国土交通大臣、都道府県知事、市町村長 又は独立行政法人都市再生機構理事長 若しくは地方住宅供給公社理事長(以下「機構理事長等」という。)は、第三条第四項 若しくは第五項、第三条の二 又は第三条の三の規定により施行する土地区画整理事業の施行の準備 又は施行のために他人の占有する土地に立ち入つて測量し、又は調査する必要がある場合においては、その必要の限度において、他人の占有する土地に、自ら立ち入り、又はその命じた者 若しくは委任した者に立ち入らせることができる。第三条第一項の規定により土地区画整理事業を施行しようとする者、個人施行者、組合を設立しようとする者、組合、同条第三項の規定により土地区画整理事業を施行しようとする者 又は区画整理会社についても、その者が当該土地の属する区域を管轄する市町村長の認可を受けた場合においては、同様とする。
土地区画整理法
第一節 通則
前項の規定により他人の占有する土地に立ち入ろうとする者は、立ち入ろうとする日の三日前までにその旨を土地の占有者に通知しなければならない。
ただし、同項前段に掲げる者にあつては、通知することが著しく困難である場合においては、公告をもつてその通知に代えることができる。
第一項の規定により、建築物が所在し、又はかき、さく等で囲まれた他人の占有する土地に立ち入ろうとする場合においては、その立ち入ろうとする者は、立入りの際、あらかじめ、その旨をその土地の占有者に告げなければならない。
日出前 及び日没後においては、土地の占有者の承諾があつた場合を除き、前項に規定する土地に立ち入つてはならない。
土地の占有者は、正当な理由がない限り、第一項の規定による立入りを拒み、又は妨げてはならない。
第一項の規定により他人の占有する土地に立ち入つて測量 又は調査を行う者が、その測量 又は調査を行うに当たり、やむを得ない必要があつて、障害となる植物 又はかき、さく等を伐除しようとする場合において、その所有者 及び占有者がその場所にいないため、その承諾を得ることが困難であり、かつ、その現状を著しく損傷しないときは、同項前段に掲げる者 又は同項後段に掲げる者(その命じた者 又は委任した者を含む。)は、当該土地の属する区域を管轄する市町村長の認可を受けて、これを伐除することができる。
この場合においては、植物 又はかき、さく等を伐除した後、遅滞なく、その旨をその所有者 及び占有者に通知しなければならない。
第一項の規定により他人の占有する土地に立ち入ろうとする者 又は前項の規定により植物 若しくはかき、さく等を伐除しようとする者は、その身分を示す証票 又は市町村長の認可証を携帯し、関係人の請求があつた場合においては、これを提示しなければならない。
国、都道府県、市町村 若しくは機構等 又は前条第一項後段に掲げる者は、同項 又は同条第六項の規定による行為により他人に損失を与えた場合においては、その損失を受けた者に対して、通常生ずべき損失を補償しなければならない。
前項の規定による損失の補償については、損失を与えた者と損失を受けた者が協議しなければならない。
前項の規定による協議が成立しない場合においては、損失を与えた者 又は損失を受けた者は、政令で定めるところにより、収用委員会に土地収用法(昭和二十六年法律第二百十九号)第九十四条第二項の規定による裁決を申請することができる。
国土交通大臣、都道府県知事、市町村長 若しくは機構理事長等 又は前条第一項後段に掲げる者は、同項 又は同条第六項の規定による行為を自らし、又はその命じた者 若しくは委任した者にさせた場合において、その行為により他人に損失を与えたと認めるときは、その損失の程度を証するために必要な資料を作成しておかなければならない。
国土交通大臣、都道府県知事、市町村長 若しくは機構理事長等 又は第七十二条第一項後段に掲げる者は、土地区画整理事業の施行の準備 又は施行のため必要がある場合においては、施行地区となるべき区域 又は施行地区を管轄する登記所に対し、又はその他の官公署の長に対し、無償で必要な簿書の閲覧 若しくは謄写 又はその謄本 若しくは抄本 若しくは登記事項証明書の交付を求めることができる。
