労働組合法

昭和二十四年法律第百七十四号
略称 : 労組法  労働三法 
分類 法律
カテゴリ   労働
@ 施行日 : 平成二十八年四月一日
@ 最終更新 : 平成二十六年六月十三日公布(平成二十六年法律第六十九号)改正
最終編集日 : 2020年 10月28日 08時10分

T
  • 第一章 総則

  • 第二章 労働組合

  • 第三章 労働協約

  • 第四章 労働委員会

    • 第一節 設置、任務及び所掌事務並びに組織等
    • 第二節 不当労働行為事件の審査の手続
    • 第三節 訴訟
    • 第四節 雑則
  • 第五章 罰則

制定に関する表明

労働組合法(昭和二十年法律第五十一号)の全部を改正する。

第一章 総則

1項

この法律は、

労働者が
使用者との交渉において

対等の立場に立つことを 促進することにより
労働者の地位を向上させること、

労働者が その労働条件について
交渉するために

自ら代表者を選出すること

その他の団体行動を行うために

自主的に労働組合を組織し、
団結することを擁護すること

並びに使用者と労働者との
関係を規制する
労働協約を締結するための

団体交渉をすること

及び その手続を
助成することを目的とする。

2項

刑法明治四十年法律第四十五号
第三十五条の規定は、

労働組合の団体交渉
その他の行為であつて

前項に掲げる
目的を 達成するためにした

正当なものについて
適用があるものとする。


但し

いかなる場合においても、

暴力の行使は、

労働組合の
正当な行為と解釈されてはならない。

1項

この法律で
労働組合」とは、

労働者が 主体となつて
自主的に労働条件の維持改善

その他 経済的地位の向上を図ることを
主たる目的として組織する団体

又は その連合団体をいう。


但し、左の各号の一に該当するものは、
この限りでない。

一 号

役員、雇入解雇昇進
又は異動に関して

直接の権限を持つ
監督的地位にある労働者、

使用者の労働関係についての
計画と方針とに関する機密の事項に接し、

そのために
その職務上の義務と責任とが

当該労働組合の組合員としての
誠意と責任とに
直接に てい触する監督的地位にある労働者

その他 使用者の利益を代表する者の
参加を許すもの

二 号

団体の運営のための
経費の支出につき

使用者の
経理上の援助を受けるもの。


但し

労働者が 労働時間中に

時間 又は賃金を失うことなく
使用者と 協議し、

又は交渉することを
使用者が 許すことを妨げるものではなく、

且つ、厚生資金 又は経済上の不幸
若しくは災厄を防止し、

若しくは救済するための支出に
実際に用いられる福利

その他の基金に対する
使用者の寄附

及び最小限の広さの事務所の
供与を除くものとする。

三 号

共済事業

その他 福利事業のみを
目的とするもの

四 号

主として 政治運動
又は社会運動を目的とするもの

1項

この法律で「労働者」とは、

職業の種類を問わず、

賃金、給料 その他これに準ずる収入によつて
生活する者をいう。

第二章 労働組合

1項

労働組合は、
労働委員会に証拠を提出して

第二条 及び第二項の規定に
適合することを立証しなければ

この法律に規定する手続に
参与する資格を有せず、

且つ、

この法律に規定する
救済を与えられない。


但し

第七条第一号の規定に基く
個々の労働者に対する 保護を
否定する趣旨に

解釈されるべきではない。

2項

労働組合の規約には、

左の各号に掲げる規定を
含まなければならない。

一 号
名称
二 号
主たる事務所の所在地
三 号

連合団体である労働組合以外の
労働組合(以下「単位労働組合」という。)の
組合員は、

その労働組合の すべての問題に参与する権利
及び均等の取扱を受ける権利を有すること。

四 号

何人も、いかなる場合においても、

人種、宗教、性別、門地
又は身分によつて

組合員たる資格を奪われないこと。

五 号

単位労働組合にあつては、

その役員は、
組合員の直接無記名投票により選挙されること、

及び連合団体である労働組合
又は全国的規模をもつ労働組合にあつては、

その役員は、

単位労働組合の組合員 又は その組合員の
直接無記名投票により選挙された
代議員の直接無記名投票により 選挙されること。

六 号

総会は、少くとも毎年一回開催すること。

七 号

すべての財源 及び使途、主要な寄附者の氏名
並びに現在の経理状況を示す会計報告は、

組合員によつて委嘱された
職業的に資格がある会計監査人による
正確であることの証明書とともに、

少くとも毎年一回組合員に公表されること。

八 号

同盟罷業は、

組合員 又は組合員の
直接無記名投票により選挙された

代議員の 直接無記名投票の過半数による
決定を経なければ 開始しないこと。

九 号

単位労働組合にあつては、

その規約は、
組合員の直接無記名投票による
過半数の支持を得なければ 改正しないこと、

及び連合団体である労働組合
又は全国的規模をもつ労働組合にあつては、

その規約は、単位労働組合の組合員

又は その組合員の
直接無記名投票により選挙された

代議員の直接無記名投票による
過半数の支持を得なければ改正しないこと。

1項

労働組合の代表者
又は労働組合の委任を受けた者は、

労働組合 又は組合員のために使用者
又は その団体と労働協約の締結
その他の事項に関して

交渉する権限を有する。

1項

使用者は、

次の各号に掲げる行為をしてはならない。

一 号

労働者が 労働組合の組合員であること、
労働組合に加入し、若しくはこれを結成しようとしたこと

若しくは労働組合の正当な行為をしたことの故をもつて、
その労働者を解雇し、
その他これに対して不利益な取扱いをすること

又は労働者が 労働組合に加入せず、
若しくは労働組合から 脱退することを雇用条件とすること。


ただし

労働組合が 特定の工場事業場に
