政治資金規正法施行令

昭和五十年政令第二百七十七号
略称 : 政治資金法施行令 
分類 政令
カテゴリ   国会
@ 施行日 : 令和三年二月十五日 ( 2021年 2月15日 )
@ 最終更新 : 令和三年政令第二十九号による改正
最終編集日 : 2023年 01月22日 13時21分

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  • 第一章 総則

  • 第二章 政治団体の届出等

  • 第三章 公職の候補者に係る資金管理団体の届出等

  • 第四章 国会議員関係政治団体に関する特例等

  • 第五章 報告書の公開

  • 第六章 寄附等に関する制限

制定に関する表明

内閣は、政治資金規正法昭和二十三年法律第百九十四号)第六条第一項 及び第二項(これらの規定を同条第四項において準用する場合を含む。)、第十八条、第二十二条第五項、第二十二条の四第一項、第二十二条の六第三項 並びに第三十三条の規定に基づき、この政令を制定する。

第一章 総則

1項

衆議院の解散 若しくは衆議院議員の任期満了により衆議院議員が在任しない場合 又は参議院議員の任期満了により参議院議員の一部が在任しない場合における政治資金規正法以下「」という。第三条第二項第一号に規定する衆議院議員 又は参議院議員の数の算定については、その衆議院の解散 若しくは衆議院議員の任期満了により衆議院議員でなくなつた者(その衆議院の解散がなく、又は その衆議院議員の任期がなお引き続いているものとしたならば、引き続き衆議院議員として在任することができる者に限る)又は その参議院議員の任期満了により参議院議員でなくなつた者(その参議院議員の任期がなお引き続いているものとしたならば、引き続き参議院議員として在任することができる者に限る)は、同号に規定する衆議院議員 又は参議院議員に含まれるものとして算定するものとする。

2項

衆議院議員の総選挙における小選挙区選出議員の選挙又は参議院議員の通常選挙における選挙区選出議員の選挙における法第三条第二項第二号に規定する政治団体の得票総数は、当該選挙の期日における届出候補者(公職選挙法昭和二十五年法律第百号第八十六条第一項 又は第八項の規定による当該政治団体の届出に係る候補者をいう。)又は所属候補者(公職選挙法第八十六条第七項同条第八項の規定によりその例によることとされる場合を含む。)又は同法第八十六条の四第三項同条第五項の規定によりその例によることとされる場合を含む。)の規定により当該政治団体に所属する者として記載された候補者をいう。)の得票数を合算した数とする。

3項

参議院議員の通常選挙における比例代表選出議員の選挙における法第三条第二項第二号に規定する政治団体の得票総数は、公職選挙法第八十六条の三第一項の規定による届出をした当該政治団体の得票総数(当該政治団体に係る各参議院名簿登載者(同項に規定する参議院名簿登載者をいい、当該選挙の期日において候補者たる者に限る)の得票総数を含むものをいう。)とする。

1項

法第四条第一項に規定する政令で定める財産上の利益は、有価証券とする。

1項

第一条第一項に規定する場合における法第三条第三項に規定する政治団体又は 法第五条第一項第一号に掲げる団体の取扱いについては、第一条第一項に規定する衆議院議員でなくなつた者又は同項に規定する参議院議員でなくなつた者は、法第三条第三項 又は第五条第一項第一号に規定する衆議院議員 又は参議院議員に含まれるものとして取り扱うものとする。