第三条第一項の規定により土地区画整理事業を施行しようとする者、個人施行者、組合を設立しようとする者、組合、同条第三項の規定により土地区画整理事業を施行しようとする者 又は区画整理会社は都道府県知事 及び市町村長に対し、市町村(同条第四項の規定により土地区画整理事業を施行する場合に限る。第百二十三条第一項、第百二十六条 及び第百二十七条の二第一項において同じ。)は国土交通大臣 及び都道府県知事に対し、都道府県(第三条第四項の規定により土地区画整理事業を施行する場合に限る。第百三条第四項、第百二十三条第一項、第百二十六条 及び第百二十七条の二第一項において同じ。)は国土交通大臣に対し、機構等(第三条の二 又は第三条の三の規定により土地区画整理事業を施行する場合に限る。第百二十七条の二第一項において同じ。)は国土交通大臣、都道府県知事 及び市町村長に対し、土地区画整理事業の施行の準備 又は施行のために、それぞれ土地区画整理事業に関し専門的知識を有する職員の技術的援助を求めることができる。
次に掲げる公告があつた日後、第百三条第四項の公告がある日までは、施行地区内において、土地区画整理事業の施行の障害となるおそれがある土地の形質の変更 若しくは建築物 その他の工作物の新築、改築 若しくは増築を行い、又は政令で定める移動の容易でない物件の設置 若しくは堆積を行おうとする者は、国土交通大臣が施行する土地区画整理事業にあつては国土交通大臣の、その他の者が施行する土地区画整理事業にあつては都道府県知事(市の区域内において個人施行者、組合 若しくは区画整理会社が施行し、又は市が第三条第四項の規定により施行する土地区画整理事業にあつては、当該市の長。以下この条において「都道府県知事等」という。)の許可を受けなければならない。
個人施行者が施行する土地区画整理事業にあつては、その施行についての認可の公告 又は施行地区の変更を含む事業計画の変更(以下この項において「事業計画の変更」という。)についての認可の公告
組合が施行する土地区画整理事業にあつては、第二十一条第三項の公告 又は事業計画の変更についての認可の公告
区画整理会社が施行する土地区画整理事業にあつては、その施行についての認可の公告 又は事業計画の変更についての認可の公告
市町村、都道府県 又は国土交通大臣が第三条第四項 又は第五項の規定により施行する土地区画整理事業にあつては、事業計画の決定の公告 又は事業計画の変更の公告
機構等が第三条の二 又は第三条の三の規定により施行する土地区画整理事業にあつては、施行規程 及び事業計画の認可の公告 又は事業計画の変更の認可の公告
国土交通大臣 又は都道府県知事等は、第一項に規定する許可をする場合において、土地区画整理事業の施行のため必要があると認めるときは、許可に期限 その他必要な条件を付することができる。
この場合において、これらの条件は、当該許可を受けた者に不当な義務を課するものであつてはならない。
国土交通大臣 又は都道府県知事等は、第一項の規定に違反し、又は前項の規定により付した条件に違反した者がある場合においては、これらの者 又はこれらの者から当該土地、建築物 その他の工作物 又は物件についての権利を承継した者に対して、相当の期限を定めて、土地区画整理事業の施行に対する障害を排除するため必要な限度において、当該土地の原状回復を命じ、又は当該建築物 その他の工作物 若しくは物件の移転 若しくは除却を命ずることができる。
前項の規定により土地の原状回復を命じ、又は建築物 その他の工作物 若しくは物件の移転 若しくは除却を命じようとする場合において、過失がなくてその原状回復 又は移転 若しくは除却を命ずべき者を確知することができないときは、国土交通大臣 又は都道府県知事等は、その措置を自ら行い、又はその命じた者 若しくは委任した者にこれを行わせることができる。
この場合においては、相当の期限を定めて、これを原状回復し、又は移転し、若しくは除却すべき旨 及びその期限までに原状回復し、又は移転し、若しくは除却しないときは、国土交通大臣 若しくは都道府県知事等 又はその命じた者 若しくは委任した者が、原状回復し、又は移転し、若しくは除却する旨をあらかじめ公告しなければならない。