雇用される労働者の過半数を代表する場合において、

その労働者が その労働組合の組合員であることを
雇用条件とする労働協約を
締結することを妨げるものではない。

二 号

使用者が 雇用する労働者の代表者と
団体交渉をすることを

正当な理由がなくて拒むこと。

三 号

労働者が

労働組合を結成し、若しくは運営することを支配し、
若しくはこれに介入すること、

又は労働組合の運営のための経費の支払につき
経理上の援助を与えること。


ただし

労働者が 労働時間中に
時間 又は賃金を失うことなく使用者と協議し、

又は交渉することを
使用者が 許すことを妨げるものではなく、

かつ、厚生資金 又は経済上の不幸
若しくは災厄を防止し、

若しくは救済するための
支出に実際に用いられる福利

その他の基金に対する使用者の寄附
及び最小限の広さの事務所の供与を除くものとする。

四 号

労働者が 労働委員会に対し

使用者が この条の規定に違反した旨の
申立てをしたこと

若しくは中央労働委員会に対し

第二十七条の十二第一項の規定による
命令に対する再審査の申立てをしたこと

又は労働委員会が
これらの申立てに係る調査 若しくは審問をし、
若しくは当事者に和解を勧め、

若しくは労働関係調整法(昭和二十一年法律第二十五号)による
労働争議の調整をする場合に 労働者が 証拠を提示し、

若しくは発言をしたことを理由として、
その労働者を解雇し、
その他これに対して不利益な取扱いをすること。

1項

使用者は、

同盟罷業 その他の争議行為であつて

正当なものによつて
損害を受けたことの故をもつて、

労働組合 又は その組合員に対し
賠償を請求することができない

1項

労働組合は、

共済事業 その他福利事業のために特設した基金を
他の目的のために流用しようとするときは、

総会の決議を経なければならない。

1項
労働組合は、左の事由によつて解散する。
一 号
規約で定めた解散事由の発生
二 号

組合員 又は構成団体の
四分の三以上の多数による 総会の決議

1項

この法律の規定に適合する旨の
労働委員会の証明を受けた労働組合は、

その主たる事務所の所在地において
登記することによつて法人となる。

2項

この法律に規定する ものの外、

労働組合の登記に関して必要な事項は、
政令で定める。

3項

労働組合に関して登記すべき事項は、

登記した後でなければ
第三者に対抗することができない

1項

法人である労働組合には、

一人 又は数人の代表者を置かなければならない。

2項

代表者が 数人ある場合において、
規約に別段の定めがないときは、

法人である労働組合の事務は、
代表者の過半数で決する。

1項

代表者は、

法人である労働組合の
すべての事務について、

法人である労働組合を代表する。


ただし

規約の規定に
反することはできず、

また、総会の決議に
従わなければならない。

1項

法人である労働組合の管理については、

代表者の代表権に加えた制限は、
善意の第三者に対抗することができない

1項

法人である労働組合の管理については、

代表者は、規約 又は総会の決議によつて
禁止されていないときに限り、

特定の行為の代理を
他人に委任することができる。

1項

法人である労働組合が

代表者の債務を保証すること
その他代表者以外の者との間において

法人である労働組合と代表者との利益が
相反する事項については、

代表者は、代表権を有しない。


この場合においては、

裁判所は、
利害関係人の請求により、

特別代理人を
選任しなければならない。

1項

一般社団法人及び一般財団法人に関する法律平成十八年法律第四十八号
第四条 及び第七十八条(第八条に規定する場合を除く)の
規定は、

法人である労働組合について準用する。

1項

解散した法人である 労働組合は、
清算の目的の範囲内において、

その清算の結了に至るまでは
なお存続するものとみなす。

1項

法人である労働組合が 解散したときは、
代表者が その清算人となる。


ただし
規約に別段の定めがあるとき、

又は総会において
代表者以外の者を選任したときは、

この限りでない。

1項

前条の規定により

清算人となる者がないとき、

又は清算人が欠けたため
損害を生ずるおそれがあるときは、

裁判所は、利害関係人の請求により、
清算人を選任することができる。

1項

重要な事由があるときは、

裁判所は、利害関係人の請求により、
清算人を解任することができる。

1項

清算人は、解散後二週間以内に

主たる事務所の所在地において、

その氏名 及び住所
並びに解散の原因 及び年月日の

登記をしなければならない。

2項

清算中に就職した清算人は、

就職後二週間以内に
主たる事務所の所在地において、

その氏名 及び住所の
登記をしなければならない。

1項
清算人の職務は、次のとおりとする。
一 号
現務の結了
二 号
債権の取立て 及び債務の弁済
三 号
残余財産の引渡し
2項

清算人は、
前項各号に掲げる職務を行うために

必要な一切の行為をすることができる。

1項

清算人は、

その就職の日から二月以内に
少なくとも三回の公告をもつて、

債権者に対し、一定の期間内に

その債権の申出をすべき旨の
催告をしなければならない。

この場合において、その期間は、
二月を下ることができない

2項

前項の公告には、

債権者が その期間内に
申出をしないときは

清算から 除斥されるべき旨を
付記しなければならない。


ただし、清算人は、

知れている債権者を
除斥することができない

3項

清算人は、
知れている債権者には、

各別に その申出の
催告をしなければならない。

4項

第一項の公告は、
官報に掲載してする。

1項

前条第一項の期間の経過後に
申出をした債権者は、

法人である労働組合の債務が 完済された後

まだ権利の帰属すべき者に
引き渡されていない財産に対してのみ、

