自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律施行令

平成十四年政令第二十六号
略称 : 運転代行業適正化法施行令  自動車運転代行業法施行令 
分類 政令
カテゴリ   警察
@ 施行日 : 令和元年十二月十四日
@ 最終更新 : 令和元年政令第百三十三号による改正
最終編集日 : 2020年 12月14日 10時48分

制定に関する表明

内閣は、

自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律平成十三年法律第五十七号
第五条第一項 及び同項第六号
並びに第八条第一項

同法第十九条第一項の規定により
読み替えて適用される

道路交通法昭和三十五年法律第百五号
第七十五条第二項
及び第七十五条の二第一項

並びに
自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律

  • 第二十三条第一項
  • 第二十七条

並びに第二十八条第一項
及び第二項の規定に基づき、

この政令を制定する。

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1項

自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律以下「」という。
第五条第一項の政令で定める書類は、

次の各号に掲げる区分に応じ、
当該各号に定める書類とする。

一 号

法第四条の認定を受けようとする者が
個人である場合

次に掲げる書類

住民票の写し(住民基本台帳法(昭和四十二年法律第八十一号)第七条第五号に掲げる事項(外国人にあっては、同法第三十条の四十五に規定する 国籍等)が記載されたものに限る次号ニにおいて同じ。)(民法明治二十九年法律第八十九号第七百五十三条の規定により 成年に達したものとみなされた未成年者(外国人を除く)にあっては、戸籍の謄本 又は抄本

法第三条第五号
該当しない者であることを証する書類として

国家公安委員会規則で定めるもの

法第二条第一項に規定する
自動車運転代行業(以下単に「自動車運転代行業」という。)に関し

民法
第六条第一項の規定により
営業を許された未成年者にあっては、

未成年者の登記事項証明書

法第三条第六号ただし書の
適用を受ける未成年者にあっては、

法第二条第二項に規定する
自動車運転代行業者(以下単に「自動車運転代行業者」という。)の
相続人であることを
法定代理人が誓約する書面

並びに法定代理人に係る
及びに掲げる書類(法定代理人が 法人である場合にあっては、当該法人に係る 次号イから ホまでに掲げる書類

法第二条第六項に規定する
代行運転自動車の運行により生じた利用者

その他の者の

  • 生命、
  • 身体

又は財産の損害を
賠償するための措置が

法第十二条の国土交通省令で定める
基準に適合することを証する書類として

国土交通省令で定めるもの

法第三条第八号に規定する
安全運転管理者等(以下単に「安全運転管理者等」という。)が

法第十九条第一項の規定により
読み替えて適用される

道路交通法第五条において「読替え後の道路交通法」という。
第七十四条の三第一項 又は第四項の

内閣府令で定める要件を
備えていることを証する書類として

国家公安委員会規則で定めるもの

二 号

法第四条の認定を受けようとする者が
法人である場合

次に掲げる書類

法人の登記事項証明書

定款 又は これに代わる書類

法第三条第九号に規定する
役員(以下 この号において 単に「役員」という。)の氏名

及び住所を記載した名簿

役員の住民票の写し

役員に係る
前号ロに掲げる書類

前号ホに掲げる書類

前号ヘに掲げる書類

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1項

法第五条第一項第六号
政令で定める事項は、

法第二条第七項に規定する
随伴用自動車に係る

道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)の
規定による

自動車登録番号
若しくは車両番号

又は地方税法昭和二十五年法律第二百二十六号
第四百六十三条の十八第三項(同法第一条第二項において準用する 場合を含む。)に規定する
標識の番号(これらが存しない場合にあっては、車台番号)とする。