施行者は、第九十八条第一項の規定により仮換地 若しくは仮換地について仮に権利の目的となるべき宅地 若しくはその部分を指定した場合、第百条第一項の規定により従前の宅地 若しくはその部分について使用し、若しくは収益することを停止させた場合 又は公共施設の変更 若しくは廃止に関する工事を施行する場合において、従前の宅地 又は公共施設の用に供する土地に存する建築物 その他の工作物 又は竹木土石等(以下これらをこの条 及び次条において「建築物等」と総称する。)を移転し、又は除却することが必要となつたときは、これらの建築物等を移転し、又は除却することができる。
施行者は、前項の規定により建築物等を移転し、又は除却しようとする場合においては、相当の期限を定め、その期限後においてはこれを移転し、又は除却する旨をその建築物等の所有者 及び占有者に対し通知するとともに、その期限までに自ら移転し、又は除却する意思の有無をその所有者に対し照会しなければならない。
前項の場合において、住居の用に供している建築物については、同項の相当の期限は、三月を下つてはならない。
ただし、建築物の一部について政令で定める軽微な移転 若しくは除却をする場合 又は前条第一項の規定に違反し、若しくは同条第三項の規定により付された条件に違反して建築されている建築物で既に同条第四項 若しくは第五項の規定により移転 若しくは除却が命ぜられ、若しくはその旨が公告されたものを移転し、若しくは除却する場合については、この限りでない。
第一項の規定により建築物等を移転し、又は除却しようとする場合において、施行者は、過失がなくて建築物等の所有者を確知することができないときは、これに対し第二項の通知 及び照会をしないで、過失がなくて占有者を確知することができないときは、これに対し同項の通知をしないで、移転し、又は除却することができる。
この場合においては、相当の期限を定め、その期限後においてはこれを移転し、又は除却する旨の公告をしなければならない。
前項の公告を行う施行者は、その公告すべき内容を当該土地区画整理事業の施行地区を管轄する市町村長に通知し、当該市町村長は、同項の規定による掲示がされている旨の公告をしなければならない。
第三項の規定は、第四項後段の規定により公告をする場合における期限について準用する。
施行者は、第二項の規定により建築物等の所有者に通知した期限後 又は第四項後段の規定により公告された期限後においては、いつでも自ら建築物等を移転し、若しくは除却し、又はその命じた者 若しくは委任した者に建築物等を移転させ、若しくは除却させることができる。
この場合において、個人施行者、組合 又は区画整理会社は、建築物等を移転し、又は除却しようとするときは、あらかじめ、建築物等の所在する土地の属する区域を管轄する市町村長の認可を受けなければならない。
前項の規定により建築物等を移転し、又は除却する場合においては、その建築物等の所有者 及び占有者は、施行者の許可を得た場合を除き、その移転 又は除却の開始から完了に至るまでの間は、その建築物等を使用することができない。
第八項の規定により建築物等を移転し、又は除却しようとする者は、その身分を示す証票 又は市町村長の認可証を携帯し、関係人の請求があつた場合においては、これを提示しなければならない。
前条第一項の規定により施行者が建築物等を移転し、若しくは除却したことにより他人に損失を与えた場合 又は同条第二項の照会を受けた者が自ら建築物等を移転し、若しくは除却したことによりその者が損失を受け、若しくは他人に損失を与えた場合においては、施行者(施行者が国土交通大臣である場合においては国。次項、第百一条第一項から第三項まで 及び第百四条第十一項において同じ。)は、その損失を受けた者に対して、通常生ずべき損失を補償しなければならない。
前条第一項の規定により施行者が移転し、若しくは除却した建築物等 又は同条第二項の照会を受けた者が自ら移転し、若しくは除却した建築物等が、第七十六条第四項 若しくは第五項、都市計画法第八十一条第一項 若しくは第二項 又は建築基準法(昭和二十五年法律第二百一号)第九条の規定により移転 又は除却を命ぜられているものである場合においては、施行者は、前項の規定にかかわらず、これらの建築物等の所有者に対しては、移転 又は除却により生じた損失を補償することを要しないものとし、前条第一項の規定によりこれらの建築物等を移転し、又は除却した場合におけるその移転 又は除却に要した費用は、これらの建築物等の所有者から徴収することができるものとする。