請求をすることができる。

1項

清算中に

法人である労働組合の財産が

その債務を完済するのに
足りないことが 明らかになつたときは、

清算人は、
直ちに破産手続開始の申立てをし、

その旨を
公告しなければならない。

2項

清算人は、

清算中の 法人である労働組合が
破産手続開始の決定を受けた場合において、

破産管財人に
その事務を引き継いだときは、

その任務を終了したものとする。

3項

前項に規定する場合において、

清算中の 法人である労働組合が

既に債権者に支払い、
又は権利の帰属すべき者に

引き渡したものがあるときは、

破産管財人は、
これを取り戻すことができる。

4項

第一項の規定による公告は、
官報に掲載してする。

1項

解散した法人である労働組合の財産は、
規約で指定した者に帰属する。

2項

規約で権利の帰属すべき者を指定せず、
又は その者を指定する方法を定めなかつたときは、

代表者は、総会の決議を経て、

当該法人である
労働組合の目的に類似する目的のために、

その財産を処分することができる。

3項

前二項の規定により
処分されない財産は、国庫に帰属する。

1項

次に掲げる事件は、

法人である労働組合の
主たる事務所の所在地を管轄する

地方裁判所の管轄に属する。

一 号
特別代理人の選任に関する事件
二 号
法人である労働組合の清算人に関する事件
1項

法人である労働組合の
清算人の選任の裁判に対しては、

不服を申し立てることができない

1項

裁判所は、
第十三条の三の規定により

法人である労働組合の清算人を
選任した場合には、

法人である労働組合が
当該清算人に対して支払う報酬の額を

定めることができる。


この場合においては、

裁判所は、

当該清算人の
陳述を聴かなければならない。

第三章 労働協約

1項

労働組合と使用者 又は その団体との間の労働条件
その他に関する労働協約は、

書面に作成し、
両当事者が 署名し、

又は記名押印することによつて
その効力を生ずる。

1項

労働協約には、

三年をこえる
有効期間の定をすることができない

2項

三年をこえる
有効期間の定をした労働協約は、

三年の有効期間の定をした
労働協約とみなす。

3項

有効期間の定がない労働協約は、

当事者の一方が、署名し、
又は記名押印した文書によつて

相手方に予告して、解約することができる。

一定の期間を定める労働協約であつて、

その期間の経過後も 期限を定めず
効力を存続する旨の定があるものについて、

その期間の経過後も、同様とする。

4項

前項の予告は、

解約しようとする日の
少くとも九十日前しなければならない。

1項

労働協約に定める労働条件
その他の 労働者の待遇に関する

基準に違反する労働契約の部分は、

無効とする。


この場合において
無効となつた部分は、

基準の定めるところによる。


労働契約に
定がない部分についても、同様とする。

1項

一の工場事業場に常時使用される
同種の労働者の四分の三以上の数の労働者が

一の労働協約の適用を受けるに至つたときは、

当該工場事業場に使用される
他の同種の労働者に関しても、

当該労働協約が適用されるものとする。

1項

一の地域において従業する 同種の労働者の
大部分が

一の労働協約の適用を受けるに至つたときは、

当該労働協約の当事者の双方
又は一方の申立てに基づき、

労働委員会の決議により、
厚生労働大臣 又は都道府県知事は、

当該地域において従業する
他の同種の労働者 及び その使用者も

当該労働協約(第二項の規定により 修正があつたものを含む。)の
適用を 受けるべきことの
決定をすることができる。

2項

労働委員会は、
前項の決議をする場合において、

当該労働協約に
不適当な部分があると認めたときは、

これを修正することができる。

3項

第一項の決定は、公告によつてする。

第四章 労働委員会

第一節 設置、任務及び所掌事務並びに組織等

1項

労働委員会は、

使用者を代表する者(以下「使用者委員」という。)、
労働者を代表する者(以下「労働者委員」という。
及び公益を代表する者(以下「公益委員」という。

各同数をもつて組織する。

2項

労働委員会は、

中央労働委員会
及び都道府県労働委員会とする。

3項

労働委員会に関する事項は、

この法律に定めるもののほか、政令で定める。

1項

国家行政組織法昭和二十三年法律第百二十号
第三条第二項の規定に基づいて、

厚生労働大臣の所轄の下に、
中央労働委員会を置く。

2項

中央労働委員会は、
労働者が 団結することを擁護し、

及び 労働関係の
公正な調整を図ることを任務とする。

3項

中央労働委員会は、
前項の任務を達成するため、

第五条第十一条第十八条
及び第二十六条の規定による事務、

不当労働行為事件の審査等(第七条次節 及び第三節の規定による事件の処理をいう。以下同じ。)に
関する事務、

労働争議のあつせん、
調停 及び仲裁に関する事務

並びに 労働関係調整法
第三十五条の二 及び第三十五条の三の規定による事務

その他法律(法律に基づく命令を含む。)に基づき

中央労働委員会に
属させられた事務をつかさどる。

1項

中央労働委員会は、

使用者委員、労働者委員 及び公益委員
各十五人をもつて組織する。

2項

使用者委員は
使用者団体の推薦(使用者委員のうち 四人については、行政執行法人(独立行政法人通則法平成十一年法律第百三号第二条第四項に規定する 行政執行法人をいう。以下 この項次条第二項第二号 及び第十九条の十第一項において同じ。)の推薦)に基づいて、

労働者委員は
労働組合の推薦(労働者委員のうち 四人については、行政執行法人の労働関係に関する法律(昭和二十三年法律第二百五十七号)第二条第二号に規定する 職員(以下 この章において「行政執行法人職員」という。)が結成し、又は加入する労働組合の推薦)に基づいて、

