編集日 : 2024年 08月13日 15時54分


1項

著作物は、次の各号いずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。

一 号

日本国民わが国の法令に基づいて設立された法人 及び国内に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ。)の著作物

二 号

最初に国内において発行された著作物(最初に国外において発行されたが、その発行の日から三十日以内に国内において発行されたものを含む。

三 号

前二号に掲げるもののほか、条約によりわがが保護の義務を負う著作物

1項

実演は、次の各号いずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。

一 号

国内において行われる実演

二 号

次条第一号 又は第二号に掲げるレコードに固定された実演

三 号

第九条第一号 又は第二号に掲げる放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く

四 号

第九条の二各号に掲げる有線放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く

五 号

前各号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げる実演

実演家レコード製作者 及び放送機関の保護に関する国際条約(以下「実演家等保護条約」という。)の締約国において行われる実演

次条第三号に掲げるレコードに固定された実演

第九条第三号に掲げる放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く

六 号

前各号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げる実演

実演 及びレコードに関する世界知的所有権機関条約(以下「実演・レコード条約」という。)の締約国において行われる実演

次条第四号に掲げるレコードに固定された実演

七 号

前各号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げる実演

世界貿易機関加盟国において行われる実演

次条第五号に掲げるレコードに固定された実演

第九条第四号に掲げる放送において送信される実演(実演家の承諾を得て送信前に録音され、又は録画されているものを除く

八 号

前各号に掲げるもののほか、視聴覚的実演に関する北京条約の締約国の国民 又は当該締約国に常居所を有する者である実演家に係る実演

1項

レコードは、次の各号いずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。

一 号

日本国民レコード製作者とするレコード

二 号

レコードでこれに固定されている音が最初に国内において固定されたもの

三 号

前二号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げるレコード

実演家等保護条約の締約国の国民当該締約国の法令に基づいて設立された法人 及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ。)をレコード製作者とするレコード

レコードでこれに固定されている音が最初に実演家等保護条約の締約国において固定されたもの

四 号

前三号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げるレコード

実演・レコード条約の締約国の国民当該締約国の法令に基づいて設立された法人 及び当該締約国に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ。)をレコード製作者とするレコード

レコードでこれに固定されている音が最初に実演・レコード条約の締約国において固定されたもの

五 号

前各号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げるレコード

世界貿易機関の加盟国の国民当該加盟国の法令に基づいて設立された法人 及び当該加盟国に主たる事務所を有する法人を含む。以下同じ。)をレコード製作者とするレコード

レコードでこれに固定されている音が最初に世界貿易機関の加盟国において固定されたもの

六 号

前各号に掲げるもののほか、許諾を得ないレコードの複製からのレコード製作者の保護に関する条約(第百二十一条の二第二号において「レコード保護条約」という。)により我がが保護の義務を負うレコード

1項

放送は、次の各号いずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。

一 号

日本国民である放送事業者の放送

二 号

国内にある放送設備から行なわれる放送

三 号

前二号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げる放送

実演家等保護条約の締約国の国民である放送事業者の放送

実演家等保護条約の締約国にある放送設備から行われる放送

四 号

前三号に掲げるもののほか、次のいずれかに掲げる放送

世界貿易機関加盟国の国民である放送事業者の放送

世界貿易機関加盟国にある放送設備から行われる放送

1項

有線放送は、次の各号いずれかに該当するものに限り、この法律による保護を受ける。

一 号

日本国民である有線放送事業者の有線放送(放送を受信して行うものを除く次号において同じ。

二 号

国内にある有線放送設備から行われる有線放送