第七十三条第二項から第四項までの規定は、第一項の規定による損失の補償について準用する。
この場合において、
同条第四項中
「国土交通大臣、都道府県知事、市町村長 若しくは機構理事長等 又は前条第一項後段に掲げる者」とあるのは
「施行者」と、
「同項 又は同条第六項」とあるのは
「第七十七条第一項」と
読み替えるものとする。
行政代執行法(昭和二十三年法律第四十三号)第五条 及び第六条の規定は施行者(個人施行者、組合 及び区画整理会社を除く。)が第二項の規定により費用を徴収する場合について、第四十一条の規定は組合 又は区画整理会社が同項の規定により徴収する徴収金を滞納する者がある場合について準用する。
この場合において、
同条第一項から第三項までの規定中
「組合」とあるのは
「組合 又は区画整理会社」と、
同条第二項中
「定款」とあるのは
「定款 又は規準」と、
同条第四項中
「組合の理事」とあるのは
「組合の理事 又は区画整理会社の代表者」と
読み替えるものとする。
施行者は、前条第一項の規定により除却した建築物等に対する補償金を支払う場合において、その建築物等について先取特権、質権 又は抵当権があるときは、その補償金を供託しなければならない。
ただし、先取特権、質権 又は抵当権を有する債権者から供託をしなくてもよい旨の申出があつた場合においては、この限りでない。
前項に規定する先取特権、質権 又は抵当権を有する債権者は、同項の規定により供託された補償金についてその権利を行うことができる。
第三条第四項 若しくは第五項、第三条の二 又は第三条の三の規定による施行者は、移転し、又は除却しなければならない建築物に居住する者を一時的に収容するために必要な施設、公共施設に関する工事の施行のために必要な材料置場等の施設 その他土地区画整理事業の施行のために欠くことのできない施設を設置するため必要がある場合においては、土地収用法で定めるところに従い、土地を使用することができる。
前項の規定により施行地区内の土地を使用する場合においては、土地収用法第二十八条の三 及び第百四十二条の規定は適用せず、
同法第八十九条第三項中
「第二十八条の三第一項」とあるのは、
「土地区画整理法第七十六条第一項」と
する。
第九十八条第一項の規定により仮換地 若しくは仮換地について仮に権利の目的となるべき宅地 若しくはその部分を指定した場合 又は第百条第一項の規定により従前の宅地 若しくはその部分について使用し、若しくは収益することを停止させた場合において、それらの処分に因り使用し、又は収益することができる者のなくなつた従前の宅地 又はその部分については、施行者 又はその命じた者 若しくは委任した者は、その宅地の所有者 及び占有者の同意を得ることなく、土地区画整理事業の工事を行うことができる。
施行者は、土地区画整理事業の施行に必要な測量を行うため、又は仮換地 若しくは換地の位置を表示するため必要がある場合においては、国土交通省令で定める標識を設けることができる。
何人も、第百三条第四項の公告がある日までは、前項の規定により設けられた標識を施行者の承諾を得ないで移転し、若しくは除却し、又は汚損し、若しくはき損してはならない。
施行者は、次条の規定による届出をする場合において、一筆の土地が施行地区の内外 又は二以上の工区にわたるときは、その届出とともに、その土地の分割の手続をしなければならない。
施行者は、第七十六条第一項各号に掲げる公告があつた場合においては、当該施行地区を管轄する登記所に、国土交通省令で定める事項を届け出なければならない。
施行者は、規準、規約、定款 又は施行規程 並びに事業計画 又は事業基本方針 及び換地計画に関する図書 その他政令で定める簿書を主たる事務所に備え付けておかなければならない。
利害関係者から前項の簿書の閲覧 又は謄写の請求があつた場合においては、施行者は、正当な理由がない限り、これを拒んではならない。
施行地区(個人施行者の施行する土地区画整理事業に係るものを除く。)内の宅地についての所有権以外の権利で登記のないものを有し、又は有することとなつた者は、当該権利の存する宅地の所有者 若しくは当該権利の目的である権利を有する者と連署し、又は当該権利を証する書類を添えて、国土交通省令で定めるところにより、書面をもつてその権利の種類 及び内容を施行者に申告しなければならない。