公益委員は 厚生労働大臣が使用者委員
及び労働者委員の同意を得て作成した
委員候補者名簿に 記載されている者のうちから

両議院の同意を得て、内閣総理大臣が任命する。

3項

公益委員の任期が満了し、
又は欠員を生じた場合において、

国会の閉会 又は衆議院の解散のために
両議院の同意を得ることができないときは、

内閣総理大臣は、
前項の規定にかかわらず

厚生労働大臣が
使用者委員 及び労働者委員の

同意を得て作成した 委員候補者名簿に
記載されている者のうちから、

公益委員を 任命することができる。

4項

前項の場合においては、

任命後最初の国会で

両議院の事後の
承認を求めなければならない。


この場合において、

両議院の事後の
承認が得られないときは、

内閣総理大臣は、

直ちに その公益委員を
罷免しなければならない。

5項

公益委員の任命については、

そのうち七人以上
同一の政党に属することとなつてはならない。

6項

中央労働委員会の委員(次条から 第十九条の九までにおいて 単に「委員」という。)は、
非常勤とする。

ただし、公益委員のうち
二人以内は、常勤とすることができる。

1項

禁錮以上の刑に処せられ、

その執行を終わるまで、
又は執行を受けることがなくなるまでの者は、

委員となることができない

2項

次の各号いずれかに該当する者は、

公益委員となることができない

一 号
国会 又は地方公共団体の議会の議員
二 号

行政執行法人の役員、行政執行法人職員
又は行政執行法人職員が結成し、

若しくは加入する
労働組合の組合員 若しくは役員

1項

委員の任期は、二年とする。

ただし、補欠の委員の任期は、
前任者の残任期間とする。

2項
委員は、再任されることができる。
3項

委員の任期が満了したときは、

当該委員は、
後任者が 任命されるまで
引き続き在任するものとする。

1項

常勤の公益委員は、

在任中、次の各号いずれかに該当する行為を
してはならない。

一 号

政党 その他の政治的団体の役員となり、
又は積極的に政治運動をすること。

二 号

内閣総理大臣の許可のある場合を除くほか、

報酬を得て 他の職務に従事し、
又は営利事業を営み、

その他金銭上の利益を目的とする
業務を行うこと。

2項

非常勤の公益委員は、

在任中、
前項第一号に該当する行為をしてはならない。

1項

委員は、

第十九条の四第一項に規定する者に
該当するに至つた場合には、

その職を失う。

公益委員が 同条第二項各号
いずれかに該当するに至つた場合も、
同様とする。

2項

内閣総理大臣は、

委員が心身の故障のために
職務の執行ができないと認める場合

又は委員に 職務上の義務違反

その他委員たるに適しない
非行があると認める場合には、

使用者委員 及び労働者委員にあつては
中央労働委員会の同意を得て、

公益委員にあつては 両議院の同意を得て、
その委員を罷免することができる。

3項

前項の規定により、

内閣総理大臣が
中央労働委員会に対して、

使用者委員 又は労働者委員の
罷免の同意を求めた場合には、

当該委員は、その議事に参与することができない

4項

内閣総理大臣は、

公益委員のうち 六人

既に属している政党に
新たに属するに至つた公益委員を
直ちに罷免するものとする。

5項

内閣総理大臣は、

公益委員のうち 七人以上
同一の政党に属することとなつた場合(前項の規定に該当する場合を除く)には、

同一の政党に属する者が 六人になるように、
両議院の同意を得て、公益委員を罷免するものとする。

ただし、政党所属関係に異動のなかつた委員を
罷免することはできないものとする。

1項

委員は、別に法律の定めるところにより

俸給、手当 その他の給与を受け、
及び政令の定めるところにより

その職務を行うために要する
費用の弁償を受けるものとする。

1項
中央労働委員会に会長を置く。
2項
会長は、委員が公益委員のうちから 選挙する。
3項

会長は、中央労働委員会の会務を総理し、
中央労働委員会を代表する。

4項

中央労働委員会は、

あらかじめ 公益委員のうちから

委員の選挙により、
会長に故障がある場合において

会長を代理する委員を
定めておかなければならない。

1項

中央労働委員会に、

行政執行法人と その行政執行法人職員との間に
発生した紛争 その他の事件で地方において

中央労働委員会が処理すべきものとして

政令で定めるものに係る あつせん
若しくは調停

又は第二十四条の二第五項の規定による
手続に参与させるため、

使用者、労働者 及び公益を
それぞれ代表する地方調整委員を置く。

2項

地方調整委員は、
中央労働委員会の同意を得て、

政令で定める区域ごとに厚生労働大臣が任命する。

3項

第十九条の五第一項本文 及び第二項
第十九条の七第二項 並びに第十九条の八の規定は、

地方調整委員について準用する。

この場合において、

第十九条の七第二項
内閣総理大臣」とあるのは
厚生労働大臣」と、

使用者委員 及び労働者委員にあつては中央労働委員会の同意を得て、公益委員にあつては両議院」とあるのは
中央労働委員会」と

読み替えるものとする。

1項

中央労働委員会に
その事務を整理させるために事務局を置き、

事務局に会長の同意を得て

厚生労働大臣が任命する事務局長
及び必要な職員を置く。

2項

事務局に、
地方における 事務を分掌させるため、

地方事務所を置く。

3項

地方事務所の位置、名称
及び管轄区域は、

政令で定める。

1項

都道府県知事の所轄の下に、
都道府県労働委員会を置く。

2項

都道府県労働委員会は、

使用者委員、労働者委員 及び公益委員
各十三人各十一人各九人各七人
又は各五人のうち

政令で定める
数のものをもつて組織する。


ただし

条例で定めるところにより、

当該政令で定める数に
使用者委員、労働者委員 及び公益委員
各二人を加えた数のものをもつて

組織することができる。

3項

使用者委員は
使用者団体の推薦に基づいて、

労働者委員は
労働組合の推薦に基づいて、

公益委員は使用者委員
及び労働者委員の 同意を得て、

都道府県知事が任命する。

4項

公益委員の任命については、
都道府県労働委員会における 別表の上欄に掲げる
公益委員の数(第二項ただし書の規定により 公益委員の数を同項の政令で定める数に二人を加えた数とする都道府県労働委員会にあつては当該二人を加えた数)に応じ、

それぞれ同表の下欄に定める数以上の 公益委員が
同一の政党に属することとなつてはならない。

5項

公益委員は、

自己の行為によつて
前項の規定に抵触するに至つたときは、

当然退職するものとする。

6項
  • 第十九条の三第六項
  • 第十九条の四第一項
  • 第十九条の五
  • 第十九条の七第一項前段、
    第二項 及び第三項
  • 第十九条の八
  • 第十九条の九

