組合の定款には、次の事項を記載しなければならない。
たばこ耕作組合法
第四章 管理
次の事項は、定款で定めなければならない事項を除いて、規約で定めることができる。
理事の定数は、三人以上とし、監事の定数は、二人以上とする。
役員は、定款で定めるところにより、組合員が総会(設立当時の役員にあつては、創立総会)において選挙する。
ただし、役員(設立当時の役員を除く。)は、定款で定めるところにより、総会外において選挙することができる。
理事の定数の少くとも三分の二は、組合員 又は組合員たる法人の役員でなければならない。
ただし、設立当時の理事の定数の少くとも三分の二は、組合員になろうとする者 又は組合員になろうとする法人の役員でなければならない。
役員の任期は、三年以内において定款で定める期間とする。
設立当時の役員の任期は、前項の規定にかかわらず、創立総会において定める期間とする。
ただし、その期間は、一年をこえてはならない。
前二項の規定は、定款によつて、前二項の任期を任期中に終了する事業年度のうち最終のものに関する通常総会の終結の時まで伸長することを妨げない。
組合の事務は、定款に別段の定めがないときは、理事の過半数で決する。
理事は、組合のすべての事務について、組合を代表する。
ただし、定款の規定に反することはできず、また、総会の決議に従わなければならない。
理事の代表権に加えた制限は、善意の第三者に対抗することができない。
理事は、法令、法令に基づいてする財務大臣の処分、定款、規約 及び総会の決議を遵守し、組合のため忠実にその職務を遂行しなければならない。
理事がその職務を行うにつき悪意 又は重大な過失があつたときは、その理事は、第三者に対し連帯して損害賠償の責に任ずる。
重要な事項につき第二十八条第一項に掲げる書類に虚偽の記載をし、又は虚偽の登記 若しくは公告をしたときも、また同様とする。
組合が理事と契約をするときは、監事が組合を代表する。
組合と理事との訴訟についても、また同様とする。
理事は、毎事業年度一回通常総会を招集しなければならない。
組合員が総組合員の五分の一以上の同意を得て、会議の目的たる事項 及び招集の理由を記載した書面を理事に提出して、総会の招集を請求したときは、理事は、その請求のあつた日から二十日以内に、総会を招集しなければならない。
前項の場合において、電磁的方法により議決権を行うことが定款で定められているときは、当該書面の提出に代えて、当該書面に記載すべき事項 及び理由を当該電磁的方法により提供することができる。
この場合において、当該組合員は、当該書面を提出したものとみなす。
前項前段の電磁的方法(財務省令で定める方法を除く。)により行われた当該書面に記載すべき事項 及び理由の提供は、理事の使用に係る電子計算機に備えられたファイルへの記録がされた時に当該理事に到達したものとみなす。
理事の職務を行う者がないとき、又は前条の請求があつた場合において理事が正当な理由がないのに総会招集の手続をしないときは、監事は、総会を招集しなければならない。
総会を招集するには、会日の十日前までに、会議の目的たる事項を示し各組合員に通知しなければならない。
組合の組合員に対してする通知 又は催告は、組合員の名簿に記載したその者の住所に、その者が別に通知 又は催告を受ける場所を組合に通知したときは、その場所にあてればよい。
前項の通知 又は催告は、通常到達すべきであつた時に到達したものとみなす。
理事は、総会の議事録を十年間主たる事務所に、その謄本を五年間従たる事務所に備えて置かなければならない。
組合員の名簿には、各組合員について次の事項を記載しなければならない。
組合員 及び組合の債権者は、何時でも、理事に対し第一項 及び第二項に掲げる書類の閲覧を求めることができる。
この場合においては、理事は、正当な理由がないのにこれを拒んではならない。
理事は、通常総会の会日の七日前までに、事業報告書、財産目録 及び収支計算書を監事に提出し、かつ、これらの書類を主たる事務所に備えて置かなければならない。
理事は、監事の意見書を添えて前項に掲げる書類を通常総会に提出し、その承認を求めなければならない。
組合員 及び組合の債権者は、何時でも、理事に対し第一項に掲げる書類の閲覧を求めることができる。
この場合においては、理事は、正当な理由がないのにこれを拒んではならない。