第二章 政治団体の届出等

1項

法第六条第一項同条第五項において準用する場合を含む。)に規定する政令で定める事項は、次に掲げる事項とする。

一 号
支部の有無
二 号

租税特別措置法昭和三十二年法律第二十六号) 第四十一条の十八第一項第三号又は第四号に該当する政治団体にあつては、その旨

1項

法第六条第二項同条第五項において準用する場合を含む。)に規定する政令で定める文書は、次に掲げる文書とする。

一 号

綱領、党則、規約 その他 これらに相当するもの

二 号

法第三条第二項第一号に該当する政治団体にあつては、当該政治団体に所属する衆議院議員 又は参議院議員(第一条第一項に規定する場合にあつては、同項に規定する衆議院議員でなくなつた者 又は同項に規定する参議院議員でなくなつた者を含む。次号ロ 及び第五号において同じ。)の氏名を記載した書面 並びに当該書面にその氏名を記載されることについての当該衆議院議員 又は参議院議員の承諾書 及び当該政治団体以外の政党(法第六条第一項同条第五項において準用する場合を含む。)の規定により政党である旨の届出をしたものに限る次号ロにおいて同じ。)に所属していないことを当該衆議院議員 又は参議院議員が誓う旨の宣誓書

三 号

法第三条第二項第二号に該当する政治団体にあつては、次に掲げる文書

直近において行われた衆議院議員の総選挙における小選挙区選出議員の選挙 若しくは比例代表選出議員の選挙 又は直近において行われた参議院議員の通常選挙 若しくは当該参議院議員の通常選挙の直近において行われた参議院議員の通常選挙における比例代表選出議員の選挙 若しくは選挙区選出議員の選挙における当該政治団体の得票総数(衆議院議員の総選挙における小選挙区選出議員の選挙 又は参議院議員の通常選挙における選挙区選出議員の選挙にあつては第一条第二項に規定する届出候補者 又は所属候補者の得票数を合算した数、参議院議員の通常選挙における比例代表選出議員の選挙にあつては同条第三項に規定する政治団体の得票総数)を記載した書面

当該政治団体以外の政党に所属する衆議院議員 又は参議院議員が当該政治団体に所属していないことを当該政治団体の代表者が誓う旨の宣誓書

四 号

支部を有する政党にあつては、当該支部の数、当該各支部の名称、主たる事務所の所在地 及び主としてその活動を行う区域 並びに当該支部が一以上の市町村(特別区を含む。)の区域(地方自治法昭和二十二年法律第六十七号第二百五十二条の十九第一項の指定都市にあつては、その区 又は総合区の区域)又は公職選挙法第十二条に規定する選挙区の区域を単位として設けられる支部である場合にあつては その旨を記載した書面

五 号

租税特別措置法第四十一条の十八第一項第三号に該当する政治団体にあつては、当該政治団体を主宰する衆議院議員 若しくは参議院議員 又は当該政治団体の主要な構成員である衆議院議員 若しくは参議院議員の氏名を記載した書面

六 号

租税特別措置法第四十一条の十八第一項第四号に該当する政治団体にあつては、次に掲げる政治団体の区分に応じ、それぞれ次に定める文書

に掲げる政治団体以外の政治団体

当該政治団体が推薦し、又は支持する者が、当該政治団体により推薦され、又は支持されることを承諾する旨を記載し、かつ、署名し、又は記名押印した書面

法第十九条の七第一項第二号に掲げる政治団体

法第十九条の八第一項の規定による通知に係る文書

1項

法第六条の二第二項の規定による政治資金団体の指定 又は その取消しの届出は、文書でしなければならない。

2項

前項の文書の様式は、総務省令で定める。

1項

政治団体が法第三条第一項各号又は第五条第一項各号の団体となつた日(同項第二号の団体にあつては、法第六条の二第二項前段の規定による届出がされた日)前に取得した法第十二条第一項第三号の資産等に係る同号の規定の適用については、

同号イ
取得の価額 及び年月日」とあるのは
「取得の価額(取得の価額が明らかでない場合は その旨 及び取得時における時価に見積もつた金額、取得の価額 及び年月日が明らかでない場合は その旨 及び当該政治団体が第三条第一項各号 又は第五条第一項各号の団体となつた日(同項第二号の団体にあつては、第六条の二第二項前段の規定による届出がされた日。以下 この号において「政治団体となつた日」という。)における時価に見積もつた金額)及び年月日(年月日が明らかでない場合は、その旨)」と、