第十九条第三項(第三十九条第二項 及び第五十一条の七第二項(第五十一条の十第二項において準用する場合を含む。)において準用する場合を含む。)の規定による申告のあつた未登記の借地権は、前項の規定による申告があつたものとみなす。
第一項の規定による申告に係る登記のない権利(前項の規定により第一項の規定による申告があつたものとみなされた借地権を含む。)の移転、変更 又は消滅があつた場合においては、当該移転、変更 又は消滅に係る当事者の双方 又は一方は、連署し、又は当該移転、変更 若しくは消滅があつたことを証する書類を添えて、国土交通省令で定めるところにより、書面をもつてその旨を施行者に届け出なければならない。
個人施行者以外の施行者は、議決権 又は選挙権を行う者を確定するため必要がある場合においては借地権について、換地計画の決定 又は仮換地の指定のため必要がある場合においては宅地についての所有権以外の権利について、その必要な限度において、第一項 又は前項の規定にかかわらず、定款、規準 又は施行規程で定めるところにより、一定期間第一項の申告 又は前項の届出を受理しないこととすることができる。
個人施行者以外の施行者は、第一項の規定により申告しなければならない権利でその申告のないもの(第二項の規定により第一項の規定による申告があつたものとみなされた借地権を除く。)については、その申告がない限り、これを存しないものとみなして、次条第五項、第八十五条の三第四項、第八十五条の四第五項 及び本章第二節から第六節までの規定による処分 又は決定をすることができるものとし、第一項の規定による申告があつた施行地区内の宅地について存する登記のない権利(第二項の規定により第一項の規定による申告があつたものとみなされた借地権を含む。)で第三項の規定による届出のないものについては、その届出のない限り、その権利の移転、変更 又は消滅がないものとみなして、次条第五項、第八十五条の三第四項、第八十五条の四第五項 及び本章第二節から第六節までの規定による処分 又は決定をすることができる。
組合が成立した後、最初の役員が選挙され、又は選任されるまでの間は、第一項 又は第三項の規定により組合に対してされた申告 又は届出は、第十四条第一項 又は第二項に規定する認可を受けた者が受理するものとする。
第六条第二項(第十六条第一項、第五十一条の四、第五十四条、第六十八条 及び第七十一条の三第二項において準用する場合を含む。)の規定により事業計画において住宅先行建設区が定められたときは、施行地区内の宅地の所有者で当該宅地についての換地に住宅を先行して建設しようとするものは、施行者に対し、国土交通省令で定めるところにより、換地計画において当該宅地についての換地を住宅先行建設区内に定めるべき旨の申出をすることができる。
前項の規定による申出をしようとする者は、国土交通省令で定めるところにより、施行者に、当該申出に係る宅地についての換地に建設しようとする住宅の建設に関する計画(次項 及び第五項 並びに第百十七条の二第一項 及び第二項において「建設計画」という。)を提出しなければならない。
第一項の規定による申出に係る宅地について住宅の所有を目的とする借地権を有する者があるときは、当該申出 及び建設計画についてその者の同意がなければならない。
第一項の規定による申出は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に掲げる公告があつた日から起算して六十日以内に行わなければならない。
事業計画が定められた場合
第七十六条第一項各号に掲げる公告(事業計画の変更の公告 又は事業計画の変更についての認可の公告を除く。)
事業計画の変更により新たに住宅先行建設区が定められた場合
当該事業計画の変更の公告 又は当該事業計画の変更についての認可の公告
事業計画の変更により従前の施行地区外の土地が新たに施行地区に編入されたことに伴い住宅先行建設区の面積が拡張された場合
当該事業計画の変更の公告 又は当該事業計画の変更についての認可の公告