並びに前条第一項の規定は、

都道府県労働委員会について
準用する。


この場合において、

第十九条の三第六項ただし書中
、常勤」とあるのは
「、条例で定めるところにより、常勤」と、

第十九条の七第二項
内閣総理大臣」とあるのは
「都道府県知事」と、

使用者委員 及び労働者委員にあつては中央労働委員会の同意を得て、公益委員にあつては両議院」とあるのは
「都道府県労働委員会」と、

同条第三項
内閣総理大臣」とあるのは
「都道府県知事」と、

使用者委員 又は労働者委員」とあるのは
「都道府県労働委員会の委員」と、

前条第一項
厚生労働大臣」とあるのは
「都道府県知事」と

読み替えるものとする。

1項

労働委員会は、

第五条第十一条
及び第十八条の規定によるもののほか

不当労働行為事件の審査等
並びに労働争議のあつせん、調停

及び仲裁をする権限を有する。

1項

労働委員会は、

公益上
必要があると認めたときは、

その会議を
公開することができる。

2項

労働委員会の会議は、
会長が招集する。

3項

労働委員会は、

  • 使用者委員、
  • 労働者委員

及び公益委員

各一人以上が
出席しなければ

会議を開き、
議決することができない

4項

議事は、
出席委員の過半数で決し、

可否同数のときは、
会長の決するところによる。

1項

労働委員会は、
その事務を行うために必要があると認めたときは、

使用者 又は その団体、労働組合
その他の関係者に対して、

出頭、報告の提出
若しくは必要な帳簿書類の提出を求め、

又は委員
若しくは労働委員会の職員(以下単に「職員」という。)に
関係工場事業場に臨検し、

業務の状況 若しくは帳簿書類
その他の物件を検査させることができる。

2項

労働委員会は、

前項の臨検
又は検査をさせる場合においては、

委員 又は職員に
その身分を証明する証票を携帯させ、

関係人に これを呈示させなければならない。

1項

労働委員会の委員
若しくは委員であつた者

又は職員 若しくは職員で
あつた者は、

その職務に関して知得した
秘密を漏らしてはならない。


中央労働委員会の
地方調整委員

又は地方調整委員であつた者も、
同様とする。

1項

第五条 及び第十一条の規定による
事件の処理 並びに不当労働行為事件の審査等(次条において「審査等」という。

並びに労働関係調整法
第四十二条の規定による
事件の処理には、

労働委員会の
公益委員のみが参与する。


ただし

使用者委員
及び労働者委員は、

第二十七条第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定により調査(公益委員の求めがあつた場合に限る
及び審問を行う手続

並びに第二十七条の十四第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の規定により
和解を勧める手続に参与し、

又は第二十七条の七第四項
及び第二十七条の十二第二項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による

行為をすることができる。

2項

中央労働委員会は、
常勤の公益委員に、

中央労働委員会に係属している
事件に関するもののほか

行政執行法人職員の
労働関係の状況

その他 中央労働委員会の
事務を処理するために

必要と認める事項の
調査を行わせることができる。

1項

中央労働委員会は、

会長が指名する公益委員
五人をもつて構成する合議体で、

審査等を行う。

2項

前項の規定にかかわらず
次の各号いずれかに該当する場合においては、

公益委員の
全員をもつて構成する合議体で、審査等を行う。

一 号

前項の合議体が、

法令の解釈適用について、

その意見が前に中央労働委員会のした
第五条第一項 若しくは第十一条第一項
又は第二十七条の十二第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による処分に反すると認めた場合

二 号

前項の合議体を構成する者の
意見が分かれたため、

その合議体としての意見が定まらない場合

三 号

前項の合議体が、

公益委員の全員をもつて構成する合議体で
審査等を行うことを相当と認めた場合

四 号

第二十七条の十第三項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による

異議の申立てを審理する場合

3項

都道府県労働委員会は、

公益委員の全員をもつて構成する合議体で、
審査等を行う。


ただし、

条例で定めるところにより、

会長が指名する公益委員
五人又は七人をもつて構成する合議体で、
審査等を行うことができる。

この場合において、
前項第一号及び第四号除く)の規定は、

都道府県労働委員会について準用する。

4項

労働委員会は、
前三項の規定により審査等を行うときは、

一人 又は数の公益委員に審査等の手続(第五条第一項第十一条第一項第二十七条の四第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。 )、第二十七条の七第一項 当事者 若しくは証人に陳述させ、又は提出された物件を留め置く部分を除き第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。 )、第二十七条の十第二項 並びに同条第四項 及び第二十七条の十二第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。 )の規定による処分 並びに第二十七条の二十の申立てを除く次項において同じ。)の
全部 又は一部を行わせることができる。

5項

中央労働委員会は、

公益を代表する地方調整委員に、
中央労働委員会が行う審査等の手続のうち、

第二十七条第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定により

調査 及び審問を行う手続
並びに第二十七条の十四第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定により

和解を勧める手続の全部
又は一部を行わせることができる。


この場合において、

使用者を代表する地方調整委員
及び労働者を代表する地方調整委員は、

これらの手続(調査を行う手続にあつては公益を代表する地方調整委員の求めがあつた場合に限る)に
参与することができる。

1項

中央労働委員会は、

行政執行法人職員の労働関係に係る事件のあつせん、
調停、仲裁 及び処分(行政執行法人職員が結成し、又は加入する労働組合に関する第五条第一項 及び第十一条第一項の規定による処分については、政令で定めるものに限る)について、
専属的に管轄するほか、