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1項

法第八条第一項
政令で定める事項は、

法第五条第一項各号に掲げる
事項のうち

  • 変更に係る事項、
  • 変更の年月日

及び変更の理由とする。

2項

法第八条第一項
政令で定める書類は、

次の各号に掲げる
変更に係る事項の区分に応じ、

当該各号に定める書類とする。

一 号

法第五条第一項第一号
掲げる事項(氏名、名称 又は法人の代表者の氏名に限る

個人 又は 法人の別に応じ、
それぞれ第一条第一号イ 又は第二号イに掲げる書類

二 号

法第五条第一項第二号
掲げる事項(法人の主たる営業所の所在地に限る

第一条第二号イに掲げる書類

三 号

法第五条第一項第三号に掲げる事項

第一条第一号ホに掲げる書類

四 号

法第五条第一項第四号に掲げる事項

新たに選任された安全運転管理者等に係る
第一条第一号ヘに掲げる書類

五 号

法第五条第一項第五号に掲げる事項

次に掲げる区分に応じ、
それぞれ次に定める書類(第一条第二号イに掲げる書類にあっては、役員が登記事項である場合に限る

役員が新たに就任した場合(再任された場合を除く

第一条第二号イに掲げる書類
並びに当該役員に係る同号ニ 及びに掲げる書類

役員が再任され、又は退任した場合

第一条第二号イに掲げる書類

役員の氏名に変更があった場合( 及びに掲げる場合を除く

第一条第二号イに掲げる書類
及び当該役員に係る同号ニに掲げる書類

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1項

自動車運転代行業者についての

道路交通法施行令(昭和三十五年政令第二百七十号)の
次の表の上欄に掲げる規定の適用については、

これらの規定中
同表の中欄に掲げる字句は、

それぞれ同表の下欄に掲げる字句とする。

読み替える規定
読み替えられる字句
読み替える字句
第二十六条の六各号列記以外の部分
法第七十五条第二項
自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律(平成十三年法律第五十七号。以下「運転代行業法」という。)第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第二項
第二十六条の六第一号
自動車(
自動車運転代行業者等(運転代行業法第二条第二項に規定する 自動車運転代行業者(以下単に「自動車運転代行業者」という。)又は運転代行業法第三条第八号に規定する 安全運転管理者等をいう。以下この条において同じ。)が 次の表の上欄に掲げる違反行為をし、当該違反行為により 運転代行業法第二条第一項に規定する 自動車運転代行業(以下単に「自動車運転代行業」という。)の用に供される自動車(
使用者(安全運転管理者、副安全運転管理者 その他自動車の運行を直接管理する地位にある者を含む。以下この条において「使用者等」という。)が 次の表の上欄に掲げる違反行為をし、当該違反行為により 自動車の運転者
運転者
下欄に掲げる違反行為
下欄に掲げる違反行為(運転代行業法第二条第七項に規定する 随伴用自動車(以下単に「随伴用自動車」という。)の運転者については、法第百十八条第一項第七号の違反行為に限る。
自動車の使用者等
自動車運転代行業者等
法第百十七条の二第四号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二第四号
法第百十七条の二第五号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二第五号
法第百十七条の二の二第八号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二の二第八号
法第百十七条の二の二第九号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二の二第九号
法第百十七条の二の二第十号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二の二第十号
法第百十八条第一項第四号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十八条第一項第四号
法第七十五条第一項第五号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第一項第五号
自動車の運転者の
自動車運転代行業の用に供される自動車の運転者の
第二十六条の六第二号
自動車の使用者等
自動車運転代行業者等
自動車の運転者
自動車運転代行業の用に供される自動車の運転者
違反行為をした場合
違反行為(随伴用自動車の運転者については、法第百十八条第一項第二号 又は第百十九条第一項第三号の二の違反行為に限る。)をした場合
法第百十八条第一項第四号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十八条第一項第四号
法第七十五条第一項第二号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第一項第二号
法第百十八条第一項第五号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十八条第一項第五号
法第百十九条第一項第十一号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十九条第一項第十一号
法第百十九条の二第一項第三号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十九条の二第一項第三号
自動車の使用者が、当該自動車の使用の本拠において使用する
自動車運転代行業者が、その自動車運転代行業の用に供する
法第七十五条第二項
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第二項
法第七十五条の二第一項
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条の二第一項
当該自動車の使用の本拠における その者
その自動車運転代行業
法第百十七条の二第四号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二第四号
法第百十七条の二の二第八号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第百十七条の二の二第八号
法第七十五条第一項第五号
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第一項第五号
第二十六条の七第一項
法第七十五条の二第一項
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条の二第一項
掲げる違反行為
掲げる違反行為(運転代行業法第二条第六項に規定する 代行運転自動車の運転者の違反行為を除き、随伴用自動車の運転者については法第五十八条の三第一項に規定する 過積載をして自動車を運転する行為に限る。以下同じ。
自動車の使用者
自動車運転代行業者
当該使用者
当該自動車運転代行業者
法第二十二条の二第一項の
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第二十二条の二第一項の
法第五十八条の四
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第五十八条の四
法第六十六条の二第一項の
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第六十六条の二第一項の
当該違反行為に係る 自動車の使用の本拠において使用する
自動車運転代行業者が その自動車運転代行業の用に供する
法第七十五条第二項
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第二項
第二十六条の八
法第七十五条の二第二項
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条の二第二項
車両の使用者
車両(随伴用自動車を除く。)の使用者である自動車運転代行業者
当該使用者
当該自動車運転代行業者
法第七十五条第二項
運転代行業法第十九条第一項の規定により 読み替えて適用される法第七十五条第二項
当該車両の使用の本拠において使用する
その自動車運転代行業の用に供する
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1項