施行者は、第一項の規定による申出があつた場合には、遅滞なく、当該申出が次に掲げる要件に該当すると認めるときは、当該申出に係る宅地を、換地計画においてその宅地についての換地を住宅先行建設区内に定められるべき宅地として指定し、当該申出が次に掲げる要件に該当しないと認めるときは、当該申出に応じない旨を決定しなければならない。
当該申出に係る宅地に建築物 その他の工作物(容易に移転し、又は除却することができるもので国土交通省令で定めるものを除く。)が存しないこと。
当該申出に係る宅地に地上権、永小作権、賃借権 その他の当該宅地を使用し、又は収益することができる権利(住宅の所有を目的とする借地権 及び地役権を除く。)が存しないこと。
当該申出に係る宅地についての換地に、第百十七条の二第一項に規定する指定期間を経過する日までに、建設計画に従つて住宅が建設されることが確実であると見込まれること。
施行者は、前項の規定による指定 又は決定をしたときは、遅滞なく、第一項の規定による申出をした者に対し、その旨を通知しなければならない。
施行者が第十四条第一項の規定により設立された組合である場合においては、最初の役員が選挙され、又は選任されるまでの間は、第一項の規定による申出は、同条第一項の規定による認可を受けた者が受理するものとする。
第六条第四項(第十六条第一項、第五十一条の四、第五十四条、第六十八条 及び第七十一条の三第二項において準用する場合を含む。)の規定により事業計画において市街地再開発事業区が定められたときは、施行地区内の宅地について所有権 又は借地権を有する者は、施行者に対し、国土交通省令で定めるところにより、換地計画において当該宅地についての換地を市街地再開発事業区内に定めるべき旨の申出をすることができる。
前項の規定による申出をしようとする者は、申出に係る宅地(市街地再開発事業区外のものに限る。)について、当該申出をする者以外に所有権 若しくは地上権、永小作権、賃借権 その他の当該宅地を使用し、若しくは収益することができる権利(地役権を除く。)又は当該宅地に存する建築物 その他の工作物の所有権 若しくは賃借権 その他の当該工作物を使用し、若しくは収益することができる権利を有する者があるときは、当該申出についてこれらの者の同意を得なければならない。
第一項の規定による申出は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に掲げる公告があつた日から起算して六十日以内に行わなければならない。
事業計画が定められた場合
第七十六条第一項各号に掲げる公告(事業計画の変更の公告 又は事業計画の変更についての認可の公告を除く。)
事業計画の変更により新たに市街地再開発事業区が定められた場合
当該事業計画の変更の公告 又は当該事業計画の変更についての認可の公告
事業計画の変更により従前の施行地区外の土地が新たに施行地区に編入されたことに伴い市街地再開発事業区の面積が拡張された場合
当該事業計画の変更の公告 又は当該事業計画の変更についての認可の公告
施行者は、第一項の規定による申出があつた場合においては、前項の期間の経過後遅滞なく、第一号に該当すると認めるときは当該申出に係る宅地の全部を換地計画においてその宅地についての換地が市街地再開発事業区内に定められるべき宅地として指定し、第二号に該当すると認めるときは当該申出に係る宅地のうち一部を指定し、他の宅地について申出に応じない旨を決定しなければならない。
換地計画において、当該申出に係る宅地の全部についての換地の地積が市街地再開発事業区の面積を超えないこととなる場合
換地計画において、当該申出に係る宅地の全部についての換地の地積が市街地再開発事業区の面積を超えることとなる場合
施行者は、前項の規定による指定 又は決定をしたときは、遅滞なく、第一項の規定による申出をした者に対し、その旨を通知しなければならない。
施行者は、第四項の規定による指定をしたときは、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。
施行者が第十四条第一項の規定により設立された組合である場合においては、最初の役員が選挙され、又は選任されるまでの間は、第一項の規定による申出は、同条第一項の規定による認可を受けた者が受理するものとする。