同号ロから ニまで 及び
取得の価額 及び年月日」とあるのは
「取得の価額(取得の価額が明らかでない場合は その旨 及び取得時における時価に見積もつた金額、取得の価額 及び年月日が明らかでない場合は その旨 及び当該政治団体が政治団体となつた日における時価に見積もつた金額)及び年月日(年月日が明らかでない場合は、その旨)」と、

同号チ 及び
年月日」とあるのは
「年月日(年月日が明らかでない場合は、その旨)」と

する。

1項

政治団体(政治資金団体を除く)が支部を有する場合における当該政治団体の本部に係る法第七条の二第一項の規定の適用については、

同項
又は政治資金団体であるときは その旨」とあるのは
「であるときは その旨、当該政党の支部の数、当該各支部の名称、主たる事務所の所在地 及び主としてその活動を行う区域 並びに当該支部が一以上の市町村(特別区を含む。)の区域(地方自治法昭和二十二年法律第六十七号第二百五十二条の十九第一項の指定都市にあつては、その区 又は総合区の区域)又は公職選挙法第十二条に規定する選挙区の区域を単位として設けられる支部であるか否かの別」と、

前条第一項前段」とあるのは
前条第一項」と

する。

2項

前項の場合における当該政治団体の支部に係る法第二章の規定の適用については、次の表の上欄に掲げる規定中 同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとする。

第六条第一項各号列記以外の部分
その組織の日 又は第三条第一項各号 若しくは前条第一項各号の団体となつた日(同項第二号の団体にあつては次条第二項前段の規定による届出がされた日、第十九条の七第一項第二号に係る国会議員関係政治団体として新たに組織され 又は新たに政治団体となつた団体にあつては第十九条の八第一項の規定による通知を受けた日
その組織の日(第十九条の七第一項第二号に係る国会議員関係政治団体として新たに組織された団体にあつては、第十九条の八第一項の規定による通知を受けた日
政党 又は政治資金団体
政党の支部
次の各号の区分
第一号 又は第二号に掲げる区分
第六条第一項第一号
政治団体(政党 及び政治資金団体を除く。次号において同じ。
政治団体
第六条第三項
類似する名称
類似する名称(当該届出をした政治団体が政党の支部である場合にあつては、当該政党の名称に類似する名称を除く。
第七条第一項
同条第五項において準用する 場合 及び前条
前条
第六条第五項に規定する場合に該当する場合を除き、その異動の日
その異動の日
異動に係る事項
異動に係る事項(当該政治団体を支部とする政治団体が第三条第二項の規定に該当することにより 政党となつた場合にあつては、その異動に係る事項 並びに当該政党の名称、主たる事務所の所在地 及び主として その活動を行う区域 並びに当該支部が一以上の市町村(特別区を含む。)の区域(地方自治法(昭和二十二年法律第六十七号)第二百五十二条の十九第一項の指定都市にあつては、その区 又は総合区の区域)又は公職選挙法第十二条に規定する 選挙区の区域を単位として設けられる支部であるときは その旨
第七条の二第一項
政党 又は政治資金団体であるときは その旨
政党の支部である場合にあつては、その旨、当該政党の名称 及び当該支部が一以上の市町村(特別区を含む。)の区域(地方自治法第二百五十二条の十九第一項の指定都市にあつては、その区 又は総合区の区域)又は公職選挙法第十二条に規定する 選挙区の区域を単位として設けられる支部であるときは その旨
前条第一項前段
前条第一項
第十二条第一項 及び第十七条第三項
第六条第一項各号
第六条第一項第一号 又は第二号
第十七条第四項
、第十三条 及び第十四条
及び第十三条
3項

第一項の場合における当該政治団体の支部に係る第四条第五条 及び前条の規定の適用については、次の表の上欄に掲げる規定中 同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとする。