法第二十三条第一項の政令で定める基準は、
次項に定めるもののほか

次に掲げるとおりとする。

一 号

自動車運転代行業者が
次のいずれかに該当したときは、

それぞれ次に定める点数が、
次号に規定する
累積点数の算出の基礎として、

当該自動車運転代行業者に
付されるものとする。

法第二十二条第一項
若しくは第二項

又は第二十五条第二項第一号の規定による
指示に違反したとき

二点

法第二条第四項に規定する
運転代行業務(以下単に「運転代行業務」という。)に関し

読替え後の道路交通法
第二十二条の二第一項

又は第六十六条の二第一項の規定による
指示に違反したとき

一点

法第二十二条第一項 若しくは第二項
又は第二十五条第二項第一号の規定による
指示を受けるに至った場合において、

当該指示の理由が、

当該自動車運転代行業者
又は その安全運転管理者等

若しくは 法第二条第五項に規定する
運転代行業務従事者により

次の表行為の欄に掲げる行為が
されたことであるとき

次の表行為の欄の区分に応じ、
同表点数の欄に定める点数

行為
点数
一 運転代行業務に関し読替え後の道路交通法第七十五条第一項第一号から 第四号までの規定に違反する行為
三点
二 運転代行業務に関し道路運送法(昭和二十六年法律第百八十三号)第四条第一項、第四十三条第一項 又は第七十八条の規定に違反する行為
三点
三 法第五条第一項、第六条、第八条第一項、第九条第一項、第十条 若しくは第十六条の規定に違反する行為、運転代行業務に関し読替え後の道路交通法第七十四条の三第一項 若しくは第四項 若しくは第七十五条第一項第七号の規定に違反する行為、法第二十条第一項の規定に違反する行為 又は 法第二十一条第一項の規定に違反して報告をせず、若しくは資料の提出をせず、若しくは同項の規定による報告 若しくは資料の提出について 虚偽の報告をし、若しくは虚偽の資料を提出し、若しくは同項の規定による立入検査を拒み、妨げ、若しくは忌避する行為
二点
四 法第十一条、第十二条、第十三条第一項 若しくは第三項、第十七条第一項 若しくは第二十条第二項の規定に違反する行為 又は 法第二十一条第二項の規定に違反して報告をせず、若しくは資料の提出をせず、若しくは同項の規定による報告 若しくは資料の提出について 虚偽の報告をし、若しくは虚偽の資料を提出し、若しくは同項の規定による立入検査を拒み、妨げ、若しくは忌避する行為
二点
五 法第十四条第二項の規定に違反する行為 又は運転代行業務に関し読替え後の道路交通法第七十四条の三第二項、第七項 若しくは第八項の規定に違反する行為
一点
六 法第十五条、第十七条第三項 又は第十八条の規定に違反する行為
一点
二 号

都道府県公安委員会は、

自動車運転代行業者について
次のいずれかに掲げる事由が生じたときは、

その都度、当該事由が生じた日(に掲げる事由が生じたときにあっては 法第二十二条第二項の規定による指示に違反した日とし、 又はに掲げる事由が生じたときにあってはそれぞれに規定する行為で直近のものがあった日とする。)から起算して
過去二年以内に行われた