第六条第六項(第十六条第一項、第五十一条の四、第五十四条、第六十八条 及び第七十一条の三第二項において準用する場合を含む。次項において同じ。)の規定により事業計画において高度利用推進区が定められたときは、施行地区内の宅地について所有権 又は借地権を有する者は、施行者に対し、国土交通省令で定めるところにより、一人で、又は数人共同して、換地計画において当該宅地についての換地を高度利用推進区内に定めるべき旨の申出をすることができる。
この場合において、借地権を有する者にあつては、当該借地権の目的となつている土地の所有権を有する者と共同でしなければならない。
前二項の申出は、次に掲げる要件のすべてに該当するものでなければならない。
当該申出に係る宅地について、当該申出をする者以外に地上権、永小作権、賃借権 その他の当該宅地を使用し、又は収益することができる権利(地役権を除く。)が存しないこと。
当該申出に係る宅地について、建築物 その他の工作物(容易に移転し、又は除却することができるもので国土交通省令で定めるものを除く。)の所有権 又は賃借権 その他の当該工作物を使用し、若しくは収益することができる権利を有する者があるときは、これらの者の同意(当該申出をした者が、新たに高度利用推進区において高度利用地区、都市再生特別地区 又は特定地区計画等区域の都市計画に適合する建築物を建築することについての同意を含む。)が得られていること。
当該申出に係る宅地の地積(数人共同して申出をする場合にあつては、当該申出に係る宅地の地積の合計)が、高度利用地区、都市再生特別地区 又は特定地区計画等区域の都市計画において定められた建築物の建ぺい率(建築面積の敷地面積に対する割合をいう。)の最高限度 及び建築物の建築面積の最低限度を勘案して、土地の合理的かつ健全な高度利用を図るのに必要な地積の換地 又は共有持分を与える土地を定めることができるものとして規準、規約、定款 又は施行規程で定める規模以上であること。
第一項 及び第二項の規定による申出は、次の各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める公告があつた日から起算して六十日以内に行わなければならない。
事業計画が定められた場合
第七十六条第一項各号に掲げる公告(事業計画の変更の公告 又は事業計画の変更についての認可の公告を除く。)
事業計画の変更により新たに高度利用推進区が定められた場合
当該事業計画の変更の公告 又は当該事業計画の変更についての認可の公告
事業計画の変更により従前の施行地区外の土地が新たに施行地区に編入されたことに伴い高度利用推進区の面積が拡張された場合
当該事業計画の変更の公告 又は当該事業計画の変更についての認可の公告
施行者は、第一項 又は第二項の規定による申出があつた場合において、前項の期間の経過後遅滞なく、第一号に該当すると認めるときは当該申出に係る宅地の全部を換地計画においてその宅地についての換地 又は共有持分を与える土地を高度利用推進区内に定められるべき宅地として指定し、第二号に該当すると認めるときは当該申出に係る宅地のうち一部を指定し、他の宅地について申出に応じない旨を決定しなければならない。
換地計画において、第一項の規定による申出に係る宅地の全部についての換地の地積 及び第二項の規定による申出に係る宅地の全部についての共有持分を与える土地の地積との合計が高度利用推進区の面積を超えないこととなる場合
換地計画において、第一項の規定による申出に係る宅地の全部についての換地の地積 及び第二項の規定による申出に係る宅地の全部についての共有持分を与える土地の地積との合計が高度利用推進区の面積を超えることとなる場合
施行者は、前項の規定による指定 又は決定をしたときは、遅滞なく、第一項 又は第二項の規定による申出をした者に対し、その旨を通知しなければならない。
施行者は、第五項の規定による指定をしたときは、遅滞なく、その旨を公告しなければならない。
施行者が第十四条第一項の規定により設立された組合である場合においては、最初の役員が選挙され、又は選任されるまでの間は、第一項 又は第二項の規定による申出は、同条第一項の規定による認可を受けた者が受理するものとする。