第四条各号列記以外の部分
法第六条第一項(同条第五項において準用する 場合を含む。
法第六条第一項
第四条第一号
支部の有無
政治団体の支部である旨
第四条第二号
政治団体にあつては
政治団体の支部にあつては
第五条各号列記以外の部分
法第六条第二項(同条第五項において準用する 場合を含む。
法第六条第二項
次に掲げる文書
次に掲げる文書(第二号 及び第三号に掲げるものを除く。
第五条第四号
支部を有する政党にあつては、当該支部の数、当該各支部
政党の支部にあつては、当該政党
書面
書面 並びに当該支部が当該政党の支部である旨 及び当該支部が当該区域を単位として設けられる支部である場合にあつては その旨の当該政党の証明書
第五条第五号 及び第六号
政治団体にあつては
政治団体の支部にあつては
前条
政治団体が 法第三条第一項各号 又は第五条第一項各号の団体となつた日(同項第二号の団体にあつては、法第六条の二第二項前段の規定による届出がされた日
政治団体が その組織の日
同号イ中「取得の価額 及び年月日」とあるのは「取得の価額(取得の価額が明らかでない場合は その旨 及び取得時における時価に見積もつた金額、取得の価額 及び年月日が明らかでない場合は その旨 及び当該政治団体が第三条第一項各号 又は第五条第一項各号の団体となつた日(同項第二号の団体にあつては、第六条の二第二項前段の規定による届出がされた日。以下 この号において「政治団体となつた日」という。)における時価に見積もつた金額)及び年月日(年月日が明らかでない場合は、その旨」と、同号ロ
同号イ
政治団体が政治団体となつた日
政治団体が その組織の日
1項

政治団体以外の者が特定パーティーになると見込まれる政治資金パーティーを開催する場合における当該政治団体以外の者に係る法第二章の規定の適用については、次の表の上欄に掲げる規定中 同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の下欄に掲げる字句に読み替えるものとする。

第六条第一項各号列記以外の部分
、当該政治団体の代表者
並びに当該政治団体の代表者
、当該政治団体が政党 又は政治資金団体であるときは その旨、当該政治団体が第十九条の七第一項第一号に係る国会議員関係政治団体であるときは その旨 及び その代表者である公職の候補者に係る公職の種類、当該政治団体が同項第二号に係る国会議員関係政治団体であるときは その旨、同号の公職の候補者の氏名 及び当該公職の候補者に係る公職の種類 その他政令で定める事項を、次の各号の区分
を、第一号 又は第二号に掲げる区分
第六条第一項第一号
政治団体(政党 及び政治資金団体を除く。次号において同じ。
政治団体
第七条第一項
同条第五項において準用する 場合 及び前条
前条
次条 及び第七条の三
第七条の三
第六条第五項に規定する場合に該当する場合を除き、その異動の日(第十九条の七第一項第二号に係る国会議員関係政治団体に該当したとき 又は当該国会議員関係政治団体に該当しなくなつたときにあつては、第十九条の八第一項 又は第二項の規定による通知を受けた日
その異動の日
第九条第一項第一号
次に掲げる事項
次に掲げる事項(ニを除く。
寄附(第二十二条の六第二項に規定する 寄附を除く。以下ロ 及び第十二条第一項第一号ロにおいて同じ。
寄附
第九条第一項第三号イ
この号 及び第十二条第一項第三号ホ
この号
第十二条第一項各号列記以外の部分
第六条第一項各号
第六条第一項第一号 又は第二号
第十二条第一項第一号
次に掲げる事項
次に掲げる事項(ニを除く。
収入(報告書に記載すべき収入があつた年の前年以前における 収入を含む。
収入
第十七条第四項
第十二条第二項から 第四項まで、第十三条 及び第十四条の規定は第一項の報告書について、第七条の二第二項の規定は前項の規定により 都道府県の選挙管理委員会が公表を都道府県の公報への掲載により行つたときについて、それぞれ
第十二条第二項 及び第四項 並びに第十三条の規定は、第一項の報告書について
2項