二以上の都道府県にわたり、
又は全国的に重要な問題に係る事件の

あつせん、調停、仲裁 及び処分について、
優先して管轄する。

2項

中央労働委員会は、

第五条第一項第十一条第一項
及び第二十七条の十二第一項の規定による

都道府県労働委員会の処分を取り消し、承認し、
若しくは変更する完全な権限をもつて再審査し、

又は その処分に対する
再審査の申立てを却下することができる。

この再審査は、

都道府県労働委員会の処分の
当事者のいずれか一方の申立てに基づいて、

又は職権で、行うものとする。

1項

中央労働委員会は、

その行う手続

及び都道府県労働委員会が行う
手続に関する規則を定めることができる。

2項

都道府県労働委員会は、
前項の規則に違反しない限りにおいて、

その会議の招集に関する事項

その他の政令で定める 事項に関する規則を
定めることができる。

第二節 不当労働行為事件の審査の手続

1項

労働委員会は、

使用者が 第七条の規定に違反した旨の
申立てを受けたときは、

遅滞なく調査を行い、
必要があると認めたときは、

当該申立てが
理由があるかどうかについて

審問を行わなければならない。


この場合において、

審問の手続においては、
当該使用者 及び申立人に対し、

証拠を提出し、証人に反対尋問をする
充分な機会が与えられなければならない。

2項

労働委員会は、

前項の申立てが、
行為の日(継続する行為にあつては その終了した日)から
一年を経過した事件に係るものであるときは、

これを受けることができない

1項

公益委員は、

次の各号いずれかに
該当するときは、

審査に係る職務の執行から
除斥される。

一 号

公益委員 又は その配偶者
若しくは配偶者であつた者が

事件の当事者 又は法人である
当事者の代表者であり、

又はあつたとき。

二 号

公益委員が事件の当事者の

  • 四親等以内の血族、
  • 三親等以内の姻族

又は同居の親族であり、

又はあつたとき。

三 号

公益委員が事件の当事者の

  • 後見人、
  • 後見監督人、
  • 保佐人、
  • 保佐監督人、
  • 補助人

又は補助監督人であるとき。

四 号

公益委員が事件について

証人となつたとき。

五 号

公益委員が事件について

当事者の代理人であり、又はあつたとき。

2項

前項に規定する
除斥の原因があるときは、

当事者は、
除斥の申立てをすることができる。

1項

公益委員について
審査の公正を妨げるべき事情があるときは、

当事者は、これを忌避することができる。

2項

当事者は、事件について

労働委員会に対し書面
又は口頭をもつて陳述した後は、

公益委員を
忌避することができない


ただし

忌避の原因があることを
知らなかつたとき、

又は忌避の原因がその後に生じたときは、
この限りでない。

1項

除斥 又は忌避の申立てについては、

労働委員会が決定する。

2項

除斥 又は忌避の
申立てに係る公益委員は、

前項の規定による
決定に関与することができない


ただし

意見を述べることができる。

3項

第一項の規定による決定は、
書面によるものとし、

かつ、理由を付さなければならない。

1項

労働委員会は、
除斥 又は忌避の申立てがあつたときは、

その申立てについての
決定があるまで

審査の手続を
中止しなければならない。


ただし

急速を要する行為については
この限りでない。

1項

労働委員会は、審問開始前に、

当事者双方の意見を聴いて、
審査の計画を定めなければならない。

2項

前項の審査の計画においては、

次に掲げる事項を定めなければならない。

一 号

調査を行う手続において
整理された争点 及び証拠(その後 の審査の手続における 取調べが必要な証拠として整理されたものを含む。

二 号

審問を行う期間 及び回数
並びに尋問する証人の数

三 号

第二十七条の十二第一項の 命令の交付の予定時期

3項

労働委員会は、

審査の現状 その他の事情を考慮して
必要があると認めるときは、

当事者双方の意見を聴いて、
審査の計画を変更することができる。

4項

労働委員会 及び当事者は、

適正かつ迅速な審査の実現のため、

審査の計画に基づいて 審査が行われるよう
努めなければならない。

1項

労働委員会は、

当事者の申立てにより 又は職権で、

調査を行う手続においては
第二号に掲げる方法により、

審問を行う手続においては
次の各号に掲げる方法により
証拠調べをすることができる。

一 号

事実の認定に必要な限度において、

当事者 又は証人に
出頭を命じて陳述させること。

二 号

事件に関係のある帳簿書類
その他の物件であつて、

当該物件によらなければ

当該物件により 認定すべき事実を認定することが
困難となるおそれがあると認めるもの(以下「物件」という。)の
所持者に対し、

当該物件の提出を命じ、又
は提出された物件を留め置くこと。

2項

労働委員会は、
前項第二号の規定により
物件の提出を命ずる処分(以下「物件提出命令」という。)を
するかどうかを 決定するに当たつては、

個人の秘密 及び事業者の事業上の
秘密の保護に配慮しなければならない。

3項

労働委員会は、
物件提出命令をする場合において、

物件に提出を命ずる必要がないと認める部分
又は前項の規定により

配慮した結果提出を命ずることが
適当でないと認める部分があるときは、

その部分を除いて
提出を命ずることができる。

4項

調査 又は審問を行う手続に参与する
使用者委員 及び労働者委員は、

労働委員会が第一項第一号の規定により
当事者 若しくは証人に出頭を命ずる処分(以下「証人等出頭命令」という。
又は物件提出命令をしようとする場合には、

意見を述べることができる。

5項

労働委員会は、
職権で証拠調べをしたときは、

その結果について、
当事者の意見を聴かなければならない。

6項

物件提出命令の申立ては、

次に掲げる事項を
明らかにしてしなければならない。

一 号
物件の表示
二 号
物件の趣旨
三 号
物件の所持者
四 号
証明すべき事実
7項

労働委員会は、
物件提出命令をしようとする場合には、

物件の所持者を審尋しなければならない。

8項

労働委員会は、
物件提出命令をする場合には、

第六項各号第三号を除く)に掲げる
事項を明らかにしなければならない。

1項

労働委員会が
証人に陳述させるときは、

その証人に宣誓をさせなければならない。

2項

労働委員会が
当事者に陳述させるときは、

その当事者に宣誓をさせることができる。

1項

民事訴訟法平成八年法律第百九号
第百九十六条第百九十七条
及び第二百一条第二項から 第四項までの規定は、

労働委員会が証人に陳述させる手続に、
同法第二百十条の規定において準用する
同法第二百一条第二項の規定は、

労働委員会が当事者に
陳述させる手続について準用する。

1項

都道府県労働委員会の証人等出頭命令
又は物件提出命令(以下この条において「証人等出頭命令等」という。)を
受けた者は、

証人等出頭命令等について
不服があるときは、

証人等出頭命令等を受けた日から
一週間以内天災 その他 この期間内に審査の申立てをしなかつたことについて やむを得ない理由があるときは、その理由がやんだ日の翌日から起算して一週間以内)に、