法第二十二条第一項 若しくは第二項
若しくは第二十五条第二項第一号の規定による
指示に違反する行為、

運転代行業務に関し
読替え後の

道路交通法
第二十二条の二第一項

若しくは第六十六条の二第一項の規定による
指示に違反する行為

又は自動車運転代行業者が
法第二十二条第一項 若しくは第二項

若しくは第二十五条第二項第一号の規定による
指示を受けるに至った場合における

当該指示の理由となった
前号ハの表行為の欄に掲げる行為の
それぞれについて

同号の規定により
当該自動車運転代行業者に付された点数(当該自動車運転代行業者が当該期間内に法第二十三条第一項 又は第二十五条第二項第二号の規定による命令を受けたことがある場合には、直近の当該命令後のものに限る)を
合算した点数(以下「累積点数」という。)を
算出し、

当該累積点数が

次の表前歴の回数の欄に掲げる区分に応じ
同表点数の欄に定める点数以上であるときは、

同表期間の欄に定める
期間の範囲内において、

自動車運転代行業の
停止を命ずるものとする。

法第二十二条第一項
又は第二十五条第二項第一号の規定による

指示に違反したこと。

法第二十二条第二項の規定による
指示に違反したことを理由とする

法第二十三条第二項の規定による
要請がされたこと。

運転代行業務に関し

読替え後の道路交通法
第二十二条の二第一項
又は第六十六条の二第一項の規定による

指示に違反したこと。

前号ハの表一の項、三の項
又は五の項行為の欄に掲げる
行為があったことを理由とする

法第二十二条第一項
又は第二十五条第二項第一号の規定による

指示を受けるに至ったこと。

前号ハの表二の項、四の項
又は六の項行為の欄に掲げる
行為があったことを理由とする

法第二十三条第二項の規定による
要請がされたこと。

に掲げる事由が生じた場合のほか、

前号ハの表二の項、四の項
又は六の項行為の欄に掲げる

行為があったことを理由とする
指示をした旨の

法第二十二条第二項の規定による
通知がされたこと。

前歴の回数
点数
期間
なし
四点
四月
一回
三点
五月
二回以上
二点
六月
備考 この表において「前歴の回数」とは、自動車運転代行業者が この号に規定する 二年の期間内に法第二十三条第一項 又は第二十五条第二項第二号の規定による命令を受けた回数をいう。
三 号

自動車運転代行業者について

前号イ 又はに掲げる
事由が生じた場合において、

累積点数が
同号の表前歴の回数の欄に掲げる
区分に応じ

同表点数の欄に定める
点数未満であるときは、

一月以内の期間、

自動車運転代行業の
停止を命ずることができる。

四 号

自動車運転代行業者について

第二号ロ 又はに掲げる
事由が生じた場合において、

累積点数が同号の表前歴の回数の欄に掲げる区分に応じ
同表点数の欄に定める点数未満であるときは、

一月以内の期間、

自動車運転代行業の
停止を命ずるものとする。

2項

法第二十三条第一項
又は第二十五条第二項第二号の規定による

命令の対象についての
法第二十三条第一項の政令で定める基準は、

次に掲げるとおりとする。

一 号

累積点数に係る行為のすべてが
一の営業所に係るものである場合には、

当該営業所における

自動車運転代行業の
停止を命ずるものとする。

二 号

前号に掲げる場合のほか、

自動車運転代行業の
停止を命ずる場合には、

自動車運転代行業の
全部の停止を命ずるものとする。

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1項

の規定により
道公安委員会の権限に属する事務は、

道警察本部の所在地を
包括する方面を除く方面については、

当該方面公安委員会が行う。

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1項

に規定する
国土交通大臣の権限(法第十三条第四項に規定する ものを除く)に
属する事務は、

自動車運転代行業を営む者の
主たる営業所の所在地を管轄する

都道府県知事が行うこととする。

2項

前項の場合においては、

法中同項に規定する事務に係る
国土交通大臣に関する規定は、

都道府県知事に関する規定として
都道府県知事に適用があるものとする。

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