前項の場合における当該政治団体以外の者に係る第五条の規定の適用については、

同条各号列記以外の部分中
次に」とあるのは
第一号に」と、

同条第一号
綱領、党則、規約 その他 これらに相当するもの」とあるのは
「当該政治資金パーティーの名称、開催年月日 及び開催場所 並びに当該政治資金パーティーの対価に係る収入の予定金額 及び当該対価に係る収入の金額から 当該政治資金パーティーに要する経費の金額を差し引いた残額を支出することとされている者の氏名(その者が団体である場合には、その名称)を記載した文書 並びに法第二十二条の八第二項の書面(当該書面に当該政治資金パーティーの一人当たりの対価として支払われる金銭等に係る金額が記載されていない場合にあつては、当該書面 及び当該金額を記載した書面)」と

する。

第三章 公職の候補者に係る資金管理団体の届出等

1項

法第十九条の二第二項に規定する政令で定める都道府県の選挙管理委員会は、次の各号に掲げる法第十九条第二項の規定による届出の区分に応じ、当該各号に定める都道府県の選挙管理委員会とする。

一 号

衆議院小選挙区選出議員 又は参議院選挙区選出議員に係る公職の候補者がした法第十九条第二項の規定による届出当該公職の候補者に係る選挙に関する事務を管理する都道府県の選挙管理委員会(当該届出を受けた都道府県の選挙管理委員会を除く

二 号

地方公共団体の議会の議員 又は長に係る公職の候補者がした法第十九条第二項の規定による届出当該地方公共団体の区域に係る都道府県の選挙管理委員会(当該届出を受けた都道府県の選挙管理委員会を除く

第四章 国会議員関係政治団体に関する特例等

1項

法第十九条の十六第十一項の規定による決定(以下この章において「開示決定」という。)に基づき少額領収書等の写しの開示を受ける者は、当該開示決定をした総務大臣 又は都道府県の選挙管理委員会に対し、書面により、その求める開示の実施の方法 その他の総務省令で定める事項を申し出なければならない。

2項

前項の規定による申出は、開示決定に係る通知があつた日から三十日以内にしなければならない。


ただし、当該期間内に当該申出をすることができないことにつき正当な理由があるときは、この限りでない。

3項

開示決定に基づき少額領収書等の写しの開示を受けた者は、最初に開示を受けた日から三十日以内に限り、総務省令で定めるところにより、当該開示決定をした総務大臣 又は都道府県の選挙管理委員会に対し、更に開示を受ける旨を申し出ることができる。


この場合においては、前項ただし書の規定を準用する。

1項

法第十九条の十六第十五項の規定による少額領収書等の写しに係る写しの交付の方法は、次に掲げる方法とする。


ただし第二号から 第四号までに掲げる方法の都道府県の選挙管理委員会による実施は、当該都道府県の選挙管理委員会がその保有する処理装置 及びプログラム(電子計算機に対する指令であつて、一の結果を得ることができるように組み合わされたものをいう。)によりこれらを行うことができる場合に限る

一 号

少額領収書等の写しを複写機により総務省令で定める大きさの用紙に複写したもの(白黒で複写したものに限る)の交付

二 号

少額領収書等の写しをスキャナにより読み取つてできた電磁的記録(電子的方式、磁気的方式 その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られた記録をいう。以下この条において同じ。)をフレキシブルディスクカートリッジ(日本産業規格X六二二三に適合する幅九十ミリメートルのものに限る)に複写したものの交付

三 号

少額領収書等の写しをスキャナにより読み取つてできた電磁的記録を光ディスク(日本産業規格X〇六〇六 及びX六二八一に適合する直径百二十ミリメートルの光ディスクの再生装置で再生することが可能なものに限る)に複写したものの交付

四 号

少額領収書等の写しをスキャナにより読み取つてできた電磁的記録を光ディスク(日本産業規格X六二四一に適合する直径百二十ミリメートルの光ディスクの再生装置で再生することが可能なものに限る)に複写したものの交付

1項

法第十九条の十六第十九項に規定する政令で定める額のうち総務大臣に対する開示請求に係る手数料の額は、当該開示請求に係る一の国会議員関係政治団体の少額領収書等の写しにつき三百円とする。