その理由を記載した書面により、

中央労働委員会に
審査を申し立てることができる。

2項

中央労働委員会は、

前項の規定による
審査の申立てを理由があると認めるときは、

証人等出頭命令等の
全部 又は一部を取り消す。

3項

中央労働委員会の
証人等出頭命令等を受けた者は、

証人等出頭命令等について
不服があるときは、

証人等出頭命令等を受けた日から
一週間以内天災 その他 この期間内に異議の申立てをしなかつたことについて やむを得ない理由があるときは、その理由がやんだ日の翌日から起算して一週間以内)に、

その理由を記載した書面により、
中央労働委員会に異議を申し立てることができる。

4項

中央労働委員会は、

前項の規定による
異議の申立てを理由があると認めるときは、

証人等出頭命令等の全部
若しくは一部を取り消し、

又はこれを変更する。

5項

審査の申立て 又は異議の申立ての審理は、
書面による。

6項

中央労働委員会は、

職権で 審査申立人 又は異議申立人を
審尋することができる。

1項

労働委員会は、

審問を妨げる者に対し
退廷を命じ、

その他審問廷の 秩序を維持するために
必要な措置を執ることができる。

1項

労働委員会は、
事件が命令を発するのに熟したときは、

事実の認定をし、この認定に基づいて、

申立人の請求に係る
救済の全部 若しくは一部を認容し、

又は申立てを棄却する命令(以下「救済命令等」という。)を
発しなければならない。

2項

調査 又は審問を行う手続に参与する
使用者委員 及び労働者委員は、

労働委員会が
救済命令等を発しようとする場合は、

意見を述べることができる。

3項

第一項の事実の認定 及び救済命令等は、
書面によるものとし、

その写しを 使用者 及び申立人に
交付しなければならない。

4項

救済命令等は、

交付の日から 効力を生ずる。

1項

使用者が 救済命令等について

第二十七条の十九第一項の期間内に
同項の取消しの 訴えを提起しないときは、

救済命令等は、確定する。

2項

使用者が 確定した救済命令等に
従わないときは、

労働委員会は、

使用者の住所地の地方裁判所に
その旨を通知しなければならない。


この通知は、
労働組合 及び労働者もすることができる。

1項

労働委員会は、
審査の途中において、

いつでも、当事者に
和解を勧めることができる。

2項

救済命令等が確定するまでの間に

当事者間で和解が成立し、
当事者双方の申立てがあつた場合において、

労働委員会が

当該和解の内容が
当事者間の労働関係の正常な秩序を維持させ、
又は確立させるため適当と認めるときは、

審査の手続は終了する。

3項

前項に規定する場合において、

和解(前項の規定により 労働委員会が適当と認めたものに限る次項において同じ。)に
係る事件について

既に発せられている救済命令等は、その効力を失う。

4項

労働委員会は、

和解に金銭の一定額の支払
又は その他の代替物

若しくは有価証券の一定の数量の
給付を内容とする合意が含まれる場合は、

当事者双方の申立てにより、

当該合意について
和解調書を作成することができる。

5項

前項の和解調書は、

強制執行に関しては、

民事執行法昭和五十四年法律第四号
第二十二条第五号に掲げる

債務名義とみなす。

6項

前項の規定による

債務名義についての 執行文の付与は、
労働委員会の会長が行う。

民事執行法
第二十九条後段の
執行文 及び文書の謄本の送達も、

同様とする。

7項

前項の規定による
執行文付与に関する異議についての裁判は、

労働委員会の所在地を管轄する
地方裁判所においてする。

8項

第四項の和解調書
並びに第六項後段の執行文

及び文書の謄本の送達に関して
必要な事項は、

政令で定める。

1項

使用者は、

都道府県労働委員会の救済命令等の
交付を受けたときは、

十五日以内天災 その他 この期間内に再審査の申立てをしなかつたことについて やむを得ない理由があるときは、その理由がやんだ日の翌日から起算して一週間以内)に
中央労働委員会に 再審査の申立てをすることができる。