第二項の監事の意見書については、これに記載すべき事項を記録した電磁的記録(電子的方式、磁気的方式 その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものとして財務省令で定めるものをいう。)の添付をもつて、当該監事の意見書の添付に代えることができる。
この場合において、理事は、当該監事の意見書を添付したものとみなす。
組合員は、総組合員の五分の一以上の連署をもつて、役員の改選を請求することができるものとし、その請求につき総会において出席者の議決権の過半数による同意があつたときは、その請求に係る役員は、その職を失う。
前項の規定による改選の請求は、理事の全員 又は監事の全員について、同時にしなければならない。
ただし、法令、法令に基づいてする財務大臣の処分、定款 又は規約の違反を理由として改選を請求するときは、この限りでない。
第一項の規定による改選の請求は、改選の理由を記載した書面を理事に提出してしなければならない。
第一項の規定による改選の請求があつたときは、理事は、その請求を総会の議に付し、かつ、総会の会日の七日前までに、その請求に係る役員に前項の規定による書面を送付し、かつ、総会において弁明する機会を与えなければならない。
前項の場合については、第二十三条 及び第二十四条の規定を準用する。
前号の報告をするため必要があるときは、総会を招集すること。
理事 及び監事については、会社法(平成十七年法律第八十六号)第四百三十条(役員等の連帯責任)の規定を、理事については、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律(平成十八年法律第四十八号)第七十八条(代表者の行為についての損害賠償責任)の規定を、監事については、第十九条の規定を準用する。
この場合において、
会社法第四百三十条中
「役員等が」とあるのは
「理事が」と、
「他の役員等も」とあるのは
「監事も」と
読み替えるものとする。
参事 及び会計主任の選任 及び解任は、理事の過半数により決する。
参事については、会社法第十一条第一項 及び第三項(支配人の代理権)、第十二条(支配人の競業の禁止)並びに第十三条(表見支配人)の規定を準用する。
組合員は、総組合員の十分の一以上の同意を得て、理事に対し、参事 又は会計主任の解任を請求することができる。
前項の規定による請求は、解任の理由を記載した書面を理事に提出してしなければならない。
第一項の規定による請求があつたときは、理事は、その参事 又は会計主任の解任の可否を決しなければならない。
理事は、前項の可否の決定の日の七日前までに、その参事 又は会計主任に対し、第二項の書面を送付し、かつ、弁明する機会を与えなければならない。
前項の認可については、第四十条第二項、第四十一条 及び第四十二条の規定を準用する。
総会の議事は、この法律、定款 又は規約に特別の定がある場合を除いて、出席者の議決権の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。
総会においては、第二十五条の規定によりあらかじめ通知をした事項についてのみ、議決をすることができる。
ただし、定款に別段の定めがあるときは、この限りでない。
次の事項は、総組合員の半数以上が出席し、出席者の議決権の三分の二以上の多数による議決を必要とする。
総会においてその延期 又は続行について決議があつた場合には、第二十五条の規定は、適用しない。
総会の議事については、財務省令で定めるところにより、議事録を作成しなければならない。
組合員の総数が三百人をこえる地区組合は、定款で定めるところにより、総会に代るべき代議員会を設けることができる。
代議員の定数は、定款で定める。
ただし、その定数は、五十人以上でなければならない。
代議員の任期は、三年以内において定款で定める期間とする。
代議員の選挙については、第十七条第三項 及び第四項の規定を準用する。
代議員会については、総会に関する規定を準用する。
この場合において、
第十条第三項中
「その組合員の親族 若しくは使用人 又は 他の組合員」とあるのは
「他の組合員」と、
同条第五項中
「十人」とあるのは
「二人」と
読み替えるものとする。
代議員会においては、前項の規定にかかわらず、役員の選挙(役員の改選の請求についての議決を含む。)及び代議員の選挙をし、並びに第三十五条各号の事項について議決することができない。