2項

法第十九条の十六第十九項に規定する政令で定める額のうち総務大臣が行つた開示決定に基づく開示の実施に係る手数料の額は、当該開示決定に基づき開示を受ける一の国会議員関係政治団体の少額領収書等の写しにつき、次の各号に掲げる開示の実施の方法の区分に応じ、当該各号に定める額(複数の方法により開示を受ける場合にあつては、その合算額。以下 この項において「基本額」という。)とする。


ただし、基本額(第十一条第三項の規定により更に開示を受ける場合にあつては、当該開示を受ける場合の基本額に既に開示の実施を求めた際の基本額を加えた額)が、三百円に達するまでは無料とし、三百円を超えるとき(第十一条第三項の規定により更に開示を受ける場合であつて既に開示の実施を求めた際の基本額が三百円を超えるときを除く)は当該基本額から 三百円を減じた額とする。

一 号

閲覧

少額領収書等の写し百枚までごとにつき百円

二 号

写しの交付

イから ニまでに掲げる交付の方法に応じ、それぞれイから ニまでに定める額

前条第一号に掲げる交付

交付する用紙一枚につき十円

前条第二号に掲げる交付

フレキシブルディスクカートリッジ一枚につき五十円に少額領収書等の写し一枚ごとに十円を加えた額

前条第三号に掲げる交付

光ディスク一枚につき百円に少額領収書等の写し一枚ごとに十円を加えた額

前条第四号に掲げる交付

光ディスク一枚につき百二十円に少額領収書等の写し一枚ごとに十円を加えた額

3項

前二項の手数料の納付は、収入印紙をもつてしなければならない。


ただし、当該手数料を総務省の事務所において納付する場合には、現金をもつてすることができる。

1項

開示決定に基づき少額領収書等の写しの開示を受ける者は、当該開示決定をした総務大臣 又は都道府県の選挙管理委員会に対し、送付に要する費用を納付して、少額領収書等の写しに係る写しの送付を求めることができる。


この場合において、当該費用は、郵便切手 又は総務大臣が定めるこれに類する証票で納付しなければならない。

1項

法第十九条の二十七第三項に規定する政令で定める手数料の額は、六千円とする。

2項

前項の手数料の納付は、収入印紙をもつてしなければならない。

1項

法第十九条の三十四に定めるもののほか、議事の手続 その他 政治資金適正化委員会の運営に関し必要な事項は、政治資金適正化委員会が定める。

1項

法第十九条の三十六に定めるもののほか、政治資金適正化委員会の事務局の内部組織は、総務省令で定める。

第五章 報告書の公開

1項

第十二条の規定は、法第二十条の二第二項の規定による収支報告閲覧対象文書(法第十二条第一項 若しくは第十七条第一項の規定による報告書、法第十四条第一項法第十七条第四項において準用する場合を含む。)の規定による書面 又は 法第十九条の十四の規定による政治資金監査報告書をいう。以下この章において同じ。)の写しの交付の方法について準用する。

1項

法第二十条の二第三項に規定する政令で定める手数料の額は、次の各号に掲げる写しの交付の方法の区分に応じ、当該各号に定める額(複数の方法により写しの交付を受ける場合にあつては、その合算額。以下 この項において「基本額」という。)とする。


ただし、基本額が三百円に達するまでは、三百円とする。

一 号

前条において準用する第十二条第一号に掲げる交付

交付する用紙一枚につき十円

二 号

前条において準用する第十二条第二号に掲げる交付

フレキシブルディスクカートリッジ一枚につき五十円に収支報告閲覧対象文書一枚ごとに十円を加えた額

三 号

前条において準用する第十二条第三号に掲げる交付

光ディスク一枚につき百円に収支報告閲覧対象文書一枚ごとに十円を加えた額

四 号

前条において準用する第十二条第四号に掲げる交付

光ディスク一枚につき百二十円に収支報告閲覧対象文書一枚ごとに十円を加えた額

2項

第十三条第三項の規定は、前項の手数料の納付について準用する。

1項

法第二十条の二第二項の規定による請求をしようとする者は、総務大臣 又は都道府県の選挙管理委員会に対し、送付に要する費用を納付して、収支報告閲覧対象文書の写しの送付を求めることができる。