ただし、この申立ては、
救済命令等の効力を停止せず、

救済命令等は、
中央労働委員会が第二十五条第二項の規定による
再審査の結果、

これを取り消し、又は変更したときは、
その効力を失う。

2項

前項の規定は、

労働組合 又は労働者が

中央労働委員会に対して行う
再審査の申立てについて準用する。

1項

中央労働委員会は、

第二十七条の十九第一項の訴えに基づく
確定判決によつて

都道府県労働委員会の 救済命令等の全部
又は一部が支持されたときは、

当該救済命令等について、
再審査することができない

1項
  • 第二十七条第一項
  • 第二十七条の二から 第二十七条の九まで
  • 第二十七条の十第三項から 第六項まで

及び第二十七条の十一から 第二十七条の十四までの規定は、

中央労働委員会の
再審査の手続について準用する。


この場合において、

第二十七条の二第一項第四号
とき」とあるのは
「とき 又は事件について 既に発せられている都道府県労働委員会の救済命令等に関与したとき」と

読み替えるものとする。

1項

労働委員会は、迅速な審査を行うため、

審査の期間の目標を定めるとともに、

目標の達成状況 その他の審査の
実施状況を公表するものとする。

第三節 訴訟

1項

使用者が

都道府県労働委員会の
救済命令等について

中央労働委員会に
再審査の申立てをしないとき、

又は 中央労働委員会が
救済命令等を発したときは、

使用者は、救済命令等の交付の日から
三十日以内に

救済命令等の取消しの訴えを
提起することができる。

この期間は、不変期間とする。

2項

使用者は、

第二十七条の十五第一項
規定により

中央労働委員会に
再審査の申立てをしたときは、

その申立てに対する
中央労働委員会の救済命令等に対してのみ、

取消しの訴えを
提起することができる。


この訴えについては、

行政事件訴訟法昭和三十七年法律第百三十九号
第十二条第三項から 第五項までの規定は、

適用しない

3項

前項の規定は、

労働組合 又は労働者が

行政事件訴訟法
定めるところにより 提起する

取消しの訴えについて準用する。

1項

前条第一項の規定により使用者が
裁判所に訴えを提起した場合において、

受訴裁判所は、
救済命令等を発した労働委員会の申立てにより、

決定をもつて、使用者に対し

判決の確定に至るまで
救済命令等の全部 又は一部に従うべき旨を命じ、

又は当事者の申立てにより、
若しくは職権で

この決定を取り消し、
若しくは変更することができる。

1項

労働委員会が
物件提出命令をしたにもかかわらず

物件を提出しなかつた者(審査の手続において 当事者でなかつた者を除く)は、

裁判所に対し、

当該物件提出命令に係る物件により
認定すべき事実を 証明するためには、

当該物件に係る
証拠の申出をすることができない


ただし

物件を提出しなかつたことについて

正当な理由があると
認められる場合は、

この限りでない。

第四節 雑則

1項

中央労働委員会は、
都道府県労働委員会に対し、

この法律の規定により
都道府県労働委員会が処理する事務について、

報告を求め、又は 法令の適用
その他当該事務の処理に関して必要な勧告、助言

若しくは その委員 若しくは事務局職員の研修
その他の援助を行うことができる。

1項

都道府県労働委員会は、

その処分(行政事件訴訟法第三条第二項に規定する 処分をいい、第二十四条の二第四項の規定により 公益委員がした処分 及び同条第五項の規定により 公益を代表する地方調整委員がした処分を含む。次項において同じ。)に係る

行政事件訴訟法
第十一条第一項同法第三十八条第一項において準用する 場合を含む。次項において同じ。)の
規定による

都道府県を被告とする
訴訟について、

当該都道府県を代表する。

2項

都道府県労働委員会は、

公益委員、事務局長 又は事務局の職員で
その指定するものに

都道府県労働委員会の 処分に係る

行政事件訴訟法
第十一条第一項の規定による
都道府県を被告とする訴訟

又は都道府県労働委員会を
当事者とする訴訟を行わせることができる。

1項

第二十二条第一項の規定により
出頭を求められた者

又は第二十七条の七第一項第一号第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の証人は、

政令の定めるところにより、
費用の弁償を受けることができる。

1項

労働委員会がする処分(第二十四条の二第四項の規定により 公益委員がする処分 及び同条第五項の規定により 公益を代表する地方調整委員がする処分を含む。)については、

行政手続法平成五年法律第八十八号
第二章 及び第三章の規定は、適用しない

1項

労働委員会がする処分(第二十四条の二第四項の規定により 公益委員がする処分 及び同条第五項の規定により 公益を代表する地方調整委員がする処分を含む。
又は その不作為については、

審査請求をすることができない

第五章 罰則

1項

救済命令等の全部 又は一部が

確定判決によつて
支持された場合において、

その違反があつたときは、
その行為をした者は、

一年以下の禁錮
若しくは百万円以下の罰金に処し、

又はこれを併科する。

1項

第二十七条の八第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定により

宣誓した証人が
虚偽の陳述をしたときは、

三月以上 十年以下の懲役に処する。

1項

第二十三条の規定に違反した者は、

一年以下の懲役 又は三十万円以下の罰金に処する。

1項

第二十二条の規定に違反して報告をせず、
若しくは虚偽の報告をし、

若しくは帳簿書類の提出をせず、
又は同条の規定に違反して出頭をせず、

若しくは同条の規定による
検査を拒み、妨げ、若しくは忌避した者は、

三十万円以下の罰金に処する。

1項

法人の代表者 又は法人
若しくは人の代理人、使用人
その他の従業者が、

その法人 又は人の業務に関して
前条の違反行為をしたときは、

行為者を罰するほか、
その法人 又は人に対しても同条の刑を科する。

1項

使用者が 第二十七条の二十の規定による
裁判所の命令に違反したときは、

五十万円当該命令が作為を命ずるものであるときは、その命令の日の翌日から起算して不履行の日数が五日を超える場合には その超える日数一日につき 十万円の割合で算定した金額を加えた金額
以下の過料に処する。


第二十七条の十三第一項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定により

確定した救済命令等に違反した場合も、
同様とする。

1項

次の各号いずれかに該当する者は、

三十万円以下の過料に処する。

一 号

正当な理由がないのに、

第二十七条の七第一項第一号第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による 処分に違反して出頭せず、又は陳述をしない者

二 号

正当な理由がないのに、

第二十七条の七第一項第二号第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による 処分に違反して物件を提出しない者

三 号

正当な理由がないのに、

第二十七条の八第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による 処分に違反して宣誓をしない者

1項

第二十七条の八第二項第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定により

宣誓した当事者が
虚偽の陳述をしたときは、

三十万円以下の過料に処する。

1項

第二十七条の十一第二十七条の十七の規定により準用する場合を含む。)の
規定による 処分に違反して審問を妨げた者は、

十万円以下の過料に処する。

1項

法人である労働組合の清算人は、

次の各号いずれかに
該当する場合には、

五十万円以下の過料に処する。

一 号

第十三条の五に規定する
登記を怠つたとき。

二 号

第十三条の七第一項
又は第十三条の九第一項の公告を怠り、

又は不正の公告をしたとき。

三 号

第十三条の九第一項の規定による

破産手続開始の申立てを怠つたとき。

四 号

官庁 又は総会に対し、

不実の申立てをし、
又は事実を隠ぺいしたとき。

2項

前項の規定は、

法人である労働組合の代表者が
第十一条第二項の規定に基いて発する

政令で定められた登記事項の
変更の登記をすることを怠つた場合において、

その代表者につき 準用する。