歩行者等は、歩道 又は歩行者等の通行に十分な幅員を有する路側帯(次項 及び次条において「歩道等」という。)と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄つて通行しなければならない。
ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄つて通行することができる。
歩行者等は、歩道 又は歩行者等の通行に十分な幅員を有する路側帯(次項 及び次条において「歩道等」という。)と車道の区別のない道路においては、道路の右側端に寄つて通行しなければならない。
ただし、道路の右側端を通行することが危険であるときその他やむを得ないときは、道路の左側端に寄つて通行することができる。
歩行者等は、歩道等と車道の区別のある道路においては、次の各号に掲げる場合を除き、歩道等を通行しなければならない。
道路工事等のため歩道等を通行することができないとき、その他やむを得ないとき。
前項の規定により歩道を通行する歩行者等は、普通自転車通行指定部分(第六十三条の四第二項に規定する普通自転車通行指定部分をいう。第十七条の二第二項において同じ。)があるときは、当該普通自転車通行指定部分をできるだけ避けて通行するように努めなければならない。
学生生徒の隊列、葬列 その他の行列(以下「行列」という。)及び歩行者の通行を妨げるおそれのある者で、政令で定めるものは、前条第二項の規定にかかわらず、歩道等と車道の区別のある道路においては、車道をその右側端(自転車道が設けられている車道にあつては、自転車道以外の部分の右側端。次項において同じ。)に寄つて通行しなければならない。
前項の政令で定める行列以外の行列は、前条第二項の規定にかかわらず、歩道等と車道の区別のある道路において、車道を通行することができる。
この場合においては、車道の右側端に寄つて通行しなければならない。
警察官は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図るため必要があると認めるときは、第一項の行列の指揮者に対し、区間を定めて当該行列が道路 又は車道の左側端(自転車道が設けられている車道にあつては、自転車道以外の部分の左側端)に寄つて通行すべきことを命ずることができる。
歩行者等は、車両等の直前 又は直後で道路を横断してはならない。
ただし、横断歩道によつて道路を横断するとき、又は信号機の表示する信号 若しくは警察官等の手信号等に従つて道路を横断するときは、この限りでない。
歩行者用道路 又はその構造上車両等が入ることができないこととなつている道路を通行する歩行者等については、第十条から前条までの規定は、適用しない。
目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない。
目が見えない者以外の者(耳が聞こえない者 及び政令で定める程度の身体の障害のある者を除く。)は、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める用具を付けた犬を連れて道路を通行してはならない。
児童(六歳以上 十三歳未満の者をいう。以下同じ。)若しくは幼児(六歳未満の者をいう。以下同じ。)を保護する責任のある者は、交通のひんぱんな道路 又は踏切 若しくはその附近の道路において、児童 若しくは幼児に遊戯をさせ、又は自ら若しくはこれに代わる監護者が付き添わないで幼児を歩行させてはならない。
児童 又は幼児が小学校、幼稚園、幼保連携型認定こども園 その他の教育 又は保育のための施設に通うため道路を通行している場合において、誘導、合図 その他適当な措置をとることが必要と認められる場所については、警察官等 その他その場所に居合わせた者は、これらの措置をとることにより、児童 又は幼児が安全に道路を通行することができるように努めなければならない。
高齢の歩行者、身体の障害のある歩行者 その他の歩行者でその通行に支障のあるものが道路を横断し、又は横断しようとしている場合において、当該歩行者から申出があつたときその他必要があると認められるときは、警察官等 その他その場所に居合わせた者は、誘導、合図 その他適当な措置をとることにより、当該歩行者が安全に道路を横断することができるように努めなければならない。
遠隔操作型小型車(道路を通行しているものに限る。)の遠隔操作を行う者は、当該遠隔操作型小型車について遠隔操作のための装置を確実に操作し、かつ、道路、交通 及び当該遠隔操作型小型車の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で通行させなければならない。
警察官等は、第十条第一項 若しくは第二項、第十二条 若しくは第十三条の規定に違反して道路を通行している歩行者 又はこれらの規定 若しくは第十四条の二 若しくは第十四条の三の規定に違反して道路を通行している遠隔操作型小型車の遠隔操作を行う者に対し、当該各条に規定する通行方法によるべきことを指示することができる。