この場合においては、第十四条後段の規定を準用する。

第六章 寄附等に関する制限

1項

法第二十一条の三第一項 及び第二項の規定を適用する場合の数値の計算については、次の各号に掲げる区分に応じ、当該各号に定めるところによる。

一 号

法第二十一条の三第一項第二号に規定する資本金の額 又は出資の金額

当該年の初日における当該会社の資本金の額 又は出資の金額(当該会社が同日後に設立された場合にあつては、当該設立の時における資本金の額 又は出資の金額

二 号

法第二十一条の三第一項第三号に規定する組合員等(以下 この号において「組合員等」という。)の数

当該年の初日における当該労働組合 又は職員団体(同号に規定する労働組合 又は職員団体をいう。以下 この号において同じ。)の組合員等の数(当該労働組合 又は職員団体が同日後に結成された場合にあつては、当該結成の時における組合員等の数

三 号

法第二十一条の三第一項第四号に規定する年間の経費の額

前年において当該団体が支出した金銭の総額から 借入金の償還金の額 及び資本的支出として総務省令で定める支出の金額を除いた額

2項

年の中途において組織された法第二十一条の三第一項第四号に規定する団体がその年においてする政治活動に関する寄附については、当該団体の同号の前年における年間の経費の額が二千万円未満であるものとみなして、同項の規定を適用する。

1項

法第二十二条の四第一項に規定する政令で定める欠損は、会社の確定した決算における貸借対照表に記載された純資産額から 当該貸借対照表に記載された資本金その他の総務省令で定めるものの額の合計額を控除した額が零に満たない場合におけるその満たない部分の額とする。

1項

法第二十二条の六第四項に規定する保管者 又は 法第二十二条の六の二第四項に規定する保管者 若しくは寄附を受けた者(以下この条において「保管者等」という。)は、これらの規定により国庫に帰属した金銭 又は物品(以下この条において「寄附物件」という。)を国庫に納付しようとするときは、総務省令で定めるところにより、次に掲げる事項を記載した書面を添えて、当該寄附物件を当該保管者等の住所地を管轄する都道府県知事に提出しなければならない。

一 号

寄附物件の保管を開始した日 又は寄附を受けた日

二 号

寄附物件が金銭であるときは その金額、寄附物件が物品であるときは 当該物品の種類 及び数量

三 号

保管者等の氏名 又は名称 及び住所

2項

都道府県知事は、前項の規定により保管者等から寄附物件の提出を受けたときは、これを収納し、かつ、領収証書を当該保管者等に交付しなければならない。

1項

法第二十二条の九第一項第一号に規定する 非常勤職員で政令で定めるものは、諮問的な非常勤の職で、顧問、参与、委員、会長、副会長、会員、評議員、専門調査員、審査員、報告員 及び観測員の名称を有するものにある者 並びに諮問的な非常勤の統計調査員、仲介員、保護司 及び参与員の職にある者(これらの者のうち国家公務員法昭和二十二年法律第百二十号第八十一条の五第一項に規定する短時間勤務の官職にあるものを除く)とする。

2項

法第二十二条の九第一項第五号に規定する地方公営企業等の労働関係に関する法律昭和二十七年法律第二百八十九号) 第三条第四号に規定する職員で政令で定めるものは、同号に規定する職員のうち次に掲げる者以外のものとする。

一 号

地方公営企業法昭和二十七年法律第二百九十二号) 第三十九条第二項の規定に基づき地方公共団体の長が定める職にある者

二 号

地方独立行政法人法平成十五年法律第百十八号) 第五十三条第二項の規定に基づき同法第二条第二項に規定する特定地方独立行政法人の理事長が定